「今にときめくアイドル雫ちゃんの夏がきた!」
「Shizku's Summer has come」
概要
ようこそ実力至上主義の教室へに登場する佐倉愛里の芸名。
佐倉は高度育成高等学校(以下「高育」)に入学する前までグラビアアイドルをやっていたという経歴があり、若輩ながらフォロワー数5000人を超えた人気を受けていて、少年誌の表紙に乗るほどの実力派アイドルだった。
ネット上でも活動しており、本編開始時点の2年前から自身のブログで自撮りした写真を投稿している。
しかし、(実質)芸能活動の一切を禁じる高育に入学したことで一般的なグラビア活動は休止せざる得なかったが、返信しなければ撮った写真をブログに投稿することは許されたので、入学後はネット上でグラビア活動を行っている。
特徴
身長 | 153cm |
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B | 96 |
W | 60 |
H | 90 |
普段の佐倉とは打って変わって、オシャレで快活な表情をよく浮かべているツーサイドアップのセクシーガール。伊達眼鏡も外しているので、一瞥では佐倉愛里と同一人物であることに気付けない。
原作では2巻の表紙に登場していて漫画版では2巻と3巻の表紙に出ている。
キャラデザとして非常に優れているのでカラーイラストでは普段の姿よりも描かれている。
その容姿とプロポーションの良さは綾小路からも高く評価されていて、ストーカーができてしまうほど優れている。
関連人物
グラビアアイドル雫本人。
グラビアをやっている時は常に明るい表情を浮かべるが、素の時は対照的に暗い表情をよく浮かべている地味子で性格も内気で目立つことを嫌う生粋のシャイガール。
さしずめ普段の姿は蕾で雫時の姿は開花した桜といったところ。
グラビアを始めた動機も内気で人付き合い苦手であることがコンプレックスで、そんな自分を隠すため明るく振る舞うことができる理想的な美少女『雫』と言う虚像を作って自分の心を守るためだったりと後ろ向きだが、カメラの前ではテンションが上がり、素で笑顔を作れたりと本人なりに前向きに楽しんでいる。
なお、上り調子で人気があったにもかかわらず高育に入学した動機は不明。この点に関しては実に気になる所である。
また、前述の通り高育ではまともな芸能活動が不可能であり、自身の取り柄が全く発揮できないというジレンマが生じている。
劇中の様相
目立つことを嫌う性分故に雫であることを悟られないように地味な格好で目立たずに学園生活を送っていたが、須藤の暴行事件で一部のクラスメイトに雫である事がバレてしまう。
時を同じくしてストーカー被害に遭っていた佐倉は、蛮勇からストーカーに直訴したが逆に襲われてしまうものの、すんでの所で綾小路に助けてもらいストーカーから解放される。
しかし、この一件で傷ついた佐倉はネット上での活動すら止めてしまい、SNSも削除してしまったのでグラビアアイドル雫はファンの前から完全に姿を消してしまうことになった。
ネタバレ注意 |
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アイドルを止めた後、佐倉は学業に専念しながら産まれて初めてできた好きな人と親友達と一緒に青春を謳歌していた。
進級もなんとか果たし、高育の歴史上初の試みである文化祭で行うメイド喫茶に胸を膨らませていて全ては順調だった。
しかし、その直前に起きた満場一致特別試験で櫛田の裏切りと堀北鈴音の考えで櫛田以外の誰か一人を退学者にしなければならなくなり、想い人であるはずの綾小路から「OAAが一番低い」ことを理由に退学者に指名されて、退学者になってしまう
正式に退学者なってしまった佐倉は退学後のルールに則て高育を速やかに去る準備をしなければなかったのだが、その前に急いでとある姿になって綾小路の前に現れる。
現れたその姿はなんとグラビアアイドル雫の姿であり、ストーカーから助けてくれた「元」想い人である綾小路清隆に自分の一番美しい姿を最後に見せておきたかったから雫の姿になった。
綾小路からその容姿を褒めてもらい、佐倉は雫が得意とする良い笑顔を浮かべて別れを告げる。
「バイバイ―――清隆くん」
しかし、どんなに取り繕っていても退学へのショックは誤魔化すことはできず、綾小路と別れた後、佐倉は泣きながら廊下を歩き、すすり泣く音が周囲に響く。
想い人に裏切られたやるせなさか、あるいは実力不足な自分への不甲斐なさか。その心痛は察するに余りある。
こうして雫こと佐倉愛里は涙の雫を流し、桜を待たずして高育を去った。
更なるネタバレ注意 |
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佐倉が退学した後、友を切り捨てた綾小路とクラスメイトへの憎悪に燃え復讐の鬼になった長谷部波瑠加とその長谷部に同行する三宅明人が復讐としてクラスポイントを減らすべく自主退学を画策していたが、復讐を阻止すべく説得に立ち上がった綾小路の後から来た櫛田は2人にある事を彼女達に伝える。
それは、退学後の佐倉がストーカーの一件で完全に止めていたグラビアアイドルに復帰したという事実であり、それを伝えられた長谷部は驚愕する。
復活した雫の躍進ぶりはすさまじく、退学からたった2ヶ月の短い時間の中で、削除したSNSを復活させた後、数日でファロワー数が1000人を超えては、芸能プロダクションからもフォローされており、三次審査を突破したことで何かしらのオーディションに合格していた。
この行動力と躍進ぶりには櫛田からは「大人」だと評価されていて、綾小路からは「大きな収穫」と評する形で負けたら全てが終わる考えを改めるに至った。
長谷部も綾小路経由で佐倉から送られてきた文化祭のメイド服のこともあり、復讐を辞めて前向きに卒業を目指すようになる。
かくして、高育への入学とストーカーの一件でファンの前から消えてしまった人気グラビアアイドル雫は、約1年ぶりに復活して芸能界で思う存分実力を発揮するのだった。
今後の彼女の活躍が期待される。
余談
キャラデザが非常に優れているのは確かだがラノベには眼鏡をかけたキャラを表紙やカラーイラストに載っけると読者受けが悪くなるという考えが一部存在しており、その関係で表紙等で描かれるときは雫時の姿をしているのだと思われる。
ちなみに衣笠先生は『ようこそ実力至上主義の教室へトモセシュンサクArtWorks』にて「メガネをかけてたらいけないというくだらないジンクスはもう終わりにしよう」と言っていた。
関連イラスト
関連タグ
グラビアアイドル ツーサイドアップ 巨乳 美少女 Fカップ(Iカップ※1) 追放もの※2 巨尻※3 敗者復活
- ※1:ゴールデンカノンを基準にして計測するとIカップになる。
- ※2:少し似ている。
- ※3:胸ばかり注目されているが尻の方もH90となかなかのものを持っている。
- 須木奈佐木咲:名門学校を去った後、短時間で人気アイドルになった女子高生。グラドルではないがファンにおっぱいを晒すことをする共通点があるが、こちらはライブ中にファンの前で胸を完全に露出するという痴女行為を働いている。
「長い間休止していたアイドル活動を再開することにしました」
「私は、私に出来ることをやろうと決意しました。大切な親友に恥ずかしくない自分になるために。親友が卒業した後、恥ずかしくない自分を見せるために」
「私が芸能界を目指そうと思った理由は、自分の声を届けたいと思ったからです」
「苦しいことも悲しいこともあるけれど……前を向きたい。前を向いています。だからあなたも負けないで」