ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

揚州丹陽郡の人。

幼い頃から好んで学問に励み、やがて太学に行った。地方に戻ると郡・州の役人となり、盧県県令に任命されたのを皮切りに、幽州刺史に昇進した。

徐州で黄巾党の残党が蜂起すると、徐州刺史に任命されてその討伐にあたった。

193年に、曹操の父である曹嵩とその一族が自身の勢力圏内で襲われて皆殺しにされる事件が発生。陶謙が襲わせたという噂もあり、父を殺された曹操は激怒して大軍勢を率いて徐州に侵攻した。

一度は兵糧不足で曹操軍は退いたものの、この侵攻で数十万規模の住民が虐殺され、豊かだったが徐州の地も滅茶苦茶にされてしまう。この戦いでは、公孫瓚から援軍として劉備が来ており、陶謙は劉備を引き留め、豫州刺史に推挙し小沛に駐屯させた。

再度、曹操が徐州に侵攻したが、曹操の本拠地である兗州で、陳宮らが呂布を引き入れ反乱を起こしたため、曹操軍が撤退することになり、危機を脱した。

しかし、陶謙は病で重篤に陥り、糜竺に徐州を劉備に譲るよう遺言を託し、間もなく死去した。

三国志演義の陶謙

演義では名君として描かれている。

曹嵩とその一族が曹操の元へ向かう途中、一行が徐州を通っていると知った陶謙は曹操との縁を得ようと曹嵩達を城に招いて持て成した。

曹嵩達が出立する際、配下の張闓とその手勢を護衛に付けたが、張闓達は元黄巾党で陶謙に征伐されて降伏して配下となった過去を持つ。張闓達は日頃から不満を抱いており、曹嵩達の財宝に目が眩んで襲い曹嵩達を皆殺しにして財宝を奪って逃亡した。

陶謙は自分の采配ミスと認めて攻めて来る曹操に自分の首を差し出そうと考えていたが家臣達に説得され、わずかな望みにかけて各地に援軍を要請し、唯一それに応えた劉備に感銘を受けて劉備に徐州を譲ることを決める。

関連タグ

三国志 劉備 曹操

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 新説三国志演義1.5巻 SS's

    一幕③ 龍騎団の歩み~刺史編

    麋芳 「どうも! 麋家の兄弟の兄の方です!」 麋竺 「………………ふぅん」 麋芳 「げえっ!? 兄上!?」 麋竺 「そっかそっか。ホウは僕の代わりに長男やってくれるんだね。じゃ、家督とかの面倒も任せていいよね?」 麋芳 「いや、違うんですよ! 作者が間違えたからそれに乗っかっただけでして」 佐久彦「ちい! ミスがキャラにもばれた!」 陶謙:相変わらずのギャンブラー。0.5巻の四幕で書いた『漢祭り』の際に行われたギャンブルの後日談的な話。    本来、刺史には軍権がないので、陶謙が動かなくとも問題はないのだが、逆に動くことによって国に恩を売れると判断。劉備の提案に乗ってやることにした。 麋芳:さらっと登場。でも間違えてる。麋芳は弟です。死国志でいじるためにあえて直してません。    主に雑用を担当中。 劉備:陶謙ギャンブルの攻略法を披露。陶謙は数字を一つ選べ、とは言っていないので、完全な攻略法は『全ての数字を選ぶ』ことではあるが、その際は陶謙からの好感度が下方修正される可能性があった。劉備の行った『五分で止める』という判断のために陶謙の好感度が上がることとなる。    好感度が上がったことに対するボーナスイベントは次回のお話にて語られるでしょう。
  • 新説三国志演義一巻 黄天の空(上)

    一幕⑤ 散歩

    孫策 「くっそう。あのポエマー、めちゃくちゃ強いな、おい!」 周瑜 「ポエマーて」 孫策 「あと、なんだ、あの、チビ助は。忍者か? 影縛りの術か?」 周瑜 「忍者て」 孫策 「いやー、これだから外に出るのはやめられねえな。劉の兄貴しかり、ポエマーしかり、忍者しかり。スゲー奴はごまんといる」 周瑜 「それに私を付き合わせないでくれるかな!? 命がいくつあっても足りないよ!?」 孫策:1.5巻で詳しく語られる、『小覇王の冒険』の第一話的なお話。この話は『マギ』外伝の『シンドバットの冒険』をモチーフにしている。将来の配下と出会うお話。 周瑜:デートかと思ってついてきたら殺されかけた。 泰:今回の女体化マジックの犠牲者。後に紆余曲折を経て周泰と名乗ることになる少女。 鈴蟷螂:後の甘寧。キャラモデルはメルブラ無印の七夜。本来は無口キャラにしようと思っていたのだが、久しぶりに暇つぶしで聞いた七夜ボイスに厨二心が再燃した結果こんなキャラに。彼視点のヒロインは黄祖の娘。の予定。 今話解説:黄巾党ばかりだったのでお口直しの回。騒動の黒幕はタグでネタバレしてるけど陶謙。孫策たちが次に登場するのはこの偵察が終わった後の話なので、今回の詳しい道程は1.5巻にて。
  • 新説三国志演義0.5巻 SS's

