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海の家『こうりん堂』の看板娘

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うみのいえこうりんどうのかんばんむすめ

『海の家『こうりん堂』の看板娘』は、東方Projectの二次創作ゲーム『東方ロストワード』に登場する並行世界の奥野田美宵のこと。

「飲み物をこぼしても、もう平気! これなら弾幕ごっこもできそうだわ!やり方を勉強しておこうかな〜♪」

「カレー?焼きそば?何でもあるわ いらっしゃいませ 蚕食鯢呑亭 堂々開店!」

概要

東方ロストワードのメインストーリー第4章「永遠戦線」にて登場した、『常夏の幻想郷』の奥野田美宵。昼は浜辺に建つ海の家『こうりん堂』看板娘、夜はこうりん堂のイートスペース『鯢呑亭』の看板娘として働いている。本来の世界の美宵は弾幕ごっこについてどう思っていたかは不明だが、この美宵は「やってみたい」という思いに至った。

この世界の弾幕ごっこは基本的に『海遊び』とほぼ同意義で、彼女の場合弾幕ごっこに混ざりたくて看板娘をやっていたらしい。ただ、この世界にとっての弾幕ごっこの意義(レヴァニアの『迷子』対策)については十分理解しているようで、それに貢献したいという思いも持っている。

海に沈みゆく幻想郷においては、里の人間たちを避難誘導を積極的に行っていた。今では海の底に沈んでしまった鯢呑亭でまた客を迎えられることを切に願っている。

メインストーリーでは、彼女の世界では恒例である(レヴァニアから妖精が降りてくる夜に開かれる)宴会でお客に料理を振る舞ったり、がこうりん堂に注文した古明地姉妹の水着を預かったりと、地味に重要なポジションを担っている。

立ち絵が初登場したのはこいしやさとりとほぼ同時だが、東方酔蝶華が完結していない時期だった事情があるのか、プレイヤーからは立ち絵のみの状態がしばらく続く……と思われていたが、2023年1月13日、L1世界線の美宵より先にまさかのプレイアブル化を果たした。ただ、原作の都合上こちらの美宵も能力や細かいキャラクター性は補強されずに終わってしまっている為、当然と言うべきか、L1の美宵を先に実装して欲しかったという声は多い。原作の進み具合を考えると仕方の無い事であろう。

頭には鯨の被り物の代わりにサンバイザー、上は首に掛けた白いリボンで胸元を抑えていて、下は鯢呑亭の鯨の字が描かれた前掛けを着けている。胸元の白いリボンには魚型のアクセサリーが付いたペンを、鯢呑亭の意匠があるデザインの注文用メモ用紙を腰の帯に挟んでいる。

能力も『- 能力不詳 -』のままで、能力の詳細についても触れるのは最小限程度に留めている。

プレイアブル化

実装形態エピック限定
技巧式
気質高潮
拡散モルティーテイスト
集中ホッピングフレグランス
スペカ1鯢符『壺中の大勇魚』
スペカ2牡丹『水門の山鯨』
ラスワ『蚕喰鯢呑夢幻酒場』

2023年1月13日に『猛暑の浜辺で清涼飲料 水着エピックおいのり』にて、7人目の水着エピックキャラとして実装。

ショット、スペルカード

  • モルティーテイスト

爽やかな甘みの弾幕。

瓶から噴き出したコーラを敵に叩きつける。「モルティーテイスト」のモルティ(malty)は「麦芽のような」を意味し、全体を直訳すると『麦芽のような味』となる。麦芽はビールの原料でもあるが、テキストでは「代表的なのは水飴」と解説している。

  • ホッピングフレグランス

かすかにほろ苦い弾幕。

コーラ缶から噴き出したコーラの水圧を利用して突進する。「ホッピングフレグランス」のフレグランスは英語で「香り、かぐわしいこと、芳香、香気」などの意味を持ち、単語としてはホップのような香り』という使い方をしていると思われる。ちなみにホップはセイヨウカラハナソウの別称。かつては薬用とされたこともあった。

今ではまだ小さな壺の中の酒虫でも 海原に出れば大きな勇魚になります

勇魚』は小さな魚のことを指すが、クジラ(鯨/鯢)の古い呼び名でもある。名前の由来である「壺中の天地」は、酒を飲んで俗世間のことを忘れる楽しみのたとえ。弾幕は八意永琳のスペルカード薬符「壺中の大銀河」に酷似しているが、このチョイスに関しては上記の故事成語と甘粕・バーレイ・天治の"特別メニュー"度数96「スピリタスの大銀河」からの連想と思われる。

  • 牡丹『水門の山鯨』(ぼたん『すいもんのやまくじら』)

化け猪や猩々の悪夢を見た?……よし!頑張れ!今こそ立ち上がってスペルカード発動よ!

空間の穴を開き、そこから現れた大量の化け猪を突進させる。符名・牡丹は、猪の俗称として「牡丹」が使われていることが由来。ちなみに山鯨も同様。弾幕は茨木華扇のスペルカード虎符「両門の彭祖」に酷似している。

発動前の口上は、原典『東方酔蝶華 〜 ロータスイーター達の酔醒』第5話で美宵が魔理沙に向かって発した台詞が元。「今こそ立ち上がって、マスタースパークよ!

  • 『蚕喰鯢呑夢幻酒場』(さんしょくげいどんむげんさかは)

神酒の海を泳ぎまくる弾幕。

上記画像のようなカットインの後、白いクジラに乗ってコーラの海を泳ぎ、最後は大量のコーラをクジラの潮吹きの要領で噴出する。

テーマ曲

海の家の看板娘である美宵のテーマ曲は、IOSYSの「B・E・E・R(カラオケVer)」

原曲は「童祭 ~ Innocent Treasures」と「呑んべぇのレムリア」。

「童祭 ~ Innocent Treasures」と「呑んべぇのレムリア」は、本来はそれぞれ神主ことZUNと『黄昏酒場~Uwabami Breakers~』のキャラクター甘粕・バーレイ・天治のテーマ曲である。どちらも酒と由縁があるためこの曲が選ばれたと思われる。

余談

気質は『高潮』。主に低気圧の通過による気圧変化で起こされる海面上昇のこと。

ショットのテキスト内では何かとコーラを絡めているが、麦芽とホップと聞くとやはりビールを彷彿とさせる上、コーラの色を変えてしまえばいつでもビールにできるような演出が多い。やはり年齢制限の仕業だろうか……(テーマ曲の「B・E・E・R」はカラオケver.で使われたためか制限に引っかかることはなかった)。

この世界線の美宵は楽園の有閑な巫女バカンスの魔法使いの強化に向けた「vs.複霊」限定の絵札ではすでに水着エプロン姿で登場済みだったが、立ち絵付きでストーリーに関わる際には別デザインの水着での登場となった。

何故か今までの水着衣装キャラより圧倒的に肌面積が多く、プレイヤーからは「対象年齢仕事しろ」とまで言われている(なお、ロストワードの対象年齢は『3歳(または4歳)以上』と公認二次創作ゲームの中ではかなり低い)。

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