概要
『旧市街』を進んだ最奥にある聖杯教会にて待ち構える血に塗れた異形の獣。
背中側の皮膚が大きく剥がれ、外套のように頭の方へと被さった非常に痛々しい姿をしている。
本編クリアだけなら必ずしも倒す必要のない寄り道エリアのボスであるが、聖杯ダンジョン解放に必要な最初のキーアイテム「トゥメルの聖杯」をドロップするため、一刻も早く聖杯を進めたい狩人にとっては真っ先に倒しておきたい存在となる。
聖杯ダンジョンでは『病めるローラン』と『僻墓』にボスとして、稀に道中の雑魚敵として出現。DLC『狩人の悪夢』でもリスポーンしない雑魚敵として出現。ここではまるで旧市街の再現のようにガトリング銃狩人に守られた洞窟に潜んでいるほか、付近には「小アメンの腕」が落ちている。
このような姿に至った経緯などその素性がほとんど不明な獣だが、登場エリアが被っている雑魚敵「灰血の獣患者」と共通する毒や変色した体液をもつことから、旧市街に蔓延したという「灰血病」などと何かしらの関係がある存在とも推測できる。
一方、教会に居付いた存在である事や己の皮を"外套のように"被っている点、
「オドン教会」というエリアにいる友好NPCの服装が赤いボロ布という点などから、
彼もまた恐ろしい獣に成り果てた、旧市街の聖職者だったのではないか?と考えるユーザーも居るようだ。
戦闘
厄介な攻撃を有する序盤の難敵。
主に激しい引っ掻きなどの素早い肉弾戦に加え、体力が減ると攻撃に遅効毒を纏い凶悪なスリップダメージを与えてくる。さらに体力を減らすと全身から毒液を散布し、近付くだけで遅効毒が蓄積するように。また、掴まれると大ダメージ+遅効毒のコンボにより高確率で即死する飛び掛かり攻撃も非常に危険。
一方、ほとんどの攻撃は銃パリィによるカウンターが可能であり、「匂いたつ血の酒」に強い反応を示すためバックスタブからの内臓攻撃も有効。毒液を撒き散らすようになる頃には獣の体力も残りわずかなので、ここで恐れず畳み掛け、自分が中毒死する前に倒してしまうのが一番の対処方法だろう。
輸血液もしくは遅効毒を治療できる「白い丸薬」の備えが不可欠なほか、弱点を突ける「発火ヤスリ」「火炎瓶」などのアイテムも攻略に役立つだろう。
『僻墓』では広い毒沼付近での戦闘になるが、沼の遅行毒はダメージが低く、加えて沼の遅行毒に冒されている間は血に渇いた獣の遅行毒が無効化されるので、あえて毒沼の中で戦う奇策も有効。『病めるローラン』では狭い部屋での戦闘になるので攻撃が回避しづらく、かなり厄介である。
余談
- 『旧市街』の道中にある建物の内部では、シャンデリアに吊るされた別個体の死体らしき姿が確認できる。
- 『狩人の悪夢』の個体は洞窟内の獣患者たちとは敵対しないが、洞窟の外にいる雑魚敵の多くと敵対しており、洞窟の入り口まで誘導すると近くにいる血舐めと戦闘状態になる。
- プレイヤーからの略称は「かわけも」などが主流だったが、近年では某漫画にあやかって「ちいかわ(血い渇)」呼ばわりされることも。