概要
講談社キャラクター文庫から発売されている『仮面ライダー電王』の小説。著者は電王のプロデューサーなどを務めた白倉伸一郎。
テレビシリーズと設定が変わっており、テレビ本編の後日談というよりはパラレルの話とされている。
主な変更点
- 特異点の概念がない。
- モモタロスを始めとした味方イマジンが実体化せず、良太郎や侑斗の頭の中で日常生活を謳歌している。
- 2013年でもハナや良太郎が子供にならないほかゼロノスがベガフォームに変身できる。
- 超クライマックスフォームは登場するが、超電王トリロジーの出来事は起こっていない。
登場人物(今作オリジナルの人物のみ記載)
- 青砥健介
「未来を知る男」と呼ばれる資産家。東京スカイツリーを超える高層建築物「東京ワールドタワー」とその周辺の商業施設を作るため、ミルク・ディッパーを含む地元商店街に立ち退きを要求している。過去に何かあったらしく、動物を含むすべての生物を信用していない。
ジェイドという子犬をいつも抱いているが、時折邪険に扱っている。
- 津野崎
青砥の秘書兼ボディガード。中々読めない人物。
- 北浦
北浦酒店という酒屋を経営する商店街副会長。東京ワールドタワー建築に賛成しており、商店街を説得して回っている。
- 佑馬
北浦の孫。酒と酒飲人を嫌っている。
- 魔犬
青砥の周りに時々出没する謎の犬。犬ではありえない体格を持ち、オッドアイの眼と火花や炎で包まれた体毛が特徴。一瞬で消え失せる。
良太郎とモモタロスが冒頭で倒した敵イマジン。「~っス」と付けて喋る。
高速連続パンチが武器。
鶏と呼ばれる。