『火ノ神口伝』とは「Undertale」「Underfell」「Underswap (Fanonswap)」等のマルチバース派生作品(AU)である。作者は南瓜氏。
旧作品名は『威厳の無い神様パロ』であり、過去に南瓜氏がこの名前・タグを用いて投稿したものも『火ノ神口伝』と同等の扱いとなる。
神々が多く存在する和風な世界観の漫画作品AUである。
火ノ神口伝はファン作品タグと公式タグが異なる。
- タグ「火ノ神口伝_FA」
火ノ神口伝の二次創作・ファン作品用タグ。
- タグ「火ノ神口伝」
火ノ神口伝の公式専用タグ。
基本的に作者の南瓜氏を除き使用禁止である。
火ノ神口伝の規約は厳しく定められているため要注意。
火ノ神口伝の二次創作・ファン作品創作を行う前に、必ず火ノ神口伝の公式規約を確認すること。
概要
様々なUndertaleAUのスケルトンたちが神として存在する和風世界が舞台のマルチバースAU。
冒頭のあらすじ
代り映えの無い生贄制度に飽きていた火ノ神(Underfellのサンズ)がひょんなことから隣山に棲む迷子の雪ノ神(Fanonswapのサンズ)を保護したところ、雪ノ神の兄である霧ノ神(Fanonswapのパピルス)は保護の礼として火ノ神に「変化球の生贄」を提案する。
霧ノ神に暗示をかけられた村民によって火ノ神に捧げられ生贄は、霧ノ神が村民に暗示をかける前に自ら生贄に志願し神官に渋られていたスケルトンで、火ノ神と同じ顔だった。
そして、その生贄の弟は、隣山で神の生贄にされたという。
世界設定
- 供物
神々は供物を取り込んでソウルの一部とし、神力を保つ。
- 神と俗世の者の接触
神は俗世の者が見えず、接触できない。ただし例外(霧ノ神、雪ノ神)も存在する。
- 生贄の禊(みそぎ)
生贄が禊を行うと、神は生贄を視認・接触できる。
- 幼子
幼子は神に近い存在とされる。神に近い存在が神の側にいると、神は神力に恵まれる。
- 神の姿
神の姿は信仰によって変化する。
- 神紋
神が体のどこかに持つ固有の紋様。神紋を持たない神もいる。神紋の属性は大別して火・土・水・風の四つがある。
キャラクター(序盤登場)
この項目では、火ノ神口伝メインページのシリーズ説明文に記載されていないキャラクター(火ノ神口伝1と2に名前が未登場のキャラクター)の記載はネタバレ防止として控えます。
火ノ神口伝作品内では神も神でない者も「サンズィ」「パップ」「パピルス」等と呼ばれている。また神は「火ノ神」「霧ノ神」等の呼ばれ方もする。
登場キャラクターの正式名がどちらの系統か分からない事と、同名キャラクターの多さから、以下の説明で「サンズ」「パピルス」をキャラクター名項目に並べる事は避けます。
- 神嫌いの生贄
「Undertale」のサンズ。メインキャラクター。
弟であるパピルスが神への生贄にされた。
自ら生贄に志願し、己の顔と瓜二つの火ノ神と出会う。また、生贄に志願した理由は「生贄になれば弟のところに行けるかもしれないから」と「火ノ神の怒りを買えば山が燃やされ、弟を生贄にした奴らを根絶やしにできるから」。
生贄志願した最初は神官に渋られていたが、霧ノ神が村民に行った暗示(神のお告げ)により、生贄になることができた。
ストーリーが進むと服装や体のデザイン等が変わり、呼び名も増える。
火ノ神と、ある事の相性が良い。
- 火ノ神
「Underfell」のサンズ。メインキャラクター。
弟は鉄ノ神。棲まいはおそらく別。
あまり神聖さのない火ノ神。「火ノ神」のイントネーションは「色紙」と同じ。
その昔、村民がやらかした時に辺り一帯の山を燃やした。それ以降、火ノ神を恐れた村民たちから「荒神の依代がある洞窟」に価値の高い供物が定期的に欠かさず捧げられるようになった。なお、作者の南瓜氏によると、山を燃やす前から生贄を含む供物は捧げられていたが、生贄を捧げる頻度は現在よりずっと低かったらしい(現在=数年に一度、過去=約十年に一度)。供物は黄金か若くて美しい生娘。
