解説
「酵母」とは、
広義では真核生物であり、尚且つ単細胞である真菌の事を差し、
狭義では「S.セレビシエ」と、その近縁種の事を差す。
そして一般的には「発酵をする真菌の総称」となっている。
英語では「yeast」と呼ばれ、「酵母」はその訳語となる。
また、その単語を日本語読みした「イースト」や「イースト菌」、または「酵母菌」とも呼ばれている。
酵母と酵母菌の違いってあるの?イーストって何? | 発酵モアモア
酵母の種類
広い意味での定義が「発酵をする真菌」なので、様々な種類がある。
S.セレビシエ
糖からアルコールを発酵する、酵母の代表種。
「アルコールでちゃった」
出芽で増えることから「出芽酵母」とも呼ばれる。
S.セレジン
S.セレビシエの中でもパンの発酵に特化された種。
パン酵母とも。
一般的に「イースト」と呼ばれている。
S.サケ
日本酒を発酵するので「清酒酵母」とも呼ばれる。
S.ウパルム
ラガービールを発酵する。
きょうかい酵母
日本醸造協会で領付している酵母。
「もやしもん」では「協会1501号」こと「1501酵母」や「赤色清酒酵母」など多数の酵母が登場する。
花酵母
東京農大花酵母研究会と、その卒業生が製品化した清酒酵母で、天然の花から分離された酵母。
アベリア酵母やなでしこ酵母、日々草酵母など、多数存在する。
ワイン酵母
ワインを発酵する酵母の総称。
C.ディベルサやC.バリダ、C.ファマタなどのカンジダ属も参加していたりする。
とにかく多数の酵母がワインの発酵に関わっている。
関連リンク
酵母 - Wikipedia
酵母とは - 健康用語 Weblio辞書
酵母とは | COBON