概要
しかし後述の特殊な生態のために、魔法省からの危険度分類は5段階評価の4。
これは対処に専門知識と経験が必要という、どちらかといえば「厄介」の意味が強い。
外見
絹のように白く長い体毛を持つ、中型の猿またはヒヒのような姿をした生物。手首や足首の先は毛に覆われておらず、肌色の細い指が並ぶ。指の数は5本。
眼と瞳が大きく鼻と口が小さいため、その顔立ちは梟にも似ている。
脚と比べて腕が長く、2足歩行の際は腕を折り曲げて歩く。因みに尾も細く長い。
生態
食性は草食であり、気性も穏やかでおとなしい。
危険が迫ったり脅かされたりするとこの2つを発動して逃げ回るため、捕獲することは勿論、姿を捉えることすら難しい。ゆえに相応の知識や経験が求められる。
未来予測は発動する際、普段は黒い眼が鮮やかな青色へと変化する。実写映画では、これから起こる一連の出来事が短時間で目まぐるしく映し出される表現が為された。
透明化は実際に透明になるわけではなく、周りの景色に溶け込む保護色タイプである。これも実写映画にて、紛れた背景が動きと共に徐々に歪んでいく表現で示唆されている。
彼らの毛皮はある道具の原料になるため需要が高い。しかしその効力は時間の経過と共に徐々に薄れていってしまう。
ドゥーガル
ニュートのトランクから脱走した個体。実写映画にも登場しており、pixivでは主にこの個体のことを指す。
デパートにてハンドバッグ片手に菓子を集めているところをニュートたちに発見される。実はデパートの奥で異常に巨大化してしまった魔法生物・オカミーの世話をしていた。脱走した魔法生物の中では比較的おとなしく、ニュートにもどちらかといえば協力的な姿勢を見せる。
手先はかなり器用で、一口サイズの菓子を指で1つずつ摘んで並べるなど、細かい作業を滑らかな動きでこなす。各所の動きを見ればわかる通り知能も高い。
映画の未公開シーンではデパート内を逃げ回るなど、少々やんちゃな一面も。自身を掴んだジェイコブを逆に引きずり回しており、意外と力も強い。
街中で透明化しながら少年の飴を横取りしたりもしている。結構悪戯好きなのかもしれない。