至宝の使い手リアナ
しほうのつかいてりあな
「私は、心も癒してあげられるようになりたいんです。」
イベント「癒しの至宝」の報酬として実装されたレアリティブラックのヒーラー。
多くの人々を救うため一族の伝承に伝わる至宝を求めて王子に同行を願い出た上で地下迷宮へと足を踏み入れた女性。
イラストレーターは一斎楽氏。
至宝は癒しの力を極限まで高めて凝縮して作られたもので、その効果は欠片程度でも徐々に傷が治っていくという高い効果を発揮する。
しかし癒しの至宝は既に魔物の手に渡っていたばかりか迂闊にもバラバラに粉砕してしまっており、至宝を復活させるために砕かれた欠片を回収していくことになる。
上限となる1800個全てを回収出来たかどうかはプレイヤー次第だが、ユニット名やスキルを見るに至宝は無事に復活しリアナの手に渡ったと思われる。
イベント「死霊術師と反魂の至宝」では反魂の死霊術師メトゥスを救うために必要となる反魂の至宝が封印された迷宮の案内人として登場。癒しの至宝や自身の一族との関連性に言及しつつ、
メトゥスの「あなたみたいな清廉な人間って、見ているとどうしても汚したくなっちゃうわ。探索が終わったら不死者にしていいかしら?」という発言に対しては、「愚問ですね。私は人として王子の傍に在りたいのです。」とバッサリ切り捨てた上で逆にメトゥスが内心で抱えている恐れについて言及。その恐れは現実のものとしてメトゥスに襲いかかることになる。
ちなみに純白の衣装が特徴的なリアナだが、そのトップスはどう見ても例のアレ。
なお覚醒前は北半球側に穴が開いているが覚醒後は南半球側になる。
また、覚醒後はアイコンでもよく目立つ白いフードを被るようになる他、どこから連れてきたのか白いフクロウを肩に乗せるようになる。
イベント報酬のユニットではあるものの最高レアリティであるブラックに恥じない高い性能。
ステータスは同レアリティである聖女イリスをわずかに下回る程度と高水準で、防御力だけは好感度補正が加わればイリスを上回りヒーラーでも頭一つ抜けた硬さになる。
また特殊な仕様として他のヒーラーが覚醒を経ると回復効果の発生タイミングがやや早くなるのに対してリアナはクラスチェンジした時点で回復が覚醒後と同じタイミングで発生するようになるという変わった特徴を持つ。
(ちなみに背反の癒し手ユーノも同じ特徴を備えている。)
自身の性質に加えて下位レアリティにも強力なスキルを持つユニットが多いヒーラーの中では回復力で一歩譲る場面が多いが、後述する現状オンリーワンと言えるスキルの存在から独自の立ち位置を確立している。
また、イベント産ということでコスト下げやスキルのレベル上げが(ブラックにしては)容易だったのも強み。
復刻での入手を狙う場合スキルに関しては専用仕様の刻の聖霊ボンボリが存在しているため上げやすい一方で、コストの下限は要求される刻水晶の多さ(250個)から多大な労力を要するので大量の神聖結晶を消費してひたすら刻水晶をかき集める必要がある。
スキルは「癒しの至宝」。
15秒間射程を最大1.6倍に延長し、射程範囲内の味方の状態異常を回復する。
ここでいう状態異常は敵ユニットによって付与されることがある麻痺のみが該当し、毒沼や溶岩などの地形によるスリップダメージは対象にはならない。
状態異常を受け付けないユニットは既に何人か存在しているものの、状態異常を解除することが出来るのは現状ではリアナのみ。
これによりスキル発動後に麻痺してしまうタイプのデメリットを即座に復帰させることも可能。
当初このタイプのデメリットを持つのは剣豪モミジだけだったが、スキル覚醒の実装で聖鎚闘士ミランダや封妖の忍者ナギなども加わった他、神器装備状態の王子も該当するなど対象となるユニットが増えてきている。
ブラック特有の初動の速さから設置直後に使用可能な上に射程も広がるため、広範囲をカバー出来るが効果時間が15秒と短めなのは玉に瑕。
再使用までのクールタイムも40秒と効果時間の割には少し長い。
欠点は、上でも少し触れているように、麻痺回復が必要なければただの短時間の射程強化でしかなく、スキル込みなら下位レアリティのヒーラーの方が有効な場面も多々あること。そのあたりはイベント報酬ということを踏まえた調整なのだろう。
覚醒アビリティは「癒しの大奇跡」。
リアナが出撃した瞬間にその時点でマップ上にいる味方全員のHPを900回復する。
神官クリストファーや癒し手イーリス、癒し手カミラが持つ「癒しの(小)奇跡」シリーズの上位版で、使い方も他のアビリティと同様。
スキルの初動が1秒と極めて早いため最も後出しに向いているのがリアナならではの強みだが、出し惜しみして戦線が崩壊してしまうようなプレイングは避けたい。
スキル覚醒は「真癒しの至宝」。
スキル覚醒前の効果に加え、イベントで猛威を振るったHPを徐々に回復する効果をマップ上の味方全員に与える。味方全員とは射程内の話ではなく癒しの大奇跡と同様にマップ上の全味方ユニットが対象となるため恩恵は大きい。
事実上の回復力強化となるため、「癒しの至宝」と異なりどんな局面でも役立つスキルとなった。
この回復効果によりスキル覚醒前は対応していなかった毒沼・溶岩系のスリップダメージ対策への繋がっており、スリップダメージが最大でも0.5秒ごとに20ダメージなのに対し、このスキルによる回復は0.5秒ごとに40回復と回復量がダメージを上回り帳消しにすることが出来る。
欠点はやはり効果時間が15秒と短めなのに加え、再使用までの時間が50秒とさらに長くなること。
初動も5秒とわずかとはいえタイムラグが生まれ、麻痺解除という最大の利点においては性能が落ちる。
第二覚醒ではハイエロファントとオラクルの2つの分岐先を選択可能。
前者はステータス強化の幅が大きいのに加えてリアナへの毒と状態異常無効を無効化することができ、後者はステータス強化が控えめな代わりに射程を+10増加し、50%の確率でリアナへの攻撃を無効化する。
スキルを踏まえるなら射程が伸びることで麻痺解除の範囲が広がるオラクルの方が相性がいいが、回復力をスキルで底上げできないリアナにとってステータス(攻撃力)強化は大きな意味を持つほか、少女型ヴァンパイアのような稀に登場する遠距離ユニットへ麻痺攻撃を行う敵への対策にもなるハイエロファントにも利点がある。
0% | 私は傷だけじゃなく、心も癒やしたいのです。 |
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15% | 最前線に立てないことを辛く思うことがあります。 |
30% | 王子様にも、消えない傷はありますか? |
50% | ヒーラーにも癒せない傷は、なかなか消えませんね……。 |
60% | なんでこんなにも王子様の側が落ち着くのでしょう……。 |
80% | 私は、王子様の特別に……。 |
100% | 私が一生をかけて王子様の傷を癒やします……。 |