熱闘甲子園
ねっとうこうしえん
「熱闘甲子園」(ねっとうこうしえん、Nettoh Koshien)は、朝日放送テレビ(2017年大会までは朝日放送)とテレビ朝日の共同制作により、テレビ朝日系列(ANN)のテレビ局で全国高校野球選手権大会期間中に放送される特別特集番組。
高校野球の期間中、本放送を視聴できない層向けにダイジェスト放送される。
すべての試合が雨天中止の場合は放送も中止となり、以降の番組は30分繰り上げて放送。
現在はコカ・コーラが冠スポンサーを務める。2006年までは「コカ・コーラサマースペシャル」として放送していたが、2007年から2015年までは同社のスポーツドリンクのブランド名である「アクエリアス」名義で単独提供。2016年からは再び「コカ・コーラサマースペシャル」というタイトルで放送されている。
歴史
朝日放送(ABC)がネットチェンジによりANNに加盟した1975年より、当時の最終版全国ニュース『ANNニュースファイナル』の終了後の深夜枠で20 - 30分程度のハイライト番組『高校野球ハイライト』が制作されることになった。ABCを発局とし、日本教育テレビ→テレビ朝日などで放送された。
1979年の第61回大会決勝戦翌日、『水曜スペシャル』枠で「熱闘!甲子園」として全国放送が行われると反響が大きかったため、1981年から大会期間中の平日は21時、週末は23時(1982年から平日は22時に繰り下げ)から30分枠で「熱闘甲子園・高校野球ハイライト」として連日放送、ABCのスポーツアナウンサーらをキャスターにその日の試合を振り返った。
1990年、平日については大会前半は『ニュースステーション』の後の23時20分から、後半は23時から放送。
1993年からは、選手への密着、大会に関わるすべての人たちを特集するようになる。
1998年からは、テレビ朝日からの派遣により長島三奈が進行を担当。2000年大会は長島がテレ朝を一旦退社したため、元フィギュアスケート日本代表選手の八木沼純子が担当。2000年から『Nステ』が21時54分スタートとなり、大会後半の繰り上げスタートはなくなり、平日は23時10分スタートとなる。
2009年、元プロ野球選手の栗山英樹が司会となる。放送日に行われた全試合から、栗山自身が注目した1つのプレーや選手を紹介する『栗山英樹の「今日の熱闘」』、放送日に行われた試合に敗れた出場校のうち、選手や関係者の奮闘ぶりを伝えるVTRコーナー『夏跡』を新設。放送30周年を迎えた2010年も継続。
2012年には工藤公康が司会となる。日曜日の放送は23時15分スタートとなる。2013年には長島・工藤に加え、竹内由恵(テレ朝アナウンサー)を司会に起用し、土日の放送を23時15分 - 23時45分に統一。
2014年、1月末でテレ朝との嘱託契約が終了した長島と、竹内が司会を降板。代わりに高校野球の経験者である三上大樹と、2人の実兄が経験者である新人アナウンサーの山本雪乃(共にテレ朝アナウンサー)が工藤とともに司会を務める。
番組開始35周年にあたる2015年は、古田敦也が司会となり、前年から継続した山本とのコンビで取材と進行を行った。この年は高校野球の全国大会の開催が通算100年目にあたることを記念して、「高校野球100周年 ことだま」というコーナーを設けた。過去の大会を湧かせた著名な元高校球児や監督経験者が事前収録で語った現在の球児へのメッセージを放送。
リオデジャネイロオリンピックと放送期間が重なる2016年、前年まで司会を務めていたテレ朝アナに代わり、ABCアナウンサーのヒロド歩美が古田とのコンビで進行。大会初日の8月7日はテレ朝担当分のオリンピック競技中継が全国ネットで放送されたため、中継配信サイト「バーチャル甲子園」内のみで配信された。地デジでは大会2日目の8月8日からの放送で、8日は大会2日目のハイライトのみ放送。オリンピック中継の兼ね合いからテレ朝アナウンサーは派遣されず、ナレーションにはABC・テレ朝のどちらからでもない関西在住のナレーター・有田洋之が起用された。
2017年、土曜は23時05分 - 23時35分、日曜から金曜は23時10分 - 23時40分と放送時間が変更される。2014年の司会を担当した三上が実況担当へ復帰するとともに、テレ朝アナウンサーとしては2年ぶりにナレーターを務める。
大会100回を迎えた2018年は、「高校野球100回記念スペシャルナビゲーター」として相葉雅紀(嵐)が出演。「相言葉(あいことば)」というコーナーで取材とナレーションを担当。この年は土曜のみ23時15分 - 23時45分に放送。
構成
試合に関わる人間たちのドラマが重点となっている。このため、ABCテレビの中継映像以外に番組独自のカメラから撮影した箇所も随所に盛り込み(甲子園球場バックスクリーン右中間寄りから打球の行方を追う「ホームランカメラ」、ネット裏最前列から選手の表情を映したカメラなど)、実況音声(ABCテレビ・BS朝日・スカイAでの中継の音声で、多くはアナウンサーによるもの)や球場の歓声をかぶせる。
近年では、オープニングでその年のABC夏の甲子園テーマソングをBGMに当日の各試合の注目選手やハイライト映像ならびに特集の内容を紹介、エンディングでは翌日(休養日をはさむ場合は翌々日)に予定されている試合から注目すべき1カードをに焦点を当てるとともに、そのカードに臨む出場校や選手の特集を予告する。放送年によってはその日の最後の試合のハイライトを最初に放送する場合がある。試合ダイジェストのナレーションはABCテレビの男性アナウンサーとテレビ朝日の男性アナウンサーで分担。決勝戦当日は生放送で、前述のアナウンサーが前半→後半でリレーする。
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