概要
火露や秩序、または小世界などが深淵世界に飲み込まれることで進行する現象。
詳細
魔力も、秩序も、火露も、全てが浅きから深きへ流れゆくのが銀水聖海の理で、決してその逆はない。
そのため、銀海の全ての銀泡は沈み続け、深淵世界に引き寄せられ、あらゆるものがそこに沈み、交わり、凝縮された力の塊となる。
そして、それはやがて混沌と化していく。
そうして、深く沈んだ力を取り込んで深淵世界は更に深く沈み、そしてまた力を吸い寄せ、深淵世界は際限なく強大になっていく。
その結果、深淵世界はその混沌に耐えられなくなり、自壊を始める。
その時に起きるのが《淵》の暴走であり、想いを吸い寄せる力が強くなりすぎることで、暴走した《淵》が《淵》を呼び寄せるようになる。
そして、二つの《淵》が交わると、それは《渦》となり、やがては銀水聖海を掻き混ぜる強大な《渦》──《絶渦》となる。
構造
深淵化によって《絶渦》が発生するという構造では、銀水聖海はやがて滅びるように出来ている事になる。
その為、最初からそのような仕組みで出来ているというのは不自然だとして、アノス達は何者かが《絶渦》を発生させたのではないかと予想している。