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ロート・シュピーネ
10
ロート・シュピーネとはLight制作のPCゲーム「Dies irae」の登場人物である。

「人殺しということなら、あなたも同じ穴のムジナでしょう。」


概要

CV:はらさわ晃綺(CS版)/三川春人(PC版)

身長:179cm 体重:60kg

序列第十位ルーン獲得
魔名紅蜘蛛大アルカナ悪魔
生年月日1908年1月7日占星術磨羯宮
位階形成発現
聖遺物辺獄舎の絞殺縄武装形態人器融合型

親しい人物:ルサルカヴィルヘルムトリファ

嫌いな人物:メルクリウスシュライバー

※特に嫌いな人物はこの2人だが、実質ラインハルトエレオノーレマキナも嫌っている。


聖槍十三騎士団・黒円卓第十位。

本人曰く本名は「昔に捨てた」らしく、魔名である「紅蜘蛛(ロート・シュピーネ)」を名前として名乗っている。

元は軍の研究施設で働いていたが、施設を訪れたヴァレリア・トリファにその才能を見出され、騎士団へスカウトされる。大戦後は諜報部に所属している。



モチーフは、SS将校で医者のヨーゼフ・メンゲレだとされている。アウシュヴィッツ強制収容所にて人体実験を行い、「死の天使」等と呼ばれた人物である。


人物

施設にいたころは非道な人体実験を繰り返していたマッドサイエンティストであり、弱者を甚振ることを好む残忍な性格。

一方、首領副首領3人の大隊長を強く忌避しており、彼らが復活して再び指揮下に組み込まれる事を心底恐れている。


ヴァレリア同様、本編開始時に黄金錬成の真実に気づいていた数少ない人物である。

シナリオライターの正田崇からは作中の頭良い4人組の1人(シュピーネ、神父司狼)として数えられ、頭脳面は非常に優秀と評されている。

戦闘力は平団員の中でも最底辺の部類だが、前述のように諜報部所属であったこともあり、ただ単に戦闘向きでなかっただけで軍人としては優れていたのだと思われる。


ちなみに黒円卓の現世組の財政を支えてるのはシュピーネだったりする。

表の世界に最も顔が利いているだけに資金源も豊富なようだ。


実は魔人になる前は彼からつけられたあだ名を「親から付けられた名など意味がない」と称し今でも親しみを覚えている親友がいたらしい。


能力

聖遺物は人器融合型の「辺獄舎の絞殺縄(ワルシャワ・ゲットー)」

収容所で多くの囚人を絞殺した縄であり、位階は「形成」。その名の通りに相手を絞殺することはもちろん、切断能力も有しており、鉄をも切り裂く硬度を持つ。また、蜘蛛の巣のように張り巡らせることも可能。ただし、人器融合型であるため糸を切断されると本人もダメージを負ってしまう。

シュピーネ曰く「これに捕らわれたら聖餐杯猊下ですら抜け出すことができない」とのこと。無論ヴァレリアは創造位階であり、シュピーネとは天と地ほども力の差があるのだが、どこからそんな自信が来るのだろうか・・・。


ちなみに、聖槍十三騎士団の団員はほぼ全員が創造位階であり、形成位階なのは彼とリザ・ブレンナーだけ。しかもリザの形成は黒円卓第二位のトバルカイン(もちろん創造位階)を操る事ができるので、純粋な形成位階は彼一人であると言える。

逆に言うと位階が高くなるほど真っ当な人ではなくなるので、作中の戦闘要員の中ではかなり感性がまともな人物であり、ヴィルヘルム等の一般的な団員では気付けないような事に聡かったりする。


以下ネタバレ
































本編での活躍

ヴァレリアに調べ物を依頼された事もあって、現世組の中では最後に騎士団の面々と合流し、儀式妨害という自身の目的の為に行動する。

ヴァレリアとの取引で最初に藤井蓮と接触する権利を得ると、首領らの復活の鍵である蓮に協力を持ちかけた。しかし、幼馴染の綾瀬香純を人質に取る(実際は香純本人を誘拐した訳ではなかった)という卑劣な方法で協力を求めた為に、蓮の怒りを買って交渉は決裂。

活動位階の蓮相手に自身の形成で圧倒し、嬲り殺そうとするも、土壇場で蓮が形成位階に達した事で逆転され、致命傷を負う。

蓮曰く、シュピーネの敗因は「顔の差かな


何とかその場は逃げおおせるものの、直後にヴァレリアによって処刑されてしまう。

ヴァレリアの目的は騎士団の中で最も蓮と実力が拮抗していた(つまり一番弱い)シュピーネを煽って蓮にぶつけ、彼を形成位階まで成長させる事であり、要するに噛ませ犬にされていたのであった。

