概要
秋月杏子は、『仮面ライダーBLACK』の登場人物の一人。主人公の南光太郎の親友秋月信彦の妹で、光太郎に心を寄せるヒロインである。
※戸籍上は光太郎も秋月家の養子になっている為、義妹である。序盤では光太郎の事を「お兄ちゃん」と呼んでいるが、いつの間にか「光太郎さん」に変わっている。光太郎に対しては義兄にとどまらない思いを寄せつつあった。
秋月家は所在がゴルゴムに割れている(そもそも両親がゴルゴム所属だった)為に、喫茶店キャピトラに身を寄せている。ゴルゴム側からの彼女の認識は「シャドームーン様の妹君」であるが、シャドームーン復活用の生命エネルギー確保の為に誘拐されたり、南光太郎からキングストーンを奪うための人質にされたりするなど、彼女自身への配慮は全く無い。ただしシャドームーンは信彦としての記憶から、彼女には相応の気遣いを見せたことがある。
光太郎=仮面ライダーBLACKがシャドームーンに倒され、ゴルゴムが日本を制圧しようという状況になって、その魔手を逃れるために信彦の恋人・紀田克美とともに渡米。サンフランシスコにて、海を越えて届いたライダー復活のニュースを知って帰国を切望したが、克美に制止される。
その後もアメリカに在住しているものと推定されるが、続編『仮面ライダーBLACKRX』では回想シーンにしか登場せず、消息は語られていない。更には光太郎の恋人として新キャラの白鳥玲子が登場してしまっている。
原作版
萬画版では、ヒロインながら準レギュラーの様なポジションで登場。光太郎及び信彦との関係は同じ。光太郎からは「杏子」と呼び捨て。こちらも「お兄ちゃん」呼びが「光太郎さん」に変わっており、信彦から指摘されている。京都の秋月邸に住んでおり、おタキさんという家政婦がいる。
運命に振り回される主人公の身内である為、
・登場早々、死んだと知らされた光太郎と驚きと感動の再会をするものの、父:総一朗(正体はオニグモ怪人)がライダー抹殺に失敗し、刺客によって目の前で殺され、その場で卒倒。
・総一朗の財産を狙う親戚の親子の嫌がらせにより、精神を病んだ所を療養と称してゾンビが出る村に連れ出される。(その後、光太郎に助けられ、彼は秋月邸に留まる)
・信彦が帰ってきて兄妹が揃ったと思えば、秋月邸にゴルゴムによる襲撃が頻発。
・光太郎が飛ばされた7年後の1995年には、肌荒れ、白髪に悩む車椅子生活の24歳になる。
彼女の最期は、魔王の口から1999年に死亡している事が語られるのみだった。
関連タグ
的場響子…次作に登場する名前の読みが同じヒロイン。光太郎からの呼称はどちらも「きょうこちゃん」である。