当記事は「主人公(FE風花雪月)」及び「ベレト(FE風花雪月)」・「ベレス」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
2020年1月16日、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の有料追加コンテンツ第5弾、そして「ファイターパス Vol.1」のトリとして、『ファイアーエムブレム 風花雪月』の主人公「ベレト」「ベレス」の参戦が発表された。配信日は同年1月29日。
ファイター番号は75、通り名は灰色の悪魔。あれ、どこかで聞いたような…
歴史のある作品のキャラクターが採用されがちだったことに振り幅を広く持たせることをテーマとしており、『風花雪月』が開発中の段階から、全ての内容を把握したうえで制作の着手が行われた。
※連続してストーリー分岐を採用した作品だったため、内容が的中した作品。
紹介動画
特徴
キーワードは「間合いの鬼」。
基本は「魔剣 天帝の剣」と体術を駆使した戦闘スタイルだが、空中攻撃・スマッシュ攻撃・必殺ワザでは、剣に加えて原作の級長専用武器を方向ごとに使い分け、多彩な攻撃を繰り出す。
該当するワザは通常が「魔弓 フェイルノート」、横が「魔槍 アラドヴァル」、上が「魔剣 天帝の剣」、下が「魔斧 アイムール」に割り当てられており、アラドヴァルはリーチ、アイムールはパワーに優れる。
FE勢トップの長いリーチと、多彩で高威力な武器を強みとする、全距離対応型のパワーファイター。
天帝の剣とアラドヴァルはマルスの剣と同じく、先端当てで威力が上がり、早期撃墜が狙える。逆に言えば先端当てが出来ないと撃墜で苦労しやすい。
また、運動性能がFE勢の中で2番目に低く(1番はルフレ)、復帰力はあるものの妨害されやすい。ワザも火力とリーチがある代わりに、大振りか範囲の狭いものが多い。スキの少ないワザもあるが、逆に威力が低めで暴れ性能も低い。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:魔弓 フェイルノート
発射タイミングが固定されている弓矢で、短押し・長押しの2段階。
短押し版でも出は遅い方だが、飛び道具にしては弾速、威力、ふっとばし力、シールドに対する攻撃力が高め。この段階の間はシールドやジャンプ入力でキャンセル可能で、左右に方向転換も出来る。
長押し版は下手なスマッシュ攻撃をも超える威力とふっとばし力になり、一発でシールドブレイクも狙える。ただしキャンセル・方向転換不可になり、スキも非常に大きくなってしまう。性質状、リフレクター系にかなり弱く、エネルギー弾なのでサイマグネット系、オイルパニックも苦手。
長押し版は対プレイヤー(特に1on1)だと基本的に当たらず、スキも膨大なので、短押し版を主に使っていく事になる。
連射は出来ないが、代わりにキャンセルを交えることで効果的に立ち回れる。
- 横必殺ワザ:魔槍 アラドヴァル
超絶リーチかつ広範囲をなぎ払う大ワザ。空中で使えば更に広い範囲を攻撃できる。
代わりに攻撃後のスキと着地のスキが大きく、シールドや回避に弱い。
スマッシュ入力で少し横移動できるため、復帰の補助に使える。
スキの大きさからダメージ稼ぎには使いにくいが、復帰阻止やガケでの駆け引きでは重宝する。
- 上必殺ワザ:魔剣 天帝の剣
天帝の剣を蛇腹状にして伸ばし、切っ先にあるものを捕縛する。
ジョーカー(通常時)の上必殺ワザと似ているが、自分が空中にいる時にも相手をつかめる他、蓄積ダメージが50%以上の相手に攻撃するとメテオ効果がある。
もちろん復帰にも使える。ガケに対する判定が広く、復帰時にガケの真横や斜め上から使ってもつかむ事が出来るため、復帰阻止対策に活用したい。地形に引っ掛かるため、ガケをつかめなくても助かる事がある。
- 下必殺ワザ:魔斧 アイムール
ためて思い切り振り下ろす、ファルコンパンチや魔人拳のようなワザ。このワザも一撃でシールドブレイクが狙える。
かまえている間はスーパーアーマー(地上のみ)が発生し、向きの変更、地形すり抜けなどの機能が付いている。また、地面にアイムールを叩きつけた場合、外してもキャラ1体分ほど奥の範囲に微弱なダメージとふっとばしを与えるため、ちょっとした保険になる。
