概要
『ケロロパイレーツ』に登場した形態。
スーパー戦隊シリーズでいうクロスオーバー合体に当たるものであり、本作のロボであるパイレーツマシンと、前作『武者ケロ』のロボである武者ロボが合体することで成る。
武者ロボを主体とし、背中や足にパイレーツマシンを組み込ませる。この説明だけではただの合体に思われるかもしれないが、他のロボットアニメの合体と異なる最大の特徴は合体すると一部武者ロボ装備のカラーリングが濃くなるという点。つまり端的に言えばこのロボは「パイレーツマシンの色と装備が融合した武者ロボ」である。
登場自体は漫画版が先で、この時は戦国ランスターで別れた筈の武者ロボをクルルが見つけ転送したとされており、このモード自体もケロロたちには知らせなかった極秘形態の扱いだった。実はこの設定、作中だけのものとも言い難く、当時この設定は読者にも明かされていなかったトップシークレット要素だった。後にケロプラの「超海王モード」名義の発売で正式に公の場で発表されることとなる。
上記のようにプラモも発売されたが、何故かキングドロロロボだけは現在でもプラモで発売されないという不憫な扱いを受けている。これは小隊全員のロボ発売が漫画のネタバレにつながるため、防止処置として行ったものだと思われるが、「さすがにもう終わったんだから発売してやれよ…」と言いたくなるのはいうまでもない(やはり彼のロボだからこうなる宿命だったのだろうか…?)。
なお本来このロボは「キングロボ」という名称で、超海王モードというのはそのキングロボの隠された能力全体のことを指す言葉であるが、上記のプラモ表記の影響もあり、もっぱらファンからは超海王モードが合体の名称として浸透している。またキングロボだけでは同名のマンガがあるので、棲み分けのためにもpixivではこちらで付けることを推奨する。
キングロボ一覧
キングケロロロボ
ケロロが搭乗する機体。
武者ケロロロボの額の飾り部分にケロダッシュの海賊帽を模したパーツが取り付けられ、より海賊らしいデザインとなっている。
また、脚はケロダッシュの脚と連結し武者ケロロロボのときよりも長くなり、背中には折り畳まれたケロダッシュがウイングをひろげ接続されている。
武器は、武者ケロロロボの長刀に同じく武者ケロロロボの額の飾りを合体させたものとなる。
キングタママロボ
タママが搭乗する機体。
足軽タママロボにタマホーンの角や飾りを取り付け、より攻撃的なデザインとなっている。
両足にはタマホーンのミサイルアームが取り付けられ、長くなった脚の攻撃力は増加。
背中にはタマホーンが接続されている。
武器はお馴染みの槍に、笠型のシールド。
キングギロロロボ
ギロロが搭乗する機体。
浪人ギロロロボに搭載されている鉄拳に大砲にギロキャノンの銃火器まで加わり、より重厚なデザインとなっている。
左腕の大砲で放つ『ギロロ式コブラ砲』は、両足のフライを起動させ反動を抑える必要がある程の威力がある。
また漫画版では、空賊王ドロロのドロスカイと合体した形態も披露。自由に空を飛び回る機動力と海を割るパワーを発揮する。
キングクルルロボ
クルルが搭乗する機体。
藪医クルルロボの背後にあるクルアームから伸びた湾曲した脚がキャタピラーに繋がっている。
藪医クルルロボでは防御メインであったが、クルルアームと合体したことで妨害性能が段違いに向上しており、毒電波は聞いた相手のトラウマを思い起こさせる程の超イヤな音波を放つ。
キングドロロロボ
ドロロが搭乗する機体。
頭領ドロロロボにドロスカイが合体した形態で、ドロスカイのアームが脚に連結され、さらには頭領ドロロロボの羽根にドロスカイの翼が取り付けられられている。
武器はクナイではなくドロスカイの砲撃を刀のように扱う。
超キングケロン
キングロボ5体が合体した巨大ロボ。各機体の数で言えば驚異の10体合体である。
各機体のありとあらゆるパーツで構成されており、計六六大将軍の陣羽織には海賊マークが記されている。
機能も多彩で、上記の陣羽織の防御力にギロロの砲撃、タママのパワー、ドロロの機動力、クルルの分析力を隊長であるケロロが指示し引き出す。
必殺技は各機体のパーツで構成された合体武器から発生する竜巻型波状攻撃『ケロンションウェザーインパクト』、キングケロハンマーによる殴打攻撃『ケロンションブレイク』。
関連タグ
フュージョン(ドラゴンボール)…ある意味「超海王モードの人バージョン」といえるもの。