概要
女の子より可愛い男の娘 深山琥太郎と、アンドロイド ベルテインの日常を描く短編集。
「這いよれ!ニャル子さん」「ヴァルキリーワークス」と世界観を共有しており、ニャル子のアニメでは琥太郎、理々、ベルテインがモブキャラとして登場している。
登場人物
- 深山琥太郎(みやま こたろう)
主人公でメインヒロインの男の娘。そんじょそこらの女子より遥かに女子力が高い。
ついでに戦闘力(肉弾戦)も高い。(そこらのヤンキー程度ならコテンパンに撃破出来る)
- ベルテイン
単身赴任中の琥太郎の母が置いていったメイド姿のアンドロイド。愛称はベルさん。
通常の60㎝くらいの姿(コンサバフォーム)から大人の女性の姿(セクスドフォーム)へと
姿を変える機能を有する。
- 宮内理々(みやうち りり)
琥太郎の幼馴染。ツンデレ…というよりは獰猛とか凶暴とかそんな感じの思考や素行が目立つ危険なヤツ。電話で相談を持ちかけるなど暮井珠緒とは親交があるらしい。
基本的に琥太郎を男として意識しているふしがあるが、最終手段として自ら“お婿さんになる”ことも検討している。
- 高原耕平(たかはら こうへい)
琥太郎の幼馴染。三人の中で一番早生まれな為か幼馴染トリオの中では兄貴分的な立場。
- 不良
琥太郎によく絡んでくる不良たち。リーダーに関しては若干ツンデレの気がある。なお、手下の名前は苫占、杉浦、デシンセイ…とヤクルト・スワローズつながり。
- 琥太郎の母
ベルさんを開発した人物で現在海外に単身赴任中。優秀な技術者である反面、
料理など生活能力は壊滅的。
- 理々の母
琥太郎の母の親友。空手四段。
- 耕平の母
琥太郎の母及び理々の母の後輩で親友。
八坂頼子は大学時代の先輩で、現在は副業の仲間。
余談
琥太郎の名字と同じ表記の名を持つ「深山(しんざん)」という攻撃機が旧日本海軍に存在した。
だがこの深山は低空を這い寄るように飛んで魚雷攻撃する、雷撃機として開発されたものの鈍重すぎ、競走馬のシンザンのように速いわけでもなく、失敗作に終わっている。
「這いよれ!ニャル子さん」と違って這い寄れなさそうな名前(シンザンからだとしても、「這い寄る」というより「突っ走る」と言うほうが明らかに合い、この場合は這い寄らなさそうな名前になる)を与えられたのは意図してかどうかは不明だが、意図してのものだとすると一種の差別化かジョークなのかもしれない。