つかみには無力で、当然カウンターも狙われやすい。特にFE組のカウンターは三すくみの因果(斧は剣に弱く、カムイを除くとすべて剣でカウンター攻撃するため)のせいかモロに喰らってしまう。ただし、セフィロスの「閃光」だけは破る事ができる。
- 最後の切りふだ:神祖破天
天帝の剣による初撃を食らわせた相手(最大3体)に、ソティスの掛け声に合わせた渾身の一撃を叩き込む。
招待状といいソティスは何者なのだという疑問が湧くが、それは原作ゲームで確認してもらいたいとのこと。
その他
ステージ「ガルグ=マク大修道院」
ガルグ=マク大修道院を参照。
カラーバリエーション
例によって奇数か偶数かで性別が切り替わる。
ただし英字表記はどちらも「Byleth」で、ナレーションも同じである。
3P・4P・5Pカラーは各級長、6Pカラーはソティスがモデル。
そして7P・8Pカラーは「何かが何かした時のカラー」で緑髪になる。詳細はこちらを参照。
3Pカラーのみ腰の短剣の色が異なるが、これは原作でディミトリが行った「あること」に因むものと思われる。
勝ちあがり乱闘「紋章の系譜」
ROUND | 敵 | 備考 |
---|---|---|
1 | マルス | |
2 | ロイ | |
3 | アイク×2 | 軍団戦(1体ずつ)、『蒼炎の軌跡』版→『暁の女神』版との2連戦 |
4 | ルフレ、クロム、ルキナ(各50HP) | |
5 | カムイ×2 | 男性のカムイは白、女性のカムイは黒 |
6 | ベレス×1、ベレト×2(各50HP) | それぞれのカラーに応じた級長の武器を多用 |
BOSS | マスターハンド&クレイジーハンド | (後述) |
ルキナとは逆に、『ファイアーエムブレム』出身のファイターのみがシリーズの古い順に登場していく。
先に登場したテリーと同様に全ROUND体力制だが、このルートから基準が100HPと少なくなっている。
BOSSはマスターハンド&クレイジーハンド固定だが、なんとダッシュファイターを除いた5体が味方として戦ってくれる。
個々の体力は30HPと少ないものの、数の暴力で十分力になってくれるはず。
全員参戦イラスト
スネークの近くに登場。
余談
今までの追加ファイターが軒並み他の会社・新規シリーズからの参戦だったため、「任天堂・既存シリーズが参戦しない」という懸念があったが、ベレト / ベレスの参戦によって払拭された。
配信前のスマブラ公式Twitterで桜井政博氏が片手で人差し指、中指、薬指をたててポーズをとっていたヒントらしき画像が掲載された当時は「あのポーズに関係するキャラじゃないか?」「3の数字が関係するのではないか?」という予想がほとんど占めていたが、実際は二進法を使って片手で数えて17の数字を示していたのであった。この数字は風花雪月がスピンオフを除く(ソーシャルゲームの『ファイアーエムブレムヒーローズ』も含め)FEシリーズで数えて17作目であることを意味する(ちなみに指を折った数で数えているやり方なので、16と誤解してしまう)。
……と、放送内(7:11~)ではネタ的に言っているが、もちろん「3(学級)」にもかかっている。
また、ベレト / ベレスは初のNintendo Switchデビューにして、唯一の令和世代デビューのファイターである。ある意味『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のロイ(初のゲームボーイアドバンス・21世紀デビューのファイター)と似た立ち位置といえなくもない。
さらに言うとスマブラファイターで「教師」という稀有な属性でもある…もっとも、原作で非戦闘キャラにはレーサーだのむらびとだのいるが。
関連タグ
ファイアーエムブレム スマブラ 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
ファイター(スマブラ) 主人公(FE風花雪月) ベレト(FE風花雪月) ベレス
そういう手で来おったか。:ある意味これと同義