概要
『宇宙戦艦ヤマト2202』の脚本家福井晴敏氏が書き下ろした、限定版ドラマCD『誰も聞いてはならぬ裏ヤマト』に登場する、ヤマト世界における地球の架空アニメ作品。CD第三章『wアナライザーのタンケンボクノフネ』にて、その名が登場し始めた。
詳細は不明だが、ドラマCD内における説明によれば、『美少女ファイター・イチゴカキゴーリ』は全7シリーズ346話、劇場版13本、という長編作品とのことである。ただし、この架空アニメが何時の時期に作られたのかまでは明かされていない(地球復興後3年間の間だとすれば、ものすごい制作ペースである)。※
ガミラス人であるクラウス・キーマンは、地球駐在武官として赴任したが、地球の文化に精通する為と称して色々と調べていた。その中で、サブカルチャーことアニメにご執心となっている。特に、この『美少女ファイター・イチゴカキゴーリ』のファンである模様。ヤマトクルーの太田健二郎もまた大ファンであるらしい。
第6章では、アニメキャラを演じている声優が登場している。
※ 通常のアニメーションの製作速度を考えると、いかにCG作画が発達したといえども原画・動画の作成に時間がかかるため、3年で346話というのは時間断層の中で作りでもしない限り説明がつかない。脚本とキャラデザ以外の作画作業は全て軍需工場と同じくガミロイドにやらせているのであろう。兵隊の次は工員とかアニメーターか。忙しいなぁ。
デザイン
ドラマCD故に、これらキャラクターのデザインは不明だったが、ヤマト2202の監督である羽原信義氏がCD第5章のジャケットとしてデザインを手掛けている。その姿は某美少女戦士を基としている。加えて、題名のロゴも監督が手掛けている。
そして、第6章のCDジャケットに新たに描かれた、スイーツファイターことカフェモカミルクティーカキゴーリも無論のこと羽原監督である。なお、その姿は同じく某美少女戦士のものである。
元ネタ
無論のこと、イチゴカキゴーリ戦士元ネタは某美少女戦士であるが、敵キャラの名前の元ネタは某ステーキ店と思われる。
登場キャラ
ドラマCD内で明かされたキャラは次の面々である。
美少女ファイター
プリンセス雪(cv:桑島法子)
第7章で登場したキャラ。その外見は森雪である。敵対していたサーロイン帝国のイキナリ帝王と恋仲であった。
イチゴカキゴーリ/大山根ヤヤ(CV:山根綺)
第5章で声として(CDジャケットとしても)登場。あと関西弁。キレると口調が変わる・・・というより、ヤクザっぽい。
第6章でも声付きで登場。当キャラを演じているのが大山根ヤヤと呼ばれる声優であることが明かされた。火星コロニーでライブ中にガトランティスの侵攻を受けたことから、奏多と坂井と共に避難中にバレルの艦に助けられた。
カフェモカミルクティーカキゴーリ/奏多エリー(cv:田中理恵)
第5章で名前のみ登場。キーマンの推しキャラ。決め台詞は「モカって何?」
第6章では声(CDジャケット付)として初登場。ボーイッシュキャラで、喋り方もクール。
演じているのは奏多エリーと呼ばれる女性声優と判明。しかも声が山本玲と瓜二つ(どちらも田中理恵なので、当然といえば当然だが)。声が似ている事から、キーマンも激しく動揺していた。後に艦内横断ウルトラクイズの被害者に・・・。
カキゴーリ・ブルーハワイ/坂井泪(cv:井坂瞳)
第6章で声のみで初登場。似非英語で「~ネ!」としゃべる。
演じているのは坂井泪と呼ばれる女性声優と判明。完全にキャラになり切っており、仕事以外でも喋り方が似非英語「~ネ!」になっている(地球に戻るまでは、役になり切ると決めている模様)。結構、観察力が鋭い。
プレミアムマンゴーカキゴーリ
名前のみ。アベルト・デスラーの推しキャラ。
ミツゾロエ仮面(cv:神谷浩史)
名前のみ。第3章で森雪が変装していた。
第7章において、キーマン自身が三つ揃え仮面に扮することとなる。なお、裏設定では戦闘機になれたらしい。
ミツワレスプーン(cv:東地宏樹)
第7章で登場したネコ。その雰囲気は斉藤始本人である。かつて、昼寝をしていた斉藤を、キーマンが「まるでドラネコだ」と言ったことが原因の模様。
サーロイン帝国
イキナリ帝王(cv:小野大輔)
第7章で登場したサーロイン帝国のボス。実はプリンセス雪と恋仲に落ちていた。
シジュウカラ魔人(CV:吉開清人)
第5章で登場した敵キャラ。サーロイン帝国の怪人らしい。意外と粘る(戦闘時間な意味で)。
カットステーキ男爵(cv:藤沼建人)
第6章で登場した敵キャラ。サーロイン帝国の怪人その2。タフネスのようだが、イチゴカキゴーリの理不尽なまでの当てつけの被害者になってしまう。
アイハラン(cv:國分和人)
第7章で登場した敵キャラ。処なくオネェ口調。