村民が勝手に決めた生贄制度に飽きていたが、迷子の雪ノ神を保護したことがきっかけで自分顔と瓜二つの生贄(神嫌いの生贄)がやってきた。また、神嫌いの生贄が己を利用しようとした事に怒り、神罰を与えると決めた。
神嫌いの生贄と、ある事の相性が良い。
また、公式でスケベと明記されている。
- 霧ノ神
「Fanonswap」のパピルス。
弟とセットで「湖の兄弟神」とも呼ばれる。
弟は雪ノ神。暇を持て余してついた溜め息から弟が生まれた。
俗世と神界の境界を司る神。そのため、俗世の者に接触でき、それを利用した暗示(神のお告げ)も使える。
供物は蜂蜜、果物、タコス。弟が遊び友だちを欲しがった時は珍しく生贄を要求し、無事に弟によく似た幼子が捧げられた。
幼子な遊び友だちができた一ヶ月後に、迷子になった弟を保護した火ノ神へのお礼として火ノ神の村民に暗示をかける。結果として、神嫌いの生贄が火ノ神に捧げられた。
- 雪ノ神
「Fanonswap」のサンズ。
兄とセットで「湖の兄弟神」とも呼ばれる。
兄は霧ノ神。兄の溜め息から生まれた。歳は200歳未満で子どもの姿をしている。霧ノ神曰わく「雪ノ神というより雪ン子ちゃん」。
霧ノ神から生まれたので俗世と接触できる。
供物は蜂蜜、果物、タコス。
遊び友だちを欲しがったら、遊び友だちができた。遊び友だちが側にいると神力に恵まれ、民草には恵みの雨が降る。
遊び友だちができた一ヶ月後に迷子となり、火ノ神に保護される。
- 湖の兄弟神の生贄
「Undertale」のパピルス。
神嫌いの生贄の弟。子ども。死者。
雪ノ神の遊び友だち。雪ノ神が遊び友だちを欲しがったので霧ノ神が生贄を要求した結果、捧げられた生贄。
生前は兄と一緒に暮らしていたが、兄が生贄になる一ヶ月前に村民に連れ去られ「湖の兄弟神の生贄」として湖に落とされた。湖の場所は火ノ神の棲む山の隣山。
湖の兄弟神に魂を囚われている。
- 鉄ノ神
「Underfell」のパピルス。
兄は火ノ神。
「武器」となる鉄を司る神として信仰されている。昔は「農具」となる鉄を司る神として信仰されており、姿も今と異なり子どものような姿だった。
ニンゲンが嫌い。
供物は不明。
キャラクター(中盤以降登場)(ネタバレ有)
この項目では、火ノ神口伝3以降に名前が登場するキャラクターを記載します。
この項目では、火ノ神口伝のストーリーのネタバレが含まれます。
- 創造神
「Inktale」のサンズ。創造を司る神。
AU世界「火ノ神口伝」を存続させようとしている。破壊神と対立関係にある。
この世界の根源にいる存在で、他の神とは一線を画した存在。作者の南瓜氏曰く「一番怖い神様」。
元生贄の知ノ神と火ノ神の婚儀を見届けた。
装いは和風で原作Inktaleと類似点が多いが、全く同じというわけではない。創造神の装いは原作Inktaleの装いをベースとした火ノ神口伝のオリジナルデザインである。大小各一本の筆を脇に差している。手が両利きなので左右の脇どちらに差す事もある。また筆の大きさは自由に変えられる。
創造神と会うには、神でも千本鳥居をくぐらなければならない。
- 破壊神
「Errortale」のサンズ。破壊を司る神。
AU世界「火ノ神口伝」の完全消滅を望み、破壊しようとしている。創造神と対立関係にある。
天狗のような出で立ち。背中に濃紺の翼が生えている。平行感覚が神級に良く、一本歯下駄をはいている。扇を背中側の腰帯に挿している。また扇は自分に向けてあおいで涼んだりと普段使いもする。
公式カップリング
火ノ神口伝の公式カップリング(シッピング)はUnderfellのサンズ×Undertaleのサンズである。
このカップリングは火ノ神口伝ストーリーの全編に適用される。
リバはなし。
また、火ノ神口伝の二次創作・ファン作品創作でもリバは禁止されている。
他のカップリングはなし。
また、火ノ神口伝の二次創作・ファン作品創作でも他のカップリングは禁止されている。
メインストーリーの流れ(ネタバレ有)
予定されているストーリーの流れは次の通りであり、火ノ神口伝の規約内に記載されている。
また「5.鉄ノ神編」は仮名との事。
1.神と生贄編
2.馴初め編
3.婚儀編
4.湖の兄弟神編
5.鉄ノ神編