神獣(ドラゴンクエスト)
どらごんくえすとのしんじゅう
- 『ドラゴンクエストⅩ』に登場するキャラクター。Ver.3の舞台、ナドラガンドの五つの領界それぞれに存在し、炎は聖鳥(本名:フェザリアス)、氷はシナリディ、闇はパチャティカ、水はカシャル、嵐はアマカムシカが守護している。
- ドラゴンクエストモンスターズシリーズに登場するモンスターの一種。本項で解説する。
初登場は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』。プロテクターを装備した動物の姿をしており、主人公と出会い共に戦うことになる。
最初はスペディオという白い子犬の姿をしているが、グランプール諸島各島にある祠を巡っていく事で姿を変えていく。一人称は「我」、二人称は「汝」で、スカウトリングと同じようにマ素を浄化させる能力を持つ。故にスカウトリングで仲間にする事は不可能である。死の間際に次代が生まれるというデジモンじみた生態を持つ。
なお、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』で戦える神獣と『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』の個体は別の存在であり(後述の個体曰く、仲間が自分の子供を託せるマスターを探しているとの事)、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』においてピピッ島で出会う個体が『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』と同一の存在である。こちらでは邪獣ヒヒュルデを討伐するために主人公に手を貸してくれる。
- スペディオ
ノビス島の頂上で主人公と初めて遭遇したときの姿で子犬型。
サンドロ島でオークに傷付けられていた所を主人公に助けられ、宝具がGPの景品になっていた為、マデュライトを集めGP優勝を目指す主人公と目的が一致し、同行する事に。
この姿では雷系の技を多数覚える。雷系やダウン系の技に耐性があるが、大地系の技に弱い。
名前の由来はスペード。
かねこ統の漫画『スライムもりもり』ではスカウトアタックに失敗し、スラリンに敗れるというあんまりな扱いを受ける…神獣ってなんだっけ…。
- ガルハート
サンドロ島の祠でスペディオが変化した姿で、雛鳥型。
炎系の技を多数覚える。魔封じや炎系の技に耐性があるが、水系の技は苦手。
名前の由来はハート。
- グラブゾン
デオドラン島の祠でガルハートが変化した姿で小猿型。
大地系の技を多数覚える。大地系やルカニ系に耐性があるが、炎系の技は苦手。
名前の由来はクラブ。
- ディアノーグ
レガリス島の祠でグラブゾンが変化した姿でドラゴン型。
水系の技を多数覚える。水系に耐性があるが、雷系の技は苦手。
名前の由来はダイヤ(スペイン語でディアマンテ)。
- キングスペーディオ
モルボンバ島の祠でディアノーグが変化したストーリー上での最終形態。子犬のような幼体のスペディオから逞しい狼型に変化している。
アロマを苗字のゲブズリンと呼んだために蹴飛ばされるという神獣にあるまじき醜態を晒した事も。
キングスペディオではなく、「キングスペーディオ」なので注意。
固有スキル「キング」により、「メガンテ」や「メガザル」などリスキーなスキルを習得する。
配合では神獣×ランクA以上の自然系の組み合わせで生まれる(『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』ではランクSに変更された)。
名前の由来はキング。
- デモンスペーディオ
マ素を黒幕に大量に浴びせられたキングスペーディオの闇堕ち形態。赤、黒、紫で構成されたまさにダークヒーロー然としたカラーリングが特徴的。
闇系の攻撃を多数習得し、ヨッドムア島で主人公たちと戦いを繰り広げ、倒すと元の姿に戻る。
ちなみにプレイヤーが使用するには配信限定モンスターであるレオパルドとキングスペーディオを配合させる必要がある(『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』では『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』での関係性を意識してガルマッゾが配合相手に変更されている)。
- クインガルハート
ガルハートの成体である不死鳥型でモンスター。ストーリーには全く関わらない。
神獣系モンスターにランクS以上の悪魔系モンスターを配合して誕生する。
ガルハート同様に炎系の技を習得する。加えて回復技を習得し、ステータスもバランス良く高い。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』では攻撃ステが弱体化した代わりに先制攻撃できるスキルを得た。