また、不完全なゾーネンキントを求めるヴァレリアは、シュピーネにもう1人のゾーネンキントの血脈リザが逃がしたヨハンの孫)を調べるように指示を出しており、その調査が終わった事から「用済み」として蓮の当て馬にしたのである。

ちなみに、シュピーネが香純本人を誘拐しなかったのは儀式の妨害に必要だった事やヴァレリアとの取引がその理由だと思われる。


シナリオライターの正田崇によると、この時のシュピーネは自壊衝動に駆られていた為に、後述のドラマCDのような冷静さが欠いていたとしている。

また、後述のDies irae ~Wolfsrudel~でのツァラトゥストラの扱いを考慮すると、藤井蓮も容易く操れる存在として軽視していたとも考えられる。


外伝での活躍

ドラマCD「Dies irae ~Verfaulen segen~

本編の十年前の物語。

ベイルサルカの窮地を救ったり、双頭の鷲(ドッペル・アドラー)の兵隊相手に無双して「厳然な実力差とはこういうものです」という名言を残した。

また、「貴方がカインでなければ是非手を組みたかった」と櫻井戒に高い評価を与えた。

総じて本編の小物っぷりが嘘のような活躍をみせている。



小説「Dies irae ~Wolfsrudel~

本編の前日譚。

第二次世界大戦後、聖槍十三騎士団の面々は世界中に散っていた。

その中でシュピーネは黄金練成の儀式場となる諏訪原を開発するという重要な任務を与えられていた。

そこでアメリカの製薬会社ブロック・コーポレーションの重役「フレッド・ハーマン」という偽名を名乗り、活動を開始する。

当時アメリカに拘留されていた医学生の本城恵一郎(本城恵梨依の祖父)と出会い、彼の出身地が諏訪原であった事に目を付け、恵一郎に富と権力を与えて栄華を保証する代わりに故郷を黄金練成の生贄として差し出させたのであった。


そして、戦後の諏訪原市の発展に貢献した大企業の殆どが、ブロック・ケミカル・コーポレーション上級執行役員/財団法人諏訪原市医療新興協会理事「フレデリック・ハーマン」(微妙に変わっているが、こちらもシュピーネの偽名)によってその経営権を握られていた。

この医療産業都市・諏訪原を築く上で得た巨万の富と名声は、シュピーネが本来目的としていた黄金練成への興味を失わせる事となったのである。

なお、ドラマCD「Verfaulen segen」の事件の後始末をする際に恵一郎と話をしているのだが、幼き日の本城恵梨依にそれを目撃されていた事も描写されている。


一方、黄金練成の準備と併行して第三帝国の戦争犯罪人の救助もシュピーネは行っていた。

その為、表世界にもかなり名前の知られる存在となってしまった。

オデッサなどの戦争犯罪人支援組織の暗躍はシュピーネの活動が寄り集まってできたものらしい。

ちなみに、ヴァレリアがルーマニア正教の司教としてアメリカへと渡れるように手配したのもシュピーネであり、ヴィルヘルムがベトナム戦争に介入できるようにしたのもシュピーネである。


ドイツ時代からの協力者の一族だった医学者 綾瀬孝造(綾瀬香純の義父)を唆し、幼き日の藤井蓮に対して拷問的な研究をさせていたのもシュピーネである(もっともシュピーネは殺さぬように釘を刺していたようだが)。

しかし、綾瀬教授が司狼によって殺害されてしまい、ヴァレリアによって蓮はシュピーネの手の届かぬ状態にされてしまった。

ただ、蓮の体細胞を入手していたシュピーネは、それを利用した研究施設として諏訪原遺伝子工学研究センターを建設し、ザラストロ計画と称してツァラトゥストラのクローンを生成・研究・実験を行っていた。

黄金練成阻止を思い立ったシュピーネは、この施設の研究を利用し、神経に干渉する希少な蜘蛛(黄金練成阻止の研究の一つ)を用いたクローン部隊の運用を検討していたが、クローン達の急速な壊死によって失敗に終わってしまった。

