概要
祖父である伝説の刑事チョーさんに憧れる新宿歌舞伎町警察の新米刑事。
やる気はあるがすべて空回りしてしまう青年。
同僚や上司からは「ヒラヒラしてる」という意味を込めてチョーチョと呼ばれている。
人物
実直な性格で思いやりのある好青年だが、詰めがあまく抜けているところが多々あり、失敗ばかりをしてしまう。
警察を本物の正義の味方と信じているが、これが後に悲劇を生むことになる。
経歴
1997年に祖父であるチョーさんこと、五十嵐長介を亡くしており、彼に憧れ刑事になる。
ローマ法王訪日に伴う歌舞伎町の一斉捜査の際に誤ってカンナのバイト先である「珍宝楼」の店主を逮捕し、抵抗したカンナからは殴られてしまう。
カンナを公務執行妨害で連行するが身元が判明したことで解放し、帽子を返した際にお互いの身の上話をして以降は何かと協力するようになる。
中国人射殺事件の目撃者であるブリトニーを張り込んでいる最中、突然現れたカンナから犯人がホクロの巡査であることを知る。
カンナを尾行してブリトニーのいる倉庫を見つけるも、誤ってともだち組織の人間である山崎に報告してしまう。
その結果、自身も(「首を突っ込みすぎた」として)ホクロの巡査から狙われ、山崎が忍ばせた発信機によって尾行され、ブリトニーをショットガンで射殺されてしまう。
その後、慰霊碑でカンナから“血のおおみそか”の真相を聞き、本格的に協力するようになる。
カンナがローマ法王暗殺を阻止するためにカジノで資金調達し、新宿の教会で演説を開き同志を募った際にも行動を共にする。
2015年、イタリアから逃亡してきたルチアーノ神父の保護し、カンナやオッチョとローマ法王暗殺を阻止するために奔走する。
ともだち暦以降は北方検問所の警備の任についていた。
突如現れた矢吹 丈を名乗る人物が聴いたことのある曲を弾いたことで救世主だと直感し、行動を共にし東京へ向かう。
“ともだち”のこれまでの事を告白し東京がパニックになった際には山崎の屋敷に向かい、チョーさん殺害の真相を問い詰め彼の身柄を拘束する。
“ともだち”が倒れたあとは連合軍警察予備隊“ともだち”教団調査特別チーム隊長となっており、山崎の事情聴取をするなどして“ともだち”の正体を調査していた。
すべてが終わったあとはカンナとチヨ(ケンヂの母・カンナの祖母)をアフリカに連れていき、キリコと再会させた。
実写版
演:藤木直人
2章と最終章に登場。
実写版では北方検問所が登場せず、関所前にある集落の交番勤務の駐在をしていた。
なお、蝶野は新米刑事であり20代辺りであるがキャストの藤木直人氏は当時37歳であり本人もそのことをネタにしていた。
その他
単行本6巻の人物紹介で「叔父であるチョーさん」と記載されていたが、正しくは祖父である(完全版では修正されている)。