皇極天皇

こうぎょくてんのう

皇極天皇とは日本の第35代天皇。

概要

茅渟王の第一王女、母は吉備姫王(桜井皇子の王女)、後に重祚して斉明天皇、名は宝(たから)。

数少ない再即位した天皇である。

略歴

推古天皇2年(594年)に生誕、用明天皇の孫高向王と結婚、王との間に漢王が誕生、後に舒明天皇の皇后となり天智天皇、間人皇女、天武天皇が誕生、舒明天皇13年(641年)に舒明天皇崩御に伴い即位した。在位中は大臣は蘇我蝦夷、後に蝦夷の子入鹿が大臣となる。皇極天皇4年(645年)に乙巳の変によって蘇我親子が死亡し後に弟軽皇子(孝徳天皇)に譲位し皇祖母尊の号を得た。

白雉5年(654年)に孝徳天皇崩御後に重祚、主な実績は蝦夷征伐、斉明天皇6年(660年)に百済が唐と新羅に攻められ援軍を送るため九州へ向かい翌年の斉明天皇7年(661年)に現地で崩御、皇子中大兄皇子は即位せず天智天皇7年(668年)まで称制を行った。

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