第四惑星人
だいよんわくせいじん
地球から約120億万キロ離れた第四惑星に住まう、地球人に酷似した姿の宇宙人。
身体能力などは地球人とほぼ変わらなかったが、科学技術はこちらの方が遥かに進んでおり、2000年もの遥か昔に彼らの労働力のサポート役として、高度な人工知能が搭載され容姿も完全に人間と変わらないアンドロイドとそれを管理するコンピューターを開発、飛躍的に進歩した未来型の幸せな日々が続くものかと思われていた……。
しかし、その優秀過ぎる人工知能を持ったアンドロイド達は次第に、働かなくなった怠け者の人間達を瞬く間に追い越し、遂にある日アンドロイド達が反乱を起こし、なす術も無くその立場を逆転された第四惑星人達は立場が逆転、アンドロイド達の恐怖政治の下で、奴隷として日々こき使われ始めてしまう地獄のような悪夢の日々を過ごすようになってしまった。
そのため、彼らの多くはアンドロイド達に日々怯えながら暮らしており、「人間もロボットらしく生きるべきだ」などと主張して彼らに盾突こうものなら容赦なく反逆罪で捕えられた後、即座に処刑されるか、冷徹に容赦なく湯水のごとく物のようにこき使われ続けた結果、命を落としていく者も数多くいるため、年々人口は減り続けており、向う500年後には絶滅して滅びてしまう宿命にさらされていた。
この現状にアンドロイド達は(自らの失策を棚に上げ)貴重な労働力を失う最悪の事態を回避すべく、新たな労働力確保のため地球に目を付け、植民地化計画を実行する。
最終的にはセブンの活躍により、その目論見は阻止された末にアンドロイド達を管理するコンピューターも、アンドロイド達の頭目も破壊されたため(後者は描写が曖昧なため断言できないが恐らくそうだと思われる)、第四惑星人達は一連の恐怖政治から解放されたと思われるが、詳細は不明である。
桑田次郎版
桑田次郎のコミカライズでは、アンドロイドに支配されてしまった第四惑星を、再び人間の手に取り戻そうとする武装レジスタンス組織「赤い血同盟」が登場する。ウルトラセブンも冷凍光線を浴びて氷漬けにされた後、フルハシとアンヌが第四惑星人の組織に参加し、ロボット長官の送り出す戦闘ロボットや人間狩りロボットと戦い、革命を支援する異色編である。
管理国家ラビリンス:こちらも機械に支配されてしまった点が共通している。
のび太とブリキの迷宮:こちらも舞台となる星は住民達が機械に支配される点が似ている
ファンタス星人:同類項。
マシン帝国バラノイア:こちらも6億年前に存在した古代文明を起源に、反乱を起こした機械によって建国された国家。ロボット長官と同様に、バラノイアも地球を植民地にせんと侵略した。