概要
昭和19年の中国大陸を舞台に、米軍のB-29の発着基地となった桂林飛行場爆破に向かう遊撃隊の活躍を描く。
『独立愚連隊』のテレビドラマ版といった趣きの作品で、同作の岡本喜八監督が監修、喜八組の助監督出身である竹林進、山本廸夫が監督を務めた。
放送時間は毎週水曜日(1966年11月17日から木曜日放送)20:00~20:56。
2005年にDVD全3巻が発売されたがすでに絶版となっている。
主要登場人物
- 黒鬼子
主人公の大陸浪人。その正体は脱走した海軍兵曹長の黒田。
- 渡一等兵
東亜同文書院出身のインテリ。特技は中国語会話。
力持ちという設定はないが軽機関銃を軽々と担いでいる。
- 中西一等兵
軍に入る前は花火職人だったため火薬の取り扱いが得意。
- 上野兵長
遊撃隊屈指のベテラン兵士。入隊する前は千葉県で高等女学校の教師をしていたがその話をされると怒る。
- 三浦上等兵
遊撃隊一の力持ち。
- 平田二等兵
最年少で愛称「坊や」。
- 阿部大尉
遊撃隊の隊長として桂林飛行場爆破作戦を立案。隊を率いるが道半ばで倒れる。
キャスト
黒鬼子:佐藤允
渡一等兵:小坂一也
中西一等兵:堺左千夫
上野兵長:大木正司
三浦上等兵:小川安三
平田二等兵:寺田誠
阿部大尉:三橋達也
山本廉(第1話)
中山豊(第1話)
西村晃(第2話、第4話)
藤原釜足(第2話)
田中浩(第2話、第9話)
浪花千栄子(第3話)
佐藤闘介(第3話)
松本めぐみ(第4話)
頭師佳孝(第4話)
春川ますみ(第5話)
長谷川弘(第5話、第10話)
中谷一郎(第6話)
草川直也(第6話)
伊藤雄之助(第7話)
中丸忠雄(第8話)
戸上城太郎(第8話)
久世竜(第8話)
池部良(第9話)
沢村いき雄(第9話)
E・H・エリック(第10話)
二木てるみ(第11話)
江原達怡(第12話)
左卜全(第13話)
話数 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|
1 | 遊撃隊前へ | 岡本喜八 | 竹林進 |
2 | 砂の英雄 | 岡本喜八、胡桃哲 | 山本迪夫 |
3 | 日の丸婆さん | 岡本喜八、中みね子 | 竹林進 |
4 | 見えざる敵 | 岡本喜八、長野洋 | 山本迪夫 |
5 | 脱出 | 岡本喜八、長野洋 | 山本迪夫 |
6 | 居残り軍曹 | 岡本喜八、胡桃哲 | 山本迪夫 |
7 | 老兵は死なず | 岡本喜八、長野洋 | 竹林進 |
8 | どっちがどっちだ | 岡本喜八、胡桃哲 | 竹林進 |
9 | 十万元の戦い | 岡本喜八、長野洋 | 山本迪夫 |
10 | 聖バッカスの鐘 | 岡本喜八、長野洋 | 山本迪夫 |
11 | 霧の戦場 | 岡本喜八、中みね子 | 竹林進 |
12 | 斬り込み隊長 | 岡本喜八、長野洋 | 竹林進 |
13 | もぐらと太陽 | 岡本喜八、中みね子 | 竹林進 |