    四幕⑦ 漢祭り

    陶謙 「まったく。借り物の道を歩むものは見るに堪えんな。特にその道が借り物であるという自覚がないものはなおさらだ」 麋芳 「? どうしたんですか? ボケたんですか?」 陶謙 「お前はさっさと予備の補給線を選定しにかからんか!!」 公孫讃:『漢』であることに並々ならぬこだわりを持つ人。後にとんでもないことをやらかして死ぬ人。 公孫範:公孫讃の従弟。武力の方。 公孫越:公孫讃の従弟。知力の方。 公孫端:公孫越の息子。オリジナルキャラ。後に作者の分身として活躍する(メタネタは封じられている)。 陶謙:公孫讃の歪みをなんとなく察している。この歪みというか、『借り物』うんぬんは1.5巻で判明する。 麋芳:仕事が終わって様子を見に来たら主に怒られた。与えられた仕事に対して百%以上を求められている。
  • 新説三国志演義1.5巻 SS's

    三幕⑤ 龍騎団の歩み~臥顎編

    簡雍のあだ名リスト(現在の状況) 劉備 :徳っち 甘英 :奥方様 張飛 :翼くん 関羽 :髭様 公孫讃:漢さん 田  :デンちゃん 呂  :お頭 韓  :カバ 爆  :暴牛 厳  :棟梁 陳  :馬売り 魯  :三号(劉備の義弟三人目だから) 王  :少年 郭:影 男:男 芭:カガシ(虻蛇の蛇から) 黄:お姉さま 湧:熱血 崔:リーダー(デンちゃんやお姉さまみたいな副頭領組からも頼りにされてるから) 斥:サンダー 仁:副頭領(なんか一番副頭領っぽいから) 簡雍 「随時更新中☆!」 陶謙が挙げている武将はそれぞれ、 李伯直………李立の親の代の誰か。字はオリジナル。 韓子佩………韓珩のこと。 斉仲回………斉周のこと。字はオリジナル。 魏流節………魏攸のこと。字はオリジナル。 徐盛名………徐栄のこと。字はオリジナル。 徐栄はキャラメイク完了してるけど、他の人たちはまだ全然。どんな人かも良く知らないッス。
  • 新説三国志演義0.5巻 SS's

    四幕⑥ 幽州の賭博師

    麋芳 「また始まったよ、無茶振りがさー」 麋竺 「ほらホウ。文句言うんじゃないよ。ただでさえ厄介なこと押し付けられてんだからさ」 麋芳 「そうは言ってもさ、ジク~。国にケンカ売ることになるんだぜ?」 麋竺 「だから余計に気を使わなきゃならないんだろ。絶対に僕らの仕業だってばれないようにしないと」 麋芳 「しんどー」 陶謙:蜀、魏、呉のそれぞれの視点から書かれた歴史書においてそんなに変わるか!? というくらい評価が分かれている人。ある程度なら他でもよくあることなんだけど、それが特に顕著な人。蜀視点では劉備に位を譲った偉人のように書かれ、呉視点では優れた支配者として君臨していたように書かれ、魏視点では優柔不断で悪辣な支配者と書かれている。このことに関しては、曹操が行った徐州の大虐殺を正当化する側面があったように思われるが、ここまで歴史書の被害にあった人も珍しい。    ということで、佐久彦は陶謙は優秀ではあったが、その判断はすべて自身によるものではなく、博打で決めていた、という新説を提唱いたす次第にござる。    あ、ちなみに、この当時陶謙が黄巾に加担していたとかいう事実は歴史書には存在しないので誤解なきよう。ただ、地理的にも地位的にもそういうことをやっていたとして立証ができない立ち位置にはいたんだぜ、っていう話。 麋竺:麋家のお兄ちゃん。弟の失態で煩悶のうちに死んじゃう人。弟と妹のことが大好き。妹は後に劉備に嫁ぐ。 麋芳:麋家の弟。優秀ではあるけれど、ちょっと足りないところもある。 張育:陶謙に元達って呼ばれてた人。いい人過ぎて殺されちゃう人。この時は正式には陶謙配下ではなかったものの、陶謙に気に入られ、食客の立場で陶謙指揮下にいる。 王朗:陶謙に景興って呼ばれてた人。優秀な政治家でかなり長生きする。この時は正式には陶謙配下ではなかったものの、陶謙に気に入られ、食客の立場で陶謙指揮下にいる。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

陶謙
1
編集履歴
陶謙
1
編集履歴