諏訪原市
すわはら
『Dies irae』本編の舞台。人口80万人程の政令指定都市。
町の歴史は約60~70年程と浅いが展望タワーや遊園地などが存在し、人の出入りが盛んな行楽地として栄えている。
景観や施設の背景は神奈川県横浜市に似ているが、地図上は千葉県と茨城県の県境付近に存在する。
月乃澤学園
主人公藤井蓮らが通う3年制私立高校。
生徒数は約600人程で、諏訪原市が作られた頃とほぼ同時期に建築された。
蓮にとっては失いがたい日常を象徴する場所であり、物語上重要なイベントが多い因縁の地である。
一応進学校だが、スポーツ特待生が優遇されている面もある。
殺し合いじみた暴力事件を起こした生徒が退学処分にならなかったり、女子の制服の構造が二の腕剥き出しだったり(エリー曰く「考えた奴は頭おかしい」)、売店でキムチ梅干サンドなるアレな食品を販売してたりと、色々ぶっ飛んでいる。
本作は「学園伝奇バトルオペラADV」と銘打たれてるが、実際のところ真っ当に学園生活してるのは序盤の序盤だけだったりする。
クラブ・ボトムレスピット
諏訪原市のアンダーグラウンド。
刑務所や軍基地の脱走者、密入国者、破門されたヤクザ、警察に追われている密売人、家出組などなど、行く場所の無い連中の吹き溜まりとなっている。
本編時点でのリーダー的存在は遊佐司狼。
海外製の銃を仕入れられたり、組織的にコンビニ強盗したりと中々の犯罪力を誇る。
作中では司狼らの拠点という事もあって、中盤辺りで戦闘が発生しやすい場所である。
教会
氷室玲愛、リザ・ブレンナー、ヴァレリア・トリファが住居にしているロマネスク式の教会。
その流れで、何度か蓮も私的に訪れることになる。
聖槍十三騎士団の諏訪原における拠点であり、地下には騎士団の象徴とも言える黒円卓が存在する。
以下ネタバレ
諏訪原市の正体、それは氷室玲愛の聖遺物。
聖槍十三騎士団からは「シャンバラ」と呼ばれる地。
住民の数はラインハルト・ハイドリヒの武装親衛隊の数と常に同数になるようになっており、諏訪原市の住民全てがラインハルトの為の生贄である。
第二次大戦期、ラインハルトとカール・クラフトが当時日本に駐在していたカール・ハウスホーファーを利用して調査させた。
世界中で霊質に優れた土地がいくつか存在したが、その中でも上位に位置したのがこの諏訪原市だったのである。
もちろん戦後に政令指定都市として開発が進んだのは、裏で聖槍十三騎士団の影響があったのは言うまでもない。
諏訪原市をここまで大規模な街へと造り変えたのは、騎士団の中でもとりわけ表の世界とつながりの濃かったロート・シュピーネだった。
戦後、シュピーネがただの医学留学生にすぎなかった本城恵一郎(恵梨依の祖父)に富と栄誉を保証し、代わりとして恵一郎の故郷である諏訪原を儀式の贄として発展させたのである。
その結果として誕生したのが医療都市・諏訪原である。
上記の8つの街の名所はスワスチカと呼ばれる特殊な場所である。
聖遺物の使徒を殺害、もしくは一定上の一般人を虐殺すると解放され、その場所の儀式の方陣が完成する。
8つ全てを解放して線で繋げると卐(ハーケンクロイツ)となる。
これら8つのスワスチカと白黒翠黄赤の五色を持って黄金を練成する。
以下さらなるネタバレ