ちなみに25thアニバーサリーモンスター大図鑑では「大いなる翼で全てを吹き飛ばす」とされているが、先述のとおり覚える呪文はメラなど炎系が中心である。
名前の由来はクイーン。
- グラブゾンジャック
グラブゾンの成体でゴリラ型。やはり配合限定モンスターである。
神獣系モンスターにランクS以上の物質系モンスターを配合して誕生する。
グラブゾン同様に大地系の技を習得し、攻撃力が高い。『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』では3回攻撃できるという強みを得た。
名前の由来はジャック。
- ディアノーグエース
ディアノーグの成体である竜人型モンスター。ストーリーには全く関わらない。
神獣系モンスターにランクS以上の魔獣系モンスターを配合して誕生する。
ディアノーグ同様に水系スキルを習得し、守備力が高い。『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』では仲間のテンションを戦闘開始時に1ランク上げる「おうえん」とメタル系モンスターにアドバンテージを取れる「メタルハンター」という二種の強力な特性を得た。
名前の由来はエース。
JOKER
宝具を取り戻した神獣の最強形態で、容姿は全体的に青白くなったキングスペーディオ。額から生える緑色の角が宝具である。ホーリーエッジやギガデインなどの光系の技を多く習得する。
終盤で魔界の門を閉じるために魔界へ向かった。実は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』のピピッ島でのストーリーはこの間の出来事であり、ピピッ島での役目を終えて『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』のEDに繋がる。
配信限定モンスターであるレティスとキングスペーディオを配合しないとプレイアブルキャラクターにはならない(『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』ではキングスペーディオをベースに三体の神獣の成獣を配合する事で誕生する。)。
名前の由来はジョーカー。
以下は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』にて初登場した神獣。
ガオガイヤ
小熊型の神獣。某勇者王ではない。大地系の技を多数覚える。
皇帝ウィンディオ
ウィンディオの成体である虎型モンスター。
ウインデオに破壊神シドーを配合して誕生する。
皇帝ウィンデオではなく皇帝ウィンディオ、スペディオ同様に紛らわしい。
名前の由来はタロットカードの皇帝。
JESTER
神獣界を治める力の王で、容姿は全体的に青白くなった皇帝ウィンディオ。
JOKERとは兄弟の関係に当たり、JESTERが兄。
皇帝ウィンディオ、女帝フレイシャ、戦帝アックル、義帝ガオガイヤが合体した姿で、配合ではこの四体を使用した四体配合で誕生する。
名前の由来はタロットカードの愚者(The Jester)であり、ジョーカーと同じく切り札として扱われる場合がある。
因みにJesterは宮廷道化師と言う意味があり、トランプのjokerによく描かれている道化師もキング、クイーン、ジャックの様な王族に関連して宮廷道化師である事が多い。
WORLD
力の王JESTERと知恵の王JOKERが融合した究極の姿。
本編では大魔王マデュラージャに対抗するべく融合するも、この姿でいるのはかなりの精神力を消費するらしく、すぐに分離してしまう。
配合レシピも本編同様JESTER×JOKER。
メガボディ持ちでほぼ確実に先手を取ることができる特性を持つ。
名前の由来はタロットカードの世界
みならい神獣
神獣界の一般市民であるカエル型の神獣。
色は赤、青、緑の三種類が存在し、修行を積んで力を付けると赤色になる。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』が初登場の神獣で、唯一『テリーのワンダーランドSP』・『イルとルカの不思議な鍵SP』に登場していない。
ワイルドスペディオ
DQMSLに登場するスペディオの亜種。
見た目はアーマーの紫部分が赤くなり、毛の模様が明るい茶色のスペディオだが、頭にはJOKERやJESTERのように角の様な黄金の宝具が取り付けられている。
名前の由来はワイルドカード。
DARK
DQMSLで登場したWORLDの亜種。
デモンスペーディオのWORLD版の様な外見だが、耳に傷があったり宝具がねじれた様な姿になっていたりと、デモンスペーディオの時より禍々しく荒々しい。
名前の由来はそのままダークをWORLD風に英語のスペルにしただけ。