概要
全身をすっぽり覆う事で、所有者の姿を他人の目から不可視にするマント。所有者だけでなく他人をも隠すことが出来るが見えないだけなので、音や気配には注意する必要がある。
デミガイズの毛で織ったり普通のマントに目くらまし術をかけることで製作された数多くある「透明マント」と呼ばれる品物は、時間経過で効果が薄れたり、魔法が当たると効果が切れてしまう。
もっとも、ロンによればそれらも非常に高価で貴重らしい。
死の秘宝・透明マント
最初の所有者(もしくは製作者)は三人兄弟の物語に登場する一番下の弟で、ポッター家の祖先にあたる『イグノタス・ペベレル』。
効果は永久的であり、呪文を受けず呼び寄せ呪文にも反応しない。死の秘宝の中では比較的地味な道具であり、中身を透視する吸魂鬼(ディメンター)やアラスター・ムーディの目を除けば誰にも姿を見られることはない。
死の秘宝への興味からダンブルドアがジェームズ・ポッターからこの先祖伝来の家宝を借りて預かっていたが、ポッター夫妻惨殺後にホグワーツに入学したハリーの11歳のクリスマスで返却される。
その後ハリー達がどれほど透明マントに助けられてきたかは、死の秘宝まで物語を見てきた方には最早述べるまでも無いだろう。