炎怒の夜アゲブロム
えんどのよるあげぶろむ
我の怒りはこの程度では晴れぬ!怒ぅん!!
『王道篇 第1弾 デーモン・オブ・ハイパームーン』にて登場する新規デーモン・コマンド。
色々とぶっ壊れ要素満載の、新時代の王道なクリーチャーの1枚。
火文明のコマンドなので、レッドゾーンの侵略元に使えるが、スピードアタッカー持ちかつアンタップ効果持ちなので、打点の高さと噛み合う。
覇帝なき侵略レッドゾーンFを上手く絡ませれば、更なる連続攻撃が可能。
これだけでも十分優秀なのだが、ハイパーモードになるとちょっと性能がおかしくなる。
パワーと打点の増強に加え、不敗のダイハード・リュウセイの様な敗北無効効果を搭載。
敗北時に置換効果として破壊されるが、敗北の条件が設定されていない為、置換効果以外のエクストラウィンにも対応。
更に、破壊されればそのターン中敗北しない状態が維持される、攻撃しながら最強クラスの防御効果を内蔵したカードと言える。
一撃奪取トップギアでコスト軽減して出せば、即座にハイパーモードのコストが確保できる為、W・ブレイカーでの2回攻撃を3ターン目に行える。
ドキンダムデッキでは枠がキツイものの、攻めのタイミングでドキンダムが除去されても、そのターン中に攻め切れるなら時間稼ぎとして有効だろう。
火文明以外を採用する場合、同弾収録の光喜の夜エルボロムが強力。
ハイパーモード中は超化獣の踏み倒しができる為、追撃性能の高いこのカードでダメ押しが狙える。
おまけに超化獣に反応してのフリーズ効果もある為、邪魔なブロッカーを封じて攻撃可能。
総じて、新時代を象徴する『王道』路線のカードパワーを物語る1枚と言える。
アビスロイヤルの復活に端を発した騒動が一段落し、(約一名被害にあったまま)とりあえず平和になった超獣世界を襲った勢力、月の軍勢側のクリーチャー。
暗黒剣に仕える4体のデーモン・コマンド、通称『夜の四天王』の1体。
炎怒神官アンゲロスを側近として従え、全身は油塗れなので黒一色。
それがハイパーモードになると、全身の油に引火してカラーリングも明るくなる。
怒りの感情を滾らせ、全てを灰燼に帰すまで怒りが治まらない理不尽な性格。
あらゆるものを鬱憤の捌け口にして破壊するらしい。
揚紅月ボルカノドン等の超化獣や眷族を率いて自然文明を襲撃し、首領竜ゴルファンタジスタが守った森を焼き払う中、ハイパーモードになってダメ押しの焼却を開始する。
被害は想像を絶する規模であり、遊びに来ていた水文明のクリーチャー達も蒸発している。
アンゲロスのイラストから、どうやらオイルを常食にしている模様。
その後、銀河が回転し、顕現を果たして自然文明に舞い戻ったゴルファンタジスタとの戦闘に入った。
「なんだこの力は……許せん!」
彼の想定を凌駕する不可解なほどのダメージを与えられたアゲブロムは不利な状況になってしまうが、そこへ終炎の竜皇ボルシャック・ハイパードラゴンに敗北し、這々の体で退却していた哀樹の夜シンベロムが襲来。
シンベロムによって、ゴルファンタジスタの身体中に根を張った後、ハイパーモード並行していたアゲブロムはそれを容赦なく滅多打ちにした。
だが、ゴルファンタジスタにトドメを刺そうとした瞬間、根を張られて動けないはずのゴルファンタジスタがその拘束を振り切り、アゲブロムへ痛烈なカウンターを浴びさせられてしまう。
不意を突かれた事にアゲブロムは激昂。
「シンベロム!一瞬でいい!こいつの動きを止めろ!!」
アゲブロムはシンベロムに動きを止めるように応援を要請するが、彼は答えなかった。
その後、シンベロムは、ゴルファンタジスタの身体を根で覆うように張り巡らせた。
その際にアゲブロムは「よくやった!」と発言して突撃するが…。
「何!?バカな……!」
なんと、根はゴルファンタジスタと一体化し、ハイパーモードに突入してしまったのだ!
シンベロムの突然の謀反(なお、謀反した理由については「哀樹の夜シンベロム」の記事にある「背景ストーリー」を参照)に愕然するアゲブロム。
その間にゴルファンタジスタのクラブがアゲブロムに直撃してしまい、銀河の彼方まで飛び、宇宙に空いた穴に吸い込まれてしまった。
ただでさえ強力・凶悪な四天王の1体だが、武器を手にして自然文明の力を得た姿、超炎怒アゲブロムへと強化される。但し、今の時点でストーリーとの関連は不明である。
その後は戦死したと思われたが、なんと自力で穴から這い出て帰還。
暗黒剣フラヴナグニルによって更なる力を与えられ、ハイパーエナジーを得た怒りの夜アゲブロム・バイオレンスに覚醒。
火文明を襲撃し、超天使ゴルドラン・ゴルギーニと戦う事になる。
が、敗走した先でジャシンとエンカウントしてしまう。
とことん間の悪いデーモン・コマンドである。