概要
短めの黒髪と顔にそばかすがあるのが特徴。
修学旅行の行きの新幹線に乗車する前に加藤さんおよび他の加藤班メンバーと談笑している姿が描かれており、体育祭でも騎馬戦で加藤さん、岡田茜、根元陽菜と共に騎馬を組んでいる。
3年進級後は4組に属し5組の加藤さんとはクラスが分かれるが、英和辞典の貸し借りをしたり、5組に赴いて昼食を共にしたり(喪134)、一緒に受験勉強していたように関係性に変化はないようである。卒業後の進路は田中真子と同じ千葉西大学への進学(喪146)を希望している。
佐々木風夏、成田美保ともクラスが異なるが気軽に話しているので明日香と同様に友人である。
普段は眼鏡をかけないが勉強のときはかけている姿も見られる(喪155)。
夏合宿では同じ国公立大学進学希望の小宮山琴美、伊藤光と同室である。
喪173でフルネームが楠夏帆と判明する。大浴場のロッカーの暗証番号の描写から9月18日が誕生日であると思われる。
わたモテの登場人物で誕生日が判明している数少ない人物である(もう一人は小宮山琴美で誕生日は11月21日)。
喪155で明日香が智子に胸を触る?と問いかけた時は驚いてた様子だが、それ以降は智子が謹慎中の時に食堂で明日香が虚ろな表情の時も隣で優雅にパスタを食べてたり、夏合宿では琴美の言動にドン引く事無く普通に接してたりと大らかな包容力のある性格のようだ。
その包容力は幽体離脱仕掛けた琴美を現世に戻すほどである。
ただし伊藤さんがロッカーの暗証番号を「ことみ(5103)」と口にしたときは驚いていた様子だった(伊藤さん曰く「私が引かれた!」)。
夏帆がメイクしているのに興味を持ったのがきっかけで、彼女に二重瞼のメイクをしている。
その時過去に明日香からメイクされたのを思い出していた。
尚、これがきっかけで後に明日香が伊藤さんにメイクをすることになる。
彼女の苗字の由来は千葉ロッテマリーンズの楠貴彦コーチだと推測される。
小説アンソロジーでは短編"夏帆"にて主人公を務める。
内心では自身を地味な人間と評価しており、自己評価は低く、わずかに未来が違っていれば自分も黒木智子のような人間になっていたかもしれないと述懐している。
実際、1年次ではコミュニケーションが下手で友人もほとんどできず、二年次に加藤明日香とかかわり、友人になることで少しずつ自信を得、やがて他の友人にも恵まれていく。
本短編では自分が変わるきっかけを与えてくれた加藤明日香への執着が強く描写されており、しだいに遠のいていく彼女の存在に苦悩することになる。
関連イラスト
楠夏帆は名前が判明したのが喪146でフルネームが判明したのが喪173なので、苗字不明な期間の投稿作品には夏帆のタグが付けられている(一部は「楠夏帆」に修正あるいは「夏帆」「楠夏帆」と併記されている)。