概要
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ(スマブラ)でのガノンドロフの必殺ワザ。
紫色の炎のような暗黒のオーラをまとった強力な打撃。
どの作品においても最強クラスの破壊力を持つが、隙の大きさも最悪クラスといういわゆるロマン技となっている。
あまりにも隙が大きすぎるために、初心者同士の対戦や複数人での乱闘ならまだしも、1on1や中級者以上の対戦となると基本的には封印安定とされる。
作品ごとの変遷
大乱闘スマッシュブラザーズDX
初出。
この頃はガノンドロフのコンバチ元であるキャプテン・ファルコンのファルコンパンチと同様の右ストレートであった。
大乱闘スマッシュブラザーズX
この作品からモーションが変更され、左の裏拳になった。
「ワザ入力後にスティックを背中側に倒すと振り向きながら撃ち、威力が上がる」という性質が追加され、以降の作品でも受け継がれていく。通称「振り向き魔人拳」「裏魔人拳」。
振り向きモーションが挟まる分、発生が通常よりもさらに遅くなってしまうのが難点。
- 裏魔人拳との差別化として通常の魔人拳のことを「表魔人拳」と呼ぶプレイヤーもいる。
また、「空中で撃つと威力が上がる」という性質も同時に追加された。
しかし二段ジャンプの頂上で入力したとしてもワザが出る前に着地してしまうので、実戦ではほぼ役に立たないオマケ的な要素となっている。
大乱闘スマッシュブラザーズfor
表魔人拳の吹っ飛ばしが大きく弱体化したが、代わりに地上版の発生前にスーパーアーマーが付与された。空中にいる間は効果なし。
これにより一部のワザに対してはアーマーで耐えつつヒットさせることが可能となり、使いどころを選べば実戦投入もあり得る。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
前作からほぼ据え置きだが、表版の吹っ飛ばしとアーマーの耐久や持続時間が上方されていてより使いやすくなっている。
このワザそのものとは関係ないが、キャプテン・ファルコンの横スマッシュ攻撃が前作までの肘打ちから裏拳に変更されている。モーションの逆輸入?
また、DLCで追加されたカズヤは「魔神拳」という発音が同じワザを持っている。こちらは立ち上がりながら電撃をまとったボディフックを放ち相手を崩れダウンさせるというコンボ始動技で、性能は全くの別物。
類似したワザ
- キャプテン・ファルコンの「ファルコンパンチ」
- Mii格闘タイプの「爆裂サイドキック」
- ベレト/ベレスの「魔斧アイムール」
関連項目
ヒム:炎を纏った左拳で放つ「超高熱拳(ヒートナックル)」という似た性質の技を使う。