ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

滋賀県彦根に伝わる怪火


旧暦の5月ごろの見通しの悪い霧雨の夜などに琵琶湖を船に乗って渡っていると、載っている人が雨具としてきている蓑に点々とまるでの光の様に火の玉が現れる。


もしこの時に慌てずに静かに蓑を脱ぎ捨てれば、火はたちまち消え去るが、慌てて手で払ったりしようものなら逆にどんどんと増えて行き星のようにキラキラと光るとされており、その正体は琵琶湖で溺死した者たちの怨念の火であるとされているほか、地域によっては狸などの仕業という所もある。



同様の怪火は各地に伝わっており、秋田県新潟県福井県などでは「蓑虫(みのむし)」、「蓑虫の火(みのむしのひ)」、「蓑虫火(みのむしび)」、「ミノボシ」、「ミーボシ」、「ムームシ」などと呼んでおり、主に雨の日の夜道や船上で蓑、傘、衣服に蛍の様な火がまとわりつき、慌てて祓うと火は勢いを増して体中を包み込むというもので、大勢でいる時でも1人にしか見る事は出来ず、同行者に全く見えない事もあり、この状態を「蓑虫に憑かれた」と呼ぶという。


また、その場に居合わせた人々全員に憑くこともあり、この時はマッチなどで火を灯すか、しばらくすれば自然に消え去って行くとされる。


関連タグ編集

怪火 蓑虫火

関連記事

親記事

怪火 かいびもしくはかいか

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1487

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました