概要
ワールドタワーの魔犬に続く仮面ライダー電王の小説化作品の一つで、レーベルは講談社キャラクター文庫。著者は電王シリーズのプロデューサーの白倉伸一郎。
主人公は仮面ライダー電王こと野上良太郎ではなく、仮面ライダーゼロノス/桜井侑斗と相棒のデネブとなっていて、サブライダーが主役となる作品は、鎧武、鎧武外伝斬月、マッハサーガに続いて4作目となる。それまでの(番外編を除き)近現代・未来で完結している事の多かったタイムトラベル作品の中では異色の本格SF歴史小説となっている。
タイトルの勧進帳とは義経伝説を基にした歌舞伎の演目の一つであり、元は寺院への寄付を求める巻物の事を指した。
本の帯での白倉曰く、「映像化不可能!」。理由は推して知るべし。
時系列について
物語開始時点で2008年6月10日から11日あたり。時期的には「仮面ライダー電王」最終回の後という位置付けのようである。また、侑斗たちが活躍するのは壇ノ浦の戦いを終えた源義経がいる12世紀ごろの日本である。