概要
横浜市青葉区田奈町にある東急電鉄田園都市線の駅(DT21)。
駅名の由来は、横浜市に編入される前に存在した自治体・神奈川県都筑郡田奈村から付けられた。同村は「恩田」「奈良」(いずれも現在の青葉区)と「長津田」(現在の緑区)の3村の合併により発足した自治体である。1960年に免許された際の仮称駅名は、当時の地名に倣い「恩田」であったが、1965年9月の常務会で「田奈」に正式決定した。東急側の説明では旧・田奈村から採ったとするが、隣の青葉台駅も当時の所在地は恩田町であったため別名にしたと考えられている。なお、後に横浜高速鉄道こどもの国線に設けられた恩田駅は、当駅から北北西に位置する。
なお1971年、駅所在地周辺に田奈町が設置された。
2001年7月25日、台風の影響で駅に隣接する田奈変電所に落雷、配電盤に想定外の電流が流れ送電機器が故障する事故が発生。同変電所が使用不能となった影響で、当日は田園都市線全線が一時不通になり、さらに8月3日までの期間は通勤ラッシュ時間帯に70%の本数でしか運行できず、急行運転も中止するハメになった。この当時、半蔵門線は水天宮前駅止まりで、当然のことながら東武スカイツリーラインとの相互直通運転も未実施である。
駅構造
相対式2面2線の高架駅。
田園都市線において、各駅停車のみの停車駅は当駅が最西端となっている。
隣の駅
利用状況
2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は9,167人である。
両隣の青葉台駅、長津田駅が共に急行停車駅であるせいか、田園都市線の駅としては最も乗降人員が少ないが、かつてはつきみ野駅の方が下回っていたこともある。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2004年(平成16年)度 | 10,255人 |
2005年(平成17年)度 | 10,553人 |
2006年(平成18年)度 | 10,901人 |
2007年(平成19年)度 | 11,176人 |
2008年(平成20年)度 | 10,912人 |
2009年(平成21年)度 | 10,852人 |
2010年(平成22年)度 | 10,951人 |
2011年(平成23年)度 | 11,066人 |
2012年(平成24年)度 | 11,257人 |
2013年(平成25年)度 | 11,405人 |
2014年(平成26年)度 | 11,370人 |
2015年(平成27年)度 | 11,310人 |
2016年(平成28年)度 | 11,386人 |
2017年(平成29年)度 | 11,338人 |
2018年(平成30年)度 | 11,241人 |
2019年(令和元年)度 | 11,038人 |
2020年(令和2年)度 | 7,982人 |
2021年(令和3年)度 | 8,414人 |
2022年(令和4年)度 | 8,838人 |
2023年(令和5年)度 | 9,167人 |
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