概要
「銀の茨の獣使い エミール」とは、トレーディングカードゲーム「カードファイト!!ヴァンガード」に登場するユニットである。
読み方は「シルバーソーンビーストテイマー エミール」。
2014年2月28日発売のブースター第15弾「無限転生」に収録されているグレード0の<<ペイルムーン>>。レアリティはC(コモン)。
イラストレーターは田所哲平氏。
<<ペイルムーン>>における8種類目のファーストヴァンガード用ユニットであり、
「銀の茨」では「銀の茨のお手伝いイオネラ」に続く2種類目のFV用カード。
フレーバーテキストは「わたし、びーすとていまーなの!すごい?すごい?」
ユニットとしての能力
パワー5000/シールド10000/☆1
効果1
【自】先駆(同じクランのユニットにライドされた時、(R)にコールできる)
多くのファーストヴァンガード用ユニットが保持しているキーワード能力。
序盤のブースターとして活用することが可能。
効果2
【起】【(R)】:[このユニットをソウルに置く]
あなたの山札の上から5枚まで見て、グレード3とグレード2とグレード1の、カード名に「銀の茨」を含むカードをそれぞれ1枚まで選び、ソウルに置き、その山札をシャッフルする。
自身がソウルに移動することで、デッキトップ5枚から最大3枚の「銀の茨」をソウルへ置くことが出来る能力。
カウンターブラストを使用しない為、ライドされた直後のメインフェイズで即座に効果の発動が可能であり、除去能力に秀でたクランに対しても焼かれるリスクを回避できることが強み。
また、「ヴィーナス・ルキエ」のLB能力や「銀の茨のお手伝いゼルマ」の登場時効果などによりソウルからリアガードサークルへ登場させることが容易なため、能力を低コストで複数回発動させることが可能である。
ペイルムーンの要であるソウルを増やすだけでなく、「銀の茨の竜使いルキエ」をソウルに送ることでクロスライドを成立させるほか、デッキのノーマルユニットを減らしトリガーユニットの割合を増やし続けることが可能。
「銀の茨のお手伝いイリナ」「銀の茨のお手伝いイオネラ」との大きな違いは自身がソウルに移動しリアガードサークルを開ける点と、ソウルに送らなかったカード(手札に欲しいカードやトリガー、守護者であることが多い)をデッキボトムに送らずにシャッフルによって山札の中へ戻せる点。
「無限転生」以前の「銀の茨」デッキでは「夜空の舞姫」や「シーソーゲーム・ウィナー」「シーソーゲーム・ルーザー」(いわゆる自爆互換)を投入することにより「イリナ」「イオネラ」の能力でデッキボトムへ送ったカードをシャッフルで分散させることが多かったが、当ユニットの登場により「銀の茨」以外のユニットを採用するリスクを軽減可能となった。
上記の通り非常に有用性の高いカードだが、デッキが「銀の茨」で固まっていないとスキルの充分な発揮が期待できないほか、逆にスキルを使いすぎて山札を減らしすぎてしまい、デッキアウトによる敗北へと繋がることがあるので注意が必要である。