概要
SHSPで登場したXモンスター。
カードテキスト
紅貴士-ヴァンパイア・ブラム/Crimson Knight Vampire Bram
アンデット族レベル5モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功したターン、そのモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。
(2):フィールドのこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた
次のターンのスタンバイフェイズに発動する。
このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。
解説
ヴァンパイアの名を持つランクエクシーズモンスター。
アンデット族らしく、2種類の蘇生効果を備えている。
エクシーズ素材が上級のアンデット族に指定されているため、【アンデッド族】系列のデッキでなければ出すことは難しい。
専ら自身が属する【ヴァンパイア】でシャドウ・ヴァンパイアやヴァンパイア・デュークの効果を活かして出すことになるが、汎用性の高いユニゾンビを使えばそれ以外の【アンデット族】でも出すこと自体はできる。
簡易融合とナイトメアを駆る死霊を用いるのも良いだろう。
1つ目の効果は相手の墓地からの蘇生効果。
レベルや攻撃力などの指定はなく、効果が無効になるデメリットもない。
しかしながら、使ったターンは蘇生したモンスター以外では攻撃できなくなるデメリットがあり、これが非常に痛い。
蘇生→一斉攻撃という単純ながら強力な手が使えないからである。
そのため、基本的にはメインフェイズ2においてエクシーズ召喚し、盤面を補強する使い方がメインとなる。
こうした性質上、【ヴァンパイア】のエースというよりはあくまで選択肢の1つといった立ち位置である。
2つ目の効果は自己再生効果。
回数制限などはついておらず、条件さえ満たせばエクシーズ素材の有無も問わない。
しかしタイミングが次の自分のスタンバイフェイズ、しかも守備表示ということで、1ターン待たないと攻撃には参加できない…と、あまり褒められた性能ではない。
壁もしくはウィルスカードの媒体くらいにしか用途がないだろう。
ただし、迅雷の騎士ガイアドラグーンを重ねれば即座に戦力に変換できるので、その点ではなかなか有用な効果と言える。
総じて、素材がある割には効果にクセが強く、お世辞にも高性能とは言えないカードである。
とりあえず【ヴァンパイア】のエクストラに用意しておく…くらいの強さだろうか。
イラストはシャドウ・ヴァンパイアにそっくりであり、あちらがこのモンスターの「影」なのだろう。
また、カード名の「ブラム」は『ドラキュラ』の生みの親であるブラム・ストーカーから来ていると思われる。
関連タグ
ランク5 闇属性 アンデット族 エクシーズモンスター 効果モンスター ヴァンパイア
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- 紅貴士-ヴァンパイア・ブラム