概要
1997年、『セピア』でデビュー(この当時のペンネームは松井かつのりだった)。その後、一本の読み切りを発表した後にペンネームをキユに変更する。
2000年、週刊少年ジャンプにおいて『ロケットでつきぬけろ!』で連載デビューを果たすが、10週で打ち切りという結果に終わる。
その後も読み切りや連載を発表するが人気を得ることができず、普通であれば人々の記憶に残るほどでもない漫画家として終わるはずだった。
Live Like a Rocket!
読者にインパクトを与えることになったのは、『ロケットでつきぬけろ!』連載時の巻末の作者コメントの内容だった。その奇妙とも言えるユニークな内容から、コアなファンを獲得するようになった。
そして、最終回での巻末コメント
「痛みを知らない子供が嫌い。心を失くした大人が嫌い。優しい漫画が好き。バイバイ」
こうして彼は週刊少年ジャンプを突き抜けていったのである。
その後
2006年、ペンネームを本名の松井勝法に変更し、ビジネスジャンプ(同誌休刊後はグランドジャンプ公式サイト)において『ソムリエール』(原作:城アラキ、監修:堀賢一)を連載。
同作品は コミックス累計100万部を突破 し、成功を収める。
『月刊コミックゼノン』にて女子総合格闘技マンガ『ハナカク-The Last Girl Standing-』を2015年まで連載、2018年に全ての権利を手元に戻し、副題を『勇気の物語』に変更して『ハナカク』を著作権フリーにしてpixivを始めとした各媒体で無料公開している。
その後も活動の場を広げ続け、過去にはプロフィールに自ら伝説の打ち切り漫画家(pixiv)、打ち切り漫画家2.0(X(旧Twitter))と記載していた。
現在は「まつい」という名前で活動しており、上記のような記載は無い。