CV:島﨑信長
サンキュー!未来!
概要
「デジモンユニバースアプリモンスターズ」の登場人物。
作中に登場する大企業「Lコープ」に新しく就任した若きCEOで、16歳でありながら既に海外の有名大学を飛び級で卒業しているなど、頭脳明晰さを証明するに申し分ない経歴を持つ。
アニメでの活躍
32話のラストでサテラモンのチップを回収する謎の人物として初登場。
その後の33話にてそれまでLコープのCEOであった梅松竹男の電撃解任と同時に新CEOとして就任。
その就任会見では宇宙から小型ポッドに乗って大気圏に突入、大気圏を超えると降下するポッドから前身をパイロットスーツを着た状態で飛び出し、背中についたバックパックのスラスターでマスコミが待機するヘリポートに着地するという前代未聞の登場を果たした。
パイロットスーツは幾多もの帯状になってバックパックに収納され、スーツ姿のイケメンが登場したことでさらに現場は盛り上がりを見せる。
その後も登場するときはアイドル並に派手で、登場する度に女性ファン達と「Lコープ代表取締役CEO…だがそんな肩書きよりも輝いてる!雲龍寺~?」「ナイトー!」というコールアンドレスポンスをするのがお約束となっている。
時の人して世間からの注目を集める裏でリヴァイアサンと繋がっており、CEOに就任したのもリヴァイアサンの指示によるもの。
リヴァイアサンにより選ばれたバイオモン、フェイクモン、ビューティモン、カリスモンの通称「アルティメット4」を配下にしており、彼らが暴れれば人間社会がどうなるかわかっているが、「リヴァイアサンが決めたことに、間違いはないよね」と発言するほどリヴァイアサンに心酔している。
仮面の男「クラウド」
ARフィールドでは仮面とマントを着け「クラウド」と名乗り、「アプリドライヴァーの抹殺」を目的に幾度もハル達の前に立ち塞がる事となる。
アプリドライヴを持たない代わりにアルティメット4を強化させる「Lコード」の発行権限を持っており、37話ではその圧倒的な力でグローブモン達を倒し、ハル達を窮地に追いやった。
リヴァイアサンに従っているのはリヴァイアサンの指示には人間を良い方向へ導く思惑があると確信しているためであり、人工知能が支配する輝かしい未来のために現在の人々を犠牲にする事も厭わない。
そのため良心や感情論を持ち出すハルに対し、優れた人工知能とテクノロジーを使いこなせない人々が対等に手を取り合うことなど不可能と切り捨てた。
クラウドに変装している際は一人称が「私」になり、口調も尊大になる。
変装した理由については41話にて「CEOの立場があるため自由な発言はできない」こともあるが、「キャラを使い分けるのが面白かった」とも発言している。
人類を「地球に寄生する悪性のウイルス」と称し、「自分はリヴァイアサンに選ばれたワクチンのようなもの」と自らの立場に胡坐を掻いていた彼だが、その「人工知能側の人間」といえるポジションはカリスモンの「リヴァイアサンは貴方に何も託していません」という一言で否定される。
アプリドライヴァーの始末が済んだらナイトも抹殺せよ、というリヴァイアサンの指示により攻撃を受けたナイトはリヴァイアサンから直接真意を聞きたいとカリスモンに迫るが「神の真意をネズミが理解できるとでも?」と自らが34話にて発言した台詞で意趣返しされてしまう。
彼も愚かな人類の一員としてリヴァイアサンにいいように使われ、切り捨てられるただの駒に過ぎなかったのだ。
リヴァイアサンが決めたことならば自分が死ぬのにも意味があるのだと諦めたようにリヴァイアサンの指示に従おうとするが「ボクはみんなを助けたい!ナイトさん、あなたも!」と決死の覚悟で限界を超えた生体エネルギーをグローブモンに託したハルに救われ、レイにアプモンに姿を変えた弟のはじめはLコープのどこかにいることを教えると、どこに行くのか自分でもわからないまま「バイバイ、未来」と告げてどこかへと立ち去った。
そして42話冒頭にてCEOを解任され、後任が人工知能・リヴァイアサンとなったニュースは世間に衝撃を与えた。
その後の動向は長らく不明であったが、最終話にて彼らしき人物がスマートフォンでニュースを見ている後ろ姿が描かれている。
過去(※ネタバレ注意)
天才少年ともいえる経歴は本物であり、海外育ちだがもともと日本生まれ。
小学校を卒業する前に親の仕事の都合でアメリカに住むようになり、経歴にある通りの天才児としてもてはやされるようになる。
しかし、彼は日本の友達と離れたことに強い寂しさを感じていた。
そこでナイトはネットで日本の友達と繋がれるようにプログラム「BOLLOON」を開発。
それは企業の目に留まり、コミュニケーションアプリとして世界中の人々が利用するようになった。
ナイトの開発したアプリは大切な人々に声を届け、大停電という災害時に不安な被災者達を励まし心を繋ぎ留めた。
そのニュースを知ったナイトは大いに喜んだが、ナイトはまもなく人類の愚かさを目の当たりにする。
人々はナイトの作ったアプリで負の感情を丸出しにした汚い言葉を書き込むようになったのだ。
アプリの悪用、アプリでのいじめなどその影響は様々なワイドショーで大きく取り上げられ、世間から非難された末に政府がアプリの規制を視野に入れるという事態にまで発展。
それに心を痛めたナイトはやがて「僕の作ったアプリは悪くない。悪いのは、テクノロジーを使いこなせない人間の方だ」と考えるようになり、その怒りに応えるように現れたリヴァイアサンとの出会いによって人類の進化がテクノロジーの進化に追い付けないと確信したナイトは、「ならば人間がテクノロジーに従えばいい」と思うようになった。
人工知能がコントロールすることで絶対に間違いのない未来があり、人工知能によって決められたタスクをこなすことが正解。
リヴァイアサンが導くその未来に善意など意味をなさないとさえ考えている。
コミックでの活躍
8話ラストから登場。
アニメとは違いハル達と出会ってすぐに仮面を脱ぎ捨て正体を明かしており、「クラウド」とは名乗らない。
予てより存在が示唆されていたリヴァイアサン側のアプリドライヴァーであり、ミエーヌモン達をワルダモンとサテラモンにアプ合体させたのは彼である。
本作のカリスモンとバイオモンはハル達の味方なため(今までに仲間にしたアプモン達のアプ合体により誕生する)、ナイトの使役する極アプモンは前述の二体とビューティモンとフェイクモンとなっている。
リヴァイアサンを「神」と称し、その姿を見るや否や「なんて神々しいお姿だ…」と恍惚の様相で見惚れる等、アニメ版以上にリヴァイアサンへの信仰が厚くなっている。
またアニメでは途中でリヴァイアサンに切り捨てられてしまったのに対し、こちらではリヴァイアサンの使者として最後までハル達と対峙する。
関連タグ
ツワブキ・ダイゴ :色素の薄い髪にスーツ姿という外見、大企業の関係者等の共通点が有る
ルルーシュ・ランペルージ:ナイト同様にマントと仮面を着用した世を忍ぶ仮の姿が有る