プロフィール
人物像
優人が16歳の誕生日に凜子との登校途中に出会った、赤い制服を着込んだ謎の少女。腰まで届く美しい黒の長髪を赤い大きなリボンでポニーテールにしている。
優人の祖父の依頼により、優人の持つお守りの効力が切れる16歳になった折に、妖の襲撃から彼を守るボディーガードとなるべくやって来た。
やや時代がかった古めかしい口調で話し、優人を「若殿(わかとの)」と呼ぶ他、普段着には和服を着ている。ただし都会の常識に疎いわけではなく、洋装も普通に着こなす他、優人が選んでくれたお気に入りの服を普段使いしたりもしている。
「優人を守るため」として同じ高校に転入してきた上、優人の住まう一軒家に押しかけ、家事を分担するのを条件に同居しており、凜子とも口ゲンカが絶えないながらも打ち解けている。
かなりの巨乳かつスタイルも抜群で、大和撫子を絵に描いたような美貌の持ち主であり、転入早々高い男子人気を得ているが、「自分は若殿の物」と一切相手にしていない。
その正体は、古くから怪異退治を生業とする一族「鬼切り役」十二家の一柱である優人の生家・天河家に代々仕える猫の妖の末裔。つまり本物の猫娘である。
本来の姿は白猫であり、猫の姿でも人語を話せる他、人間の姿でも猫耳やしっぽを出す事ができる。故郷の野井原では幼い頃の優人と共に猫の姿で過ごしており、人間体で出会ったのは彼が16歳になってからである。
他の妖たちには「野井原の緋剣」(秘剣ではない。「緋い剣」である)の忌み名で呼ばれる。
(妖怪なので苗字は持っていないが、優人や凛子と一緒に人間として暮らす以上は必要なので、故郷にあやかって一応「野井原(のいはら)」を名乗っている。)
優人の守り刀としての役目は先祖代々の使命だが、それは彼女にとってあくまで建前でしかなく、幼少期を共に過ごした彼に忠誠とも恋愛ともつかない慕情を抱いており、自らの意思で優人の側にいたいと願っている。その気持ちの延長線上なのか、かなりのやきもち焼きで凛子や静水久と修羅場を演じることももはや日常の一部である。
優人を誘惑するような言動が目立つが、本人は当初キスの概念もいまいちよくわかっておらず、抱きついたりするのも猫の本能でじゃれついているだけという側面が強かったが、人間として過ごす内に自分の中にある優人への気持ちがどういうものかを理解していく。
いつも着ている赤い制服は学校指定のものではないが、これは自身の存在を誇示して優人に近付く妖への抑止力とするためである。
猫だけに卓越した身体能力を誇り、あらゆるスポーツ種目で凜子を軽々と負かしてしまっている。しかし、同じく猫だけに水場が苦手で、風呂は問題ないが、海など足がつかない深だと苦手。また、妖なので神社などの神聖な場所も苦手。
戦闘には日本刀を愛用しており、銘は「安綱(やすつな)」。優人の祖父・源爺が緋鞠に託した刀。平安時代の刀工・大原安綱の作とされる名刀で「童子切」の異名を持つ。
くえすとの戦いで一度焼失したが、その価値を認めたくえすの時間逆行魔法によって修復され、緋鞠の手に戻った。安綱が戻るまでの間は文車妖妃に野井原から運ばせた刀剣類を使用していた。
文系科目の成績は良いが英語や理数系は授業自体をサボっている。
料理はできるが家事はやや苦手。家事担当は静水久に取られてしまったので、現在はメイド喫茶でアルバイトをしている。
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猫娘:猫妖怪のヒロイン繋がり