大阪府東大阪市上石切町二丁目にある近畿日本鉄道奈良線の駅。
概要
石切劒箭神社(石切神社)に近い駅。当駅は新生駒トンネルの大阪側出入口すぐのところにあり、ここから瓢箪山駅まで、30パーミルを超える下り勾配が続く。
1914年4月30日に開業。当時は当駅と生駒駅の間に孔舎衙坂駅(くさえざかえき)があり、当駅と孔舎衙坂駅の間に鷲尾トンネル、孔舎衙坂駅と生駒駅の間に生駒トンネルが掘られた。近鉄は奈良線に大型車両を通すため、1962年から従来の生駒トンネルの南側に従来のトンネルより断面を大きくした新生駒トンネルを掘る工事を行った。1964年7月23日に新生駒トンネル供用開始、鷲尾トンネルを削った跡に当駅を移転し、孔舎衙坂駅は廃止された。12月26日には待避線を設置して本開業した。
駅構造
島式ホーム2面4線を持つ地上駅。北駅舎は橋上駅舎で東西に出入りができる。石切神社に近い南駅舎は築堤西側にあり、地下改札となっている。
東花園駅が管理する有人駅である。
1・4番のりばが待避線で、2・3番のりばが本線となっている。大阪寄りに片渡り線があり、1番のりばから当駅で折り返す普通電車と回送電車が大阪難波方面に向かって発車する。
ダイヤ
区間準急・準急・急行が停車する。準急以下の電車は急行と接続、もしくは快速急行か特急の通過待ちを行う。
大阪方面からの準急は、当駅から奈良方面の各駅に停車する。
日中は普通電車・区間準急・急行が3本ずつ停車。
早朝と夕方には当駅発・当駅止まりの電車がある。
利用状況
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は7,609人である(近鉄 令和4年度 移動等円滑化取組報告書より)。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 11,948人 |
2009年(平成21年)度 | 11,358人 |
2010年(平成22年)度 | 10,994人 |
2011年(平成23年)度 | 10,636人 |
2012年(平成24年)度 | 10,414人 |
2013年(平成25年)度 | 10,490人 |
2014年(平成26年)度 | 10,120人 |
2015年(平成27年)度 | 9,313人 |
2016年(平成28年)度 | 9,928人 |
2017年(平成29年)度 | 9,854人 |
2018年(平成30年)度 | 9,590人 |
2019年(令和元年)度 | 9,450人 |
2020年(令和2年)度 | 7,166人 |
2021年(令和3年)度 | 7,096人 |
2022年(令和4年)度 | 7,609人 |