本項には仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬のネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください
「ぼくも言っておくよ。ぼくはニワトリじゃあなくて、七面鳥だもん」
概要
小説『仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』に登場。
2013年にやって来た未来人のエネルギー体が、相場師の青砥健介が可愛がっている愛犬・翡翠の思い描く好物のターキーのパストラミの材料である“七面鳥”をイメージして実体化した敵イマジン。
「~だもん」と語尾につける子供っぽい口調で喋る。ちなみに一人称は「ぼく」。
動物を契約者として実体化するというイレギュラー的な経緯で誕生した敵イマジンで、モモタロスは仕切りにチキン(鶏)野郎‼と罵っていたが、本人が劇中で言っていたようにモチーフは“七面鳥(ターキー)”である(作中では七面鳥のイマジンと書かれている為、イマジンの名前の法則で言えばターキーイマジンが正式な名称かもしれないが…)。一応、七面鳥もニワトリと同じくキジ科に属する鳥である。
本作で起きた事件を裏で操る真の黒幕で、翡翠の飼い主である青砥健介を護りたいという願いを叶える為に(どうやったのかは分からないが)翡翠を化け物の姿へと変えた後、リーマンショックが起きた2008年9月15日へと飛び、青砥にその日に起きる出来事を伝えて歴史を改変し、自分達では手が出せない分岐点の鍵を握ると思われる“ミルクディッパー”を排除する事で(恐らく)自分たちの未来と現代を繋げようと画策していた。
七面鳥がモチーフだけに飛ぶことはあまり得意ではないようで飛べる距離も短く、特殊能力の様な物も持っていないようだが、その実態は頭の切れる策略家であり、予め電王の妨害を受けることを見越して自身から電王たちの目を遠ざける為に配下のキャットイマジンを囮に使って時間稼ぎを行う事で自身の気配を消そうとしたり、自身の存在までたどり着かれた時はのらりくらりと電王の攻撃を避けて時間稼ぎをしてリーマンショックで大損しない様に青舐へその日に起きる事を伝えようとするなどの行為を見せていた。
電王との対決では上記の様に時間稼ぎを行って目論見を成功させようと試みるが、健闘むなしく、最後はソードフォームの『エクストリームスラッシュ』を受け爆散。
その後イメージを暴走させてギガンデスヘブンに変貌するが、最終的にデンライナーの攻撃を受け倒された。
余談
なお、モチーフは上述の通りだが、シチメンチョウが登場する昔話はアメリカに伝わる『ラピンさんと七面鳥』が存在する。