概要
立入検査隊(たちいりけんさたい)とは、海上自衛隊の護衛艦内に乗員達によって編成される臨検部隊である。
通称は立検隊(たちけんたい)。
海上で不審船が発見された場合、不審船に直接乗り込んで船内を検査する斬り込み部隊であり、船内での戦闘に備えて防弾チョッキやヘルメット、9mmけん銃、不審人物を拘束するための手錠などを装備する。場合によっては、護衛艦内に保管されている89式小銃、64式小銃、9mm機関けん銃などを持ち出す場合もある。任務内容が特殊なため、隊員は4週間の訓練を受ける。
平時での不審船への対応は海上保安庁が担っており、彼らもまた89式小銃や64式小銃、自動拳銃や防弾装備を保有するが、海保での対応が困難として防衛大臣が「海上警備行動」の発令をした場合は、海自の立入検査隊も対応することとなる。
立入検査隊でも対応が困難な場合は、海保特殊部隊の特殊警備隊(SST)や、海自特殊部隊の特別警備隊(SBU)が対応することとなる。