概要
ウォルフガングがマイトガインの変形合体機能を研究して製作したという試作可変ロボで、本来の名前は『ソニック』。操縦者である雷張ジョーに気に入られ現在の名に変えられた。
人型から戦闘機に変形可能で、ポルシェ928に酷似したエレキカー『隼号』がそのままコックピットになる。基本的な操縦をハンドル、バーニア噴射調整をペダル、細かな動作をシフトレバーと動作は自動車基準だが、エネルギー砲による攻撃はクラクション部を押しこむことで使用可能。また、変形はギアチェンジをすることで行え、そのときに車ごと移動するシーンが見られる。
希少価値である超伝導ジェット(鉄道が海を渡るこの世界では飛行するマシンの存在自体が希少。一応水素推進型ロケットや飛行船のようなものはあるが)を搭載し、ロボット形態でも空中戦も対応する。設定では基地モード(下記を参照)への変形も可能で、その形態で寝泊まりをしている。
劇中ではウォルフガングが本命である『メガソニック8823』の前座として与えたものだが、ジョーの操縦テクニックが彼の想定よりも上回っており、持ち前の操縦センスと可変システムを最大限に活用してトライボンバーを機能停止寸前まで追い込み、マイトガインをも倒しロコモライザーを大破させ修復状態まで追い込むという大活躍をみせた。
しかし、飛行能力に頼り切った戦い方をしていたせいで舞人が駆るマイトカイザーとの戦闘であえなく敗北。隼号で脱出後にエグゼブと邂逅し、轟龍を与えられることになる。
なお、飛龍は『トランスフォーマーZ』のソニックボンバーのリデコ品。ソニックという本名はそこから取られているようで、ジョーが車で乗り込むのもソニックボンバーの玩具に付属していたマイクロトランスフォーマーのリデコであるため。本来は轟龍の元となったダイアトラスと合体できるようになっているのだが、並び立つことのなかった本編では描かれていない(劇中での大きさの差がそんなにないため。流用品の玩具では可能)。
基本データ
全高:25.5m
重量:76.4t
最大モーター出力:770000馬力
最大飛行速度:M3以上
ジェットモード全長:23.8m
分析力9 攻撃力17 防御力14 照準性能14 機動力12 パワー14 総合80
装備
- ヒリュウブレイザー:元は完成形のメガソニック8823の物だが、横槍を入れられて怒ったジョーが叩き落し、メガソニック撃破後に回収した。以降はメイン武装となる。変形時は上面に装備するため変形前後問わず使用可能。
- ヒリュウストライカー:脚部のミサイル。
- ヒリュウパルサー:バルカン砲。変形前後での使用が可能。
- ヒリュウトンファ:前腕の機首に当たるパーツがトンファーに変形。
- 三節棍:腰から取り出される。連結することで槍として使用できる。元ネタは闘将ダイモスの『龍節棍』。
メガソニック8823
ウォルフガングがソニックの完成体として製作したマシン。飛龍との違いは頭部とカラーリング(紫系の配色)、肩部と腰部のミサイルポッド。後に飛龍の武器となるビームライフルを装備する。劇中では披露しなかったが変形も可能とされる。
ウォルフガング自ら操縦したが上記の通り横槍を入れられたジョーの攻撃とマイトガインの動輪剣によって破壊された。
スパロボでは量産機として複数登場しており、本編で見せなかった武装類を披露している。
立体物
DXトイにて販売。人型⇔戦闘機への変形ギミックはベースとなっているソニックボンバーと変わらないが、隼号がマイクロンに変形が可能で Z(ゾーン)モード(基地形態)への変形も可能。
トランスフォーマーのカラーバリエーション品であるため、バンダイでの立体化はないと思われたが、長い年月とスパロボ参戦で軟化されたのかSMPで立体化が決定し、2023年3月に発売(プレミアムバンダイ限定)した。キットはジェットモードからロボモードへの完全変形(一部差し換え)を再現、劇中登場した武器類も付属している。設定にはある基地モードへの変形はできないものの、劇中の再現はほぼされている。隼号も再現されているが設定通りの収納は再現されていない。
関連タグ
ソニックボンバー:リデコ元。