概要
「青春スキャンダル」は1985年にコアランドが開発しセガが販売した業務用アクションゲーム。海外名は「My Hero」。翌年にセガマークⅢへ移植されている。
主人公「タケシ」を操作し、さらわれた恋人の「マリ」を救出するのが目的。
操作は8方向レバーと攻撃ボタン・ジャンプボタンを用いる。通常の攻撃はパンチで(マークⅢ版はキック)、ジャンプして攻撃するとジャンプキック、しゃがんで攻撃すると足払いとなる。
通常は横スクロールアクションゲームとしてザコ敵を倒す残機制のゲームであるが、ボス戦になるとボスとのタイマン勝負によるダメージ制に変化する。
ボスを倒すと、負けて涙するボスを夕陽の見える海岸でなぐさめ、マリも解放されるのだが、すぐさま次のボスがマリをさらってタイムスリップするという謎展開が待っている。
ステージは不良たちが襲い掛かる「現代」、忍者が迫る江戸時代、進化した猿たちが行く手を阻む未来の3面構成で、それ以降は分かり合えたはずのボスが再びマリをさらっていくループゲーとなる。
ちなみにマークⅢ版は、なぐさめられていた不良が突然パンチでタケシを殴ってマリを再びさらう(容量の関係で1ステージのループになっている)。
難易度は高い。敵の攻撃モーションが1パターンしかないため攻撃のタイミングが分かりづらい上に、自キャラと敵キャラにリーチ差がないばかりか当たり判定も大きく、何より一発くらうと1ミスとなるため。
また「しん君」という自キャラの色違いを救出するとオプションとして付いて来るが、無敵では無いためあっさり倒される場合が殆ど。ただし、生存させてボス戦前にまで達すれば、「ごんべえのあいむそ~り~」の自キャラが表示され、ボーナスとして100万点が加算される。それだけ連れて来るのが難しいということでもある。ちなみにマークⅢ版には容量の関係か登場しない。