精霊王ルクランバ
せいれいおうるくらんば
効果モンスター
星８/闇属性/悪魔族/攻1000/守2000
このカードを持つプレイヤーが１０００ポイント以上のダメージを受けた時に手札から特殊召喚してもよい。このカードを生贄に捧げる。場に攻撃力の合計が２０００以下になるようにモンスターを特殊召喚する。（表側攻撃表示で召喚する）
※明記されていないがモンスターを特殊召喚するのは手札からとなる。
また自身を生贄に発動する効果は起動効果のように見えるが、作中では相手ターンに使用されている。
アニメ遊戯王DMの乃亜編において、BIG5の１人、大下幸之助が使用したカード。
テキスト通りに受け取るなら、攻撃力０のモンスターなら何体でも特殊召喚できるということになる。
闇遊戯とのデュエルで登場し、１体目は翻弄するエルフの剣士の攻撃で戦闘ダメージを受けたことで特殊召喚され、次の闇遊戯のターンでもう一つの効果により幻影の壁と２体目のこのモンスターを特殊召喚した。
２体目の方は次のターンで直接攻撃を行ったが、クリボーのデッキマスター能力に阻まれてトドメは刺せなかった。
なお大下のデッキには３枚積みされているようで、手札に３体目が確認できる。
ニューギニアはタングジャンプ村という村に伝わるマラサイ（精霊、妖怪）の王「ルクランバ」がモチーフ。
極めてローカルな存在であり、故にこの精霊に対して触れている日本語の資料は、ニューギニアと関わりが深く、且つ妖怪への造詣も深い水木しげる氏関係の資料くらいしかない。
そしてこのカードのイラストは水木しげる氏が描いた妖怪画そのまんま（参考:平凡社「水木しげる 日本の妖怪・世界の妖怪」54P）なので、そのままのデザインでのOCG化は困難であると思われる。
DM8では以下の説明文を持つ通常モンスターとして収録されている。
通常モンスター
星８/爬虫類族/幻想魔族/攻1000/守2000
あらゆる精れいをしたがえると言われている なかなか見ることはできない
このようなステータスであるにもかかわらず最上級モンスターの通常モンスターというまるで使いようのないカードになってしまっている。
しかし他のステータスに目を向けると、種族が同じく大下が使用したイピリアやヨーウィーと同じ爬虫類族に変更されていたり、召喚魔族が幻想魔族だったりという点が興味深い。
