概要
英語表記:Darkeater Midir
ダークソウル3のDLC第2弾「THE RINGED CITY」にて追加されたボスの一体。
神々に育てられた古竜の末裔であり、闇を喰らう使命を与えられ、最後に輪の都へ闇に侵され戻ってきた。深淵属性を持つことから、ミルウッド騎士の装備品に記された「深淵の竜」とも考えられる。初代ダークソウルにおける黒竜カラミットの様な立ち位置。
輪の都で出会うNPC、「フィリアノールの騎士、シラ」とは彼女曰く友人であるという。輪の都を飛び回っており、道中ブレスを吐いて攻撃してきたり、立ち塞がって進行の邪魔をしたりもする厄介なギミックとしての一面も持つ。
ステージ後半の崖地帯で立ち塞がる彼のHPを0にし、闇の谷へ落とすことでボスとして戦えるようになる。闇の谷へと向かう通路は隠されており、シラからその場所のヒントを聴くことが出来る。
ボスキャラとして
DLC2のストーリー上におけるラスボスよりも撃破時の取得ソウルが多く、いわゆる隠しボス的な扱い。
シリーズ最後のDLCの隠しボスだけあって、まさにフロムからの挑戦状ともいうべき程の凄まじい強さを誇る。異常な攻撃力、非常に硬い防御力、読みづらい動きと三拍子揃った強敵の中の強敵。状態異常も全て無効であり、頼れるのは己の腕、もしくはオンラインでの白霊のみとなるだろう。
雷属性に比較的弱く、また深淵属性を持つため、竜狩りの武器や、かの狼騎士や深淵の監視者たちが振るった剣を携え、勇気を奮って立ち向かおう。
とにかく暴れまくるので、最初はどう立ち回ればいいか分からないかもしれないが、一番安全な位置は真正面。
頭以外は攻撃しても殆どダメージは通らず、また足元にいると危険なブレスや尻尾攻撃が飛んでくるため、恐れずに正面に陣取り的確に彼の動きを見極め、躱し、反撃を頭に叩き込む事こそが勝利への一歩である。
体力が50%を切ると闇属性の爆発を放ち、大量の「追う者たち」を放つ攻撃が追加される。
また、ミディールの象徴的な攻撃として、自身の直下に火炎ブレスを放った後、突如火炎が光り出し、常軌を逸した破滅的威力を誇るビーム(しかもビームの軌跡上に追従爆破を起こす)をどこぞの大怪獣の如く撃ち出してくることがある。
誰が呼んだか『薪の王総辞職ビーム』。
その様は、完全にDLC配信の前年に公開されたとある映画のワンシーンの如し。
HPが50%以下の場合、あろうことかこのビームを滅茶苦茶に乱射しまくる大技が追加される。
バックジャンプで距離を取ってきたらこの攻撃の合図。首を大きく振り回しながら縦横無尽にビームを放つ地獄絵図が見られる。
口元に光を溜めている間に急いで左側の足元へ入り込まない限り、敗色は濃厚となるだろう。
頭のみを攻撃し、HPを7割ほど削ると倒れ込み、頭へ致命の一撃が叩き込める。この致命の一撃は特殊仕様で、武器によってはそのまま撃破、あるいは撃破できずともHPを残り僅かまで一気に減らせる大チャンスの為、この機は絶対に逃さず致命の一撃を叩き込みたい。
死闘を超えた死闘の果て、彼を撃破することで「闇喰らいのミディールのソウル」と、新誓約用アイテム「教会の槍」が入手できる。
余談
ソウルシリーズの竜系統のボスは尻尾を切断できる場合が多いが、彼の尻尾はどんなに攻撃を加えても切断は不可能のため、尻尾を狙う意味は一切ない。
彼のソウルからはドラゴンウェポン「綻び刀」と魔術「古き月光」が練成できる。
綻び刀は技量要求40と非常に高く、耐久度が20と非常に低いことと固定の闇属性値、多少重めな点を除けば、モーション自体は打刀と同じ。しかし、この武器の真価は戦技にある。戦技により居合の構えから通常攻撃で闇の光波、強攻撃で目にも止まらぬ4連の斬撃を叩き込む。その剣技はどこかの閻魔刀や戦国武将の剣技を思い出さずにはいられない。
古き月光は、フロム伝統のムーンライトソードのスペル版であり、FP消費はソウルの大剣と同じではあるが威力・外見が異なり、特に光波が付き、かつタメが可能と言う点で差別化がなされている。
古い竜の末裔ミディールは、神に育てられ
朽ちぬが故に、永遠に闇を喰らう使命を持った
神がとうに滅びた後も、忘れることはなかった