香山滋
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かやましげる
香山滋とは日本の作家、小説家。『ゴジラ』の原作者として知られる。
香山滋はペンネームで、本名は山田鉀治。
中学時代に横山又三郎の「前世界史」を読んだことで恐竜をはじめとした古生物に関心を抱き、独学で地質学や古生物学を学ぶ。
1940年、北原白秋門下の筏井嘉一が創刊した短歌誌「蒼生」に参加し、歌人として活動を開始。
1946年、雑誌「宝石」に応募した「オラン・ペンデクの復讐」が第一回懸賞に入賞し作家デビュー。
山田風太郎、高木彬光、島田一男、大坪砂男らの5人で「探偵小説界の戦後派五人男」と呼ばれ、山田、島田、高木らと共に「鬼クラブ」を結成し同人誌「鬼」を結成する。
作品の中で多くの恐竜や珍獣を登場させていたが、1954年、彼のファンであるという東宝の田中友幸プロデューサーの頼みで、後に『ゴジラ』となる企画「G企画」に原案として提供し、映画化後に小説版『怪獣ゴジラ』を岩谷書店から刊行する。
1975年、心不全により死去。享年70歳。
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