もっともシュピーネは黄金練成阻止の為の計画がいくつか用意していたらしく、このクローン計画は「ただの思い付き」が実用化寸前まで至っただけに過ぎなかったようだ。


そして、黄金練成の日が近づき、聖槍十三騎士団の面々が次々と諏訪原に集う。

自らの栄華を守るため、シュピーネは自身の執務室のある諏訪原産業貿易センタービルディングを後にした。

だが、彼がそこへ帰る事は無かった。


アニメ版での活躍

名誉な事にアニメ版Dies iraeの初PVに最速出演を果たした。

しかも大隊長やヴィルヘルム、ルサルカといった人気のメンツを差し置いてである。

ただ、PVの時点でさっそく蓮にやられてるのがシュピーネさんらしい……。


アニメ本編での扱いは基本的にゲーム版と同様だが、辺獄舎の絞殺縄を町の一角を覆うほど広範囲に展開して建造物を破壊するなど派手な演出が用意された。

また、ゲームでは蓮に敗北後トリファにトドメを刺される形で退場したが、アニメでは蓮に追い詰められた際、保険として香純の首に巻きつけていた辺獄舎の絞殺縄を作動させようとしたところをトリファの遠距離からの創造による狙撃で阻止され、そのまま連に敗北してスワスチカへと吸収された。


ファンからの評価

そのあまりにも清々しい噛ませっぷり等から逆にプレイヤーの印象に残ったのか、ファンからは親しみを込めて「シュピーネさん」もしくは「形成(笑)」と呼ばれ、カルト的な人気を誇っている。

ドラマCDでは本編の噛ませっぷりが嘘の様な活躍をしたり、小説ではやたらと大物に描かれていたり、PVでわざとハブられていたり、アニメBDBOXの特典がシュピーネさんのオーディオコメンタリーだったりとスタッフからも色んな意味で愛されているキャラである。


※ネタバレ注意


他作品との関連

神咒神威神楽には彼の生まれ変わりである六条紅虫というキャラが登場。

このキャラはもともとは登場予定がなかったのだが、作画スタッフがお遊びでCGの隅にシュピーネっぽい人物を描いたことで設定が作られて誕生したという裏話がある。

ちなみに生まれ変わっても扱いは全然変わっていない…。

また、こちらでは形成仲間のリザが擬似的に上の位階になってしまった。


相州戦神館學園八命陣では、作中における格ゲーのキャラクターとして登場する。

龍辺歩美の巧みな操作の元、大杉栄光の使うラインハルトを圧倒した。


元になった格ゲーMAD動画


関連タグ

Diesirae 噛ませ犬 小悪党 小物

「人殺しということなら、あなたも同じ穴のムジナでしょう。」


概要

CV:はらさわ晃綺(CS版)/三川春人(PC版)

身長:179cm 体重:60kg

序列第十位ルーン獲得
魔名紅蜘蛛大アルカナ悪魔
生年月日1908年1月7日占星術磨羯宮
位階形成発現
聖遺物辺獄舎の絞殺縄武装形態人器融合型

親しい人物:ルサルカヴィルヘルムトリファ

嫌いな人物:メルクリウスシュライバー

※特に嫌いな人物はこの2人だが、実質ラインハルトエレオノーレマキナも嫌っている。


聖槍十三騎士団・黒円卓第十位。

本人曰く本名は「昔に捨てた」らしく、魔名である「紅蜘蛛(ロート・シュピーネ)」を名前として名乗っている。

元は軍の研究施設で働いていたが、施設を訪れたヴァレリア・トリファにその才能を見出され、騎士団へスカウトされる。大戦後は諜報部に所属している。



モチーフは、SS将校で医者のヨーゼフ・メンゲレだとされている。アウシュヴィッツ強制収容所にて人体実験を行い、「死の天使」等と呼ばれた人物である。


人物

施設にいたころは非道な人体実験を繰り返していたマッドサイエンティストであり、弱者を甚振ることを好む残忍な性格。

一方、首領副首領3人の大隊長を強く忌避しており、彼らが復活して再び指揮下に組み込まれる事を心底恐れている。


ヴァレリア同様、本編開始時に黄金錬成の真実に気づいていた数少ない人物である。

シナリオライターの正田崇からは作中の頭良い4人組の1人(シュピーネ、神父司狼)として数えられ、頭脳面は非常に優秀と評されている。

戦闘力は平団員の中でも最底辺の部類だが、前述のように諜報部所属であったこともあり、ただ単に戦闘向きでなかっただけで軍人としては優れていたのだと思われる。


ちなみに黒円卓の現世組の財政を支えてるのはシュピーネだったりする。

表の世界に最も顔が利いているだけに資金源も豊富なようだ。


実は魔人になる前は彼からつけられたあだ名を「親から付けられた名など意味がない」と称し今でも親しみを覚えている親友がいたらしい。


能力

聖遺物は人器融合型の「辺獄舎の絞殺縄(ワルシャワ・ゲットー)」

収容所で多くの囚人を絞殺した縄であり、位階は「形成」。その名の通りに相手を絞殺することはもちろん、切断能力も有しており、鉄をも切り裂く硬度を持つ。また、蜘蛛の巣のように張り巡らせることも可能。ただし、人器融合型であるため糸を切断されると本人もダメージを負ってしまう。

