概要
鶏肉を棒で叩いて柔らかくしたことが名の由来といわれる。数百年前の楽山漢陽が発祥で、1920年代に成都へ伝えられた。
細切り、ないし細かく割いた鶏肉にネギの細切りを添え、芝麻醤(チーマチャン。ゴマを用いた調味料)、醤油、砂糖、酢、辣油(ラーヨウ)、ごま油、ネギ、生姜などが利いた、四川風のピリ辛ゴマだれをかけて供される。
日本風中華のバンバンジー
陳建民によって日本人向けのアレンジが施されたもの。芝麻醤をベースにした辛くないソースとキュウリの細切りやトマト、塩抜きした塩漬けクラゲの細切り等を添えたオードブル仕立ての一品となっている。四川は内陸のため、日本のように生野菜を添えることはない。
1950年代前半、棒棒鶏を提供しようとしたが、本場の調味料が入手困難だったことと、日本向けに辛さを抑えたアレンジをしたことで、日本風のバンバンジーが作られた。
関連タグ
バンバンジー:表記ゆれなど