概要
東方ロストワードのメインストーリー第4章「永遠戦線」にて登場した、『常夏の幻想郷』の博麗霊夢。
元の世界と同様『博麗の巫女』であるのだが、この霊夢が住む世界群に限っては『海巫女』でもある。
海と共に生き、海とともに暮らし、なんとなく海面の水位がちょっとずつ上がってきていると感じてはいたが、博麗神社は霊夢の代でついに水没してしまった。
今も博麗神社は東の方角の海底で眠り続けているため、日の出に向かって手を合わせている。
霊夢がいつも着ている巫女服を模した女児水着のワンピースタイプに近い水着で頭にサングラス、腕に袖代わりのタオル、手に陰陽玉が入ったビーチボールを持っている。
汎異記号は『C3』。「常夏に酔う世界群」とされている。
プレイアブル化
実装形態 | エピック限定 |
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式 | 速攻式 |
気質 | 行楽日和 |
拡散 | 陰陽スパイク(海) |
集中 | 陰陽シュート(海) |
スペカ1 | 宝符『踊る陰陽ビーチボール』 |
スペカ2 | 宝具『陰陽ビーチボール飛鳥井』 |
ラスワ | 『夢想転生 汀』 |
テーマ曲
常夏世界の霊夢のテーマ曲は、豚乙女の「響縁」。原曲は「少女綺想曲 ~ Dream Battle」。
余談
気質は「行楽日和」。遊びに行くのにふさわしい天気、もしくはよく晴れた日のこと。
スペルカードは東方緋想天ストーリーモードのCPUが使う宝符「踊る陰陽玉」と東方心綺楼以降の自機スペカ宝具「陰陽飛鳥井」のアレンジ。どちらも『宝具』を符名としていて、陰陽玉を扱う技となっている。また、宝具「陰陽飛鳥井」は東方憑依華のCPU限定スペカとして、霊夢が完全憑依した茨木華扇が龍蹴符「ドラゴンズ飛鳥井キック」という技で使用している。
宝具「陰陽飛鳥井」の「飛鳥井」とは飛鳥井家のことで、飛鳥井家は蹴鞠の名家として知られる。弾幕の名前「〇〇式ビーチ蹴り」の〇〇に入る名前は、それぞれ飛鳥井家の人物が元ネタ(それにしてももし常夏世界に飛鳥井家が存在するとしたら、蹴鞠がどのようなものに変わっているのだろうか?)。
- 「マサツナ」・・・飛鳥井雅綱。飛鳥井家10代当主。戦国時代に北条氏康に蹴鞠作法を伝授、さらに織田信長に請われ尾張国に蹴鞠を伝授するため出かけた。
- 「マサトシ」・・・飛鳥井雅俊。雅俊の父親で戦国時代の公卿・歌人。
- 「マサヨ」・・・飛鳥井雅世。飛鳥井家7代当主。室町時代中期にかけて室町幕府3代将軍・足利義満などに仕える。
- 「マサアリ」・・・飛鳥井雅有。飛鳥井家3代当主。鎌倉時代中期〜後期にかけて、鎌倉幕府の信頼を受けて京都や鎌倉で活動した。
- 「ノリサダ」・・・飛鳥井教定。雅有の父親で飛鳥井家2代当主。鎌倉時代前期から中期にかけて活動していた公卿・歌人であり、鎌倉幕府とも関係が深かった。
- 「マサツネ」・・・飛鳥井雅経。平安時代末期〜鎌倉時代前期にかけての公卿・歌人。百人一首では『参議雅経』として登場している(94番:み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつ)。
- 「手元に巨大な陰陽玉を生成し相手を押しつぶす さらに追加のボタン入力で陰陽玉をシュート 左右で軌道を選んで発射することが出来る 今だ!決めろ!博麗シュート!!」(東方心綺楼 宝具「陰陽飛鳥井」カードコメントより)
『夢想転生 汀』の「汀(みぎわ)」は陸地の水に接する所、つまり陸と海の境界線にあたる場所を意味する。