シュピーネ曰く「これに捕らわれたら聖餐杯猊下ですら抜け出すことができない」とのこと。無論ヴァレリアは創造位階であり、シュピーネとは天と地ほども力の差があるのだが、どこからそんな自信が来るのだろうか・・・。


ちなみに、聖槍十三騎士団の団員はほぼ全員が創造位階であり、形成位階なのは彼とリザ・ブレンナーだけ。しかもリザの形成は黒円卓第二位のトバルカイン(もちろん創造位階)を操る事ができるので、純粋な形成位階は彼一人であると言える。

逆に言うと位階が高くなるほど真っ当な人ではなくなるので、作中の戦闘要員の中ではかなり感性がまともな人物であり、ヴィルヘルム等の一般的な団員では気付けないような事に聡かったりする。


以下ネタバレ
































本編での活躍

ヴァレリアに調べ物を依頼された事もあって、現世組の中では最後に騎士団の面々と合流し、儀式妨害という自身の目的の為に行動する。

ヴァレリアとの取引で最初に藤井蓮と接触する権利を得ると、首領らの復活の鍵である蓮に協力を持ちかけた。しかし、幼馴染の綾瀬香純を人質に取る(実際は香純本人を誘拐した訳ではなかった)という卑劣な方法で協力を求めた為に、蓮の怒りを買って交渉は決裂。

活動位階の蓮相手に自身の形成で圧倒し、嬲り殺そうとするも、土壇場で蓮が形成位階に達した事で逆転され、致命傷を負う。

蓮曰く、シュピーネの敗因は「顔の差かな


何とかその場は逃げおおせるものの、直後にヴァレリアによって処刑されてしまう。

ヴァレリアの目的は騎士団の中で最も蓮と実力が拮抗していた(つまり一番弱い)シュピーネを煽って蓮にぶつけ、彼を形成位階まで成長させる事であり、要するに噛ませ犬にされていたのであった。

また、不完全なゾーネンキントを求めるヴァレリアは、シュピーネにもう1人のゾーネンキントの血脈リザが逃がしたヨハンの孫)を調べるように指示を出しており、その調査が終わった事から「用済み」として蓮の当て馬にしたのである。

ちなみに、シュピーネが香純本人を誘拐しなかったのは儀式の妨害に必要だった事やヴァレリアとの取引がその理由だと思われる。


シナリオライターの正田崇によると、この時のシュピーネは自壊衝動に駆られていた為に、後述のドラマCDのような冷静さが欠いていたとしている。

また、後述のDies irae ~Wolfsrudel~でのツァラトゥストラの扱いを考慮すると、藤井蓮も容易く操れる存在として軽視していたとも考えられる。


外伝での活躍

ドラマCD「Dies irae ~Verfaulen segen~

本編の十年前の物語。

ベイルサルカの窮地を救ったり、双頭の鷲(ドッペル・アドラー)の兵隊相手に無双して「厳然な実力差とはこういうものです」という名言を残した。

また、「貴方がカインでなければ是非手を組みたかった」と櫻井戒に高い評価を与えた。

総じて本編の小物っぷりが嘘のような活躍をみせている。



小説「Dies irae ~Wolfsrudel~

本編の前日譚。

第二次世界大戦後、聖槍十三騎士団の面々は世界中に散っていた。

その中でシュピーネは黄金練成の儀式場となる諏訪原を開発するという重要な任務を与えられていた。

そこでアメリカの製薬会社ブロック・コーポレーションの重役「フレッド・ハーマン」という偽名を名乗り、活動を開始する。

当時アメリカに拘留されていた医学生の本城恵一郎(本城恵梨依の祖父)と出会い、彼の出身地が諏訪原であった事に目を付け、恵一郎に富と権力を与えて栄華を保証する代わりに故郷を黄金練成の生贄として差し出させたのであった。


