楽識の夜フミビロム
ふみびろむ
ハイクだと?フーム、気になるのであるな……?
『王道篇 第1弾 デーモン・オブ・ハイパームーン』にて登場したデーモン・コマンド。
「夜の四天王」の中でもコンボ性に特化したクリーチャー。
第1効果はパワード・ブレイカー付与&パンプアップ。
手札の数だけ自身以外の味方を強化し、手札補充手段が豊富な水文明なら簡単に打点が増強される。
タップされるとドローできるルナ・ブルーバードなら、ハイパーモードのコストにするだけでパンプアップに貢献できる。
この効果と相性が良いカードと言えば、やはりS級宇宙アダムスキーだろう。
相手のデッキを削り、更に不必要にシールドを割ってトリガーを踏む事なく、更にこのカード自体水のコマンドなので、水文明の侵略元に使える。
そしてハイパーモード。
攻撃時に手札が5枚になるようドローでき、必然的に味方のパワーは5000プラスされた状態になる。
よって、最低でもブレイク数は1増加される。
バトル中にドローする為、攻撃時に手札のカードを使用するカードと相性が良く、文藍月Drache_der'Zenの弾となる呪文を引き込むのも有効。
単独ではあまり機能しにくいものの、コンボさせるカードで爆発力のある1枚に化けるだろう。
『月軍』を率いる「夜の四天王」の1体、「楽」を司るクリーチャー。
水文明に侵攻するが、ハイクに興味を抱き、通行人に聞き込みをした結果、かなり愉快な目にあっている。
当初は侵略に乗り気な眷族達を抑え、Drache_der'Zen達とハイク勝負をする等、かなりの自由人な印象があったが、実は文化侵略を好むヤベーやつ。
これまで他の世界を侵略した際も、相手の文化を調べ尽くし、これ以上知るべき事が無いと判断すると一気に侵略を開始する。
そして、超獣世界でハイク勝負を、「楽」の一文字で表現する斬新過ぎるハイクで制し、そのまま水文明を滅ぼす………はずだった。
アビス・レボリューションの水文明が、とことん自由過ぎる事を彼は知らなかった。
ハイクを極める程その奥深さを知る事となり、どれだけ探求しても終わりが見えない状態になってしまう。
更に、彼のセンスに魅力された水文明の住人達が、次々とハイクについて語り合う為、逆にフミビロムの時間が侵略される事に。
果ての見えない純粋にハイクを楽しむ時間は、これまで侵略者として活動してきたフミビロムにとって初めての体験であり、そのお返しにハイパーモードを水文明に伝授させるという、利敵行為に走り出す始末。
敵勢力の幹部なのに、まさかの裏切りである。
だが、2024年9月21日発売予定のDM24-RP3『王道篇 第3弾 ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル』に収録されることが判明された芸馬猫刃 スゴローニャ(参考)のフレーバーテキストによれば、水文明の住民の尊敬の眼差しに囲まれた際に、ついにハイクという文化を極めきったと思って、水文明を侵略することを楽しみにしていたようだ。
しかし、突然、身体が謎の剣閃によって切り刻まれ、楽しみの夜フミビロム・パラダイスへと暴走させられる。
それでも、一生をかけて楽しめるハイクに出会えた喜びは本物であり、Dracheder'ZenとEinek'Reineの2人に、再びハイク勝負を挑む。
ちなみに、彼が水文明で生み出した新しいハイクは、数式ハイク、非言語ハイク、そして量子力学ハイク等、常識を飛び越えたとんでもないハイクばかり。
その上で、ハイパーエナジーで強化されたパラダイスの力で、時空の概念すらブチ抜いた四次元ハイクの完成を目指す。
が、フラヴナグニルによる主復活の準備が完了。
パラダイスへと強化する時に埋め込んだジャシンの脳により、体の内側から破壊されて祭壇にされてしまう。
自分がもう助からない事を悟り、辞世の句を考えるが、同時に、これまで侵略してきた世界にも、ハイクと同じく楽しめる余地があったのでは?と思いながら命を落とした。