概要
講談社の漫画アプリ『マガジンポケット』で2023年4月16日から連載を開始したおさじ作の漫画作品。毎週日曜日更新。
ストーリー
隠キャを自覚する男子大学生・季村みのりは体が弱く入院生活を送っている妹の彩葉を喜ばせたい一心で、女子学生に大人気のケーキショップ「フェアリーハウス」のアルバイトに応募した……つもりだった。
ところが、面接当日に現地を訪れると「フェアリーハウス」が営業しているのは鸞桜女子高等学校(※)の敷地内。放課後に他校を含めて女子ならば出入り自由だが、本来は男子禁制のところを採用面接の名目で入店証を交付され、校内へ足を踏み入れることに。
ケーキに詳しくないみのりが一口食べただけでもわかるハイレベルな出来に感心していたのも束の間。新作のケーキを試食していた少女・春宮苺を相手にラッキースケベが発動してしまい、不審者呼ばわりで追い回される破目に。どうにか閉店間際に厨房へ駆け込んだみのりであったが、そこでスイーツ部顧問の日高からアルバイト店員ではなく店長としてこの店で働くことを決定事項として告げられた。こうして、ケーキ作りに関しては素人の男子大学生と美少女揃いのスイーツ部員4名による前途多難な店舗経営の日々が幕を開ける。
(※)1文字目は「鸞」になべぶた(亠)。
登場人物
- 季村みのり‥主人公。隠キャを自覚する男子大学生。長期入院で外を自由に出歩けない妹を喜ばせたくて人気のケーキショップ「フェアリーハウス」でアルバイトをするつもりだったが、店側の都合で店長として即日採用されてしまう。
- 季村彩葉‥みのりの妹で、お兄ちゃん大好きっ子。体が弱く、長期入院をしている。
- 春宮苺‥アントルメンティエ(デコレーション担当)。金髪に巨乳でやや妄想癖があり、作中でのラッキースケベ被害者第1号。
- 夏野もも‥トゥリエ(生地焼き菓子担当)。ショートカットの元気っ子。
- 秋山林檎‥ショコラティエ(チョコレート菓子担当)。左目に泣きぼくろがあるお色気担当。
- 冬月みかん‥グラシエ(冷菓担当)。無表情娘で口数が少なく、ノートを使った筆談を好む。
- 日高先生‥スイーツ部顧問。個人的事情でフェアリーハウスの店長を兼務できなくなったため、みのりを(名前で女性だと誤認して)後任の店長に即日採用した。
備考
フランス語では本来、男性の菓子職人をパティシエ(pâtissier)、女性の菓子職人をパティシエール(pâtissière)と呼び分けるが、日本語には名詞性が無い関係上ニュース等でも(恐らく、適当な訳語が考案されないまま日本語として定着した「ソムリエ」の先例から)性別に関わらず「パティシエ」と表現されることが多いため、本作においても部員たちは「パティシエール」でなく「パティシエ」と呼ばれている。
リンク
- 甘々シンデレラ(マガジンポケット)
- @amaama_magapoke(Twitter)