そして、戦後の諏訪原市の発展に貢献した大企業の殆どが、ブロック・ケミカル・コーポレーション上級執行役員/財団法人諏訪原市医療新興協会理事「フレデリック・ハーマン」(微妙に変わっているが、こちらもシュピーネの偽名)によってその経営権を握られていた。

この医療産業都市・諏訪原を築く上で得た巨万の富と名声は、シュピーネが本来目的としていた黄金練成への興味を失わせる事となったのである。

なお、ドラマCD「Verfaulen segen」の事件の後始末をする際に恵一郎と話をしているのだが、幼き日の本城恵梨依にそれを目撃されていた事も描写されている。


一方、黄金練成の準備と併行して第三帝国の戦争犯罪人の救助もシュピーネは行っていた。

その為、表世界にもかなり名前の知られる存在となってしまった。

オデッサなどの戦争犯罪人支援組織の暗躍はシュピーネの活動が寄り集まってできたものらしい。

ちなみに、ヴァレリアがルーマニア正教の司教としてアメリカへと渡れるように手配したのもシュピーネであり、ヴィルヘルムがベトナム戦争に介入できるようにしたのもシュピーネである。


ドイツ時代からの協力者の一族だった医学者 綾瀬孝造(綾瀬香純の義父)を唆し、幼き日の藤井蓮に対して拷問的な研究をさせていたのもシュピーネである(もっともシュピーネは殺さぬように釘を刺していたようだが)。

しかし、綾瀬教授が司狼によって殺害されてしまい、ヴァレリアによって蓮はシュピーネの手の届かぬ状態にされてしまった。

ただ、蓮の体細胞を入手していたシュピーネは、それを利用した研究施設として諏訪原遺伝子工学研究センターを建設し、ザラストロ計画と称してツァラトゥストラのクローンを生成・研究・実験を行っていた。

黄金練成阻止を思い立ったシュピーネは、この施設の研究を利用し、神経に干渉する希少な蜘蛛(黄金練成阻止の研究の一つ)を用いたクローン部隊の運用を検討していたが、クローン達の急速な壊死によって失敗に終わってしまった。

もっともシュピーネは黄金練成阻止の為の計画がいくつか用意していたらしく、このクローン計画は「ただの思い付き」が実用化寸前まで至っただけに過ぎなかったようだ。


そして、黄金練成の日が近づき、聖槍十三騎士団の面々が次々と諏訪原に集う。

自らの栄華を守るため、シュピーネは自身の執務室のある諏訪原産業貿易センタービルディングを後にした。

だが、彼がそこへ帰る事は無かった。


アニメ版での活躍

名誉な事にアニメ版Dies iraeの初PVに最速出演を果たした。

しかも大隊長やヴィルヘルム、ルサルカといった人気のメンツを差し置いてである。

ただ、PVの時点でさっそく蓮にやられてるのがシュピーネさんらしい……。


アニメ本編での扱いは基本的にゲーム版と同様だが、辺獄舎の絞殺縄を町の一角を覆うほど広範囲に展開して建造物を破壊するなど派手な演出が用意された。

また、ゲームでは蓮に敗北後トリファにトドメを刺される形で退場したが、アニメでは蓮に追い詰められた際、保険として香純の首に巻きつけていた辺獄舎の絞殺縄を作動させようとしたところをトリファの遠距離からの創造による狙撃で阻止され、そのまま連に敗北してスワスチカへと吸収された。


ファンからの評価

そのあまりにも清々しい噛ませっぷり等から逆にプレイヤーの印象に残ったのか、ファンからは親しみを込めて「シュピーネさん」もしくは「形成(笑)」と呼ばれ、カルト的な人気を誇っている。

ドラマCDでは本編の噛ませっぷりが嘘の様な活躍をしたり、小説ではやたらと大物に描かれていたり、PVでわざとハブられていたり、アニメBDBOXの特典がシュピーネさんのオーディオコメンタリーだったりとスタッフからも色んな意味で愛されているキャラである。


※ネタバレ注意


他作品との関連

神咒神威神楽には彼の生まれ変わりである六条紅虫というキャラが登場。

このキャラはもともとは登場予定がなかったのだが、作画スタッフがお遊びでCGの隅にシュピーネっぽい人物を描いたことで設定が作られて誕生したという裏話がある。

ちなみに生まれ変わっても扱いは全然変わっていない…。

また、こちらでは形成仲間のリザが擬似的に上の位階になってしまった。


相州戦神館學園八命陣では、作中における格ゲーのキャラクターとして登場する。

龍辺歩美の巧みな操作の元、大杉栄光の使うラインハルトを圧倒した。


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