サムライワールドを支配する女帝で、魔剣城の城主。
炎と百足が組み合わさった形の髪飾りを頭に着け、さながら天女を思わせる姿をしている。

或る日、突然サムライワールドの姿を現したかと思うと「心を消せば強くなれる」と言う自身の考えの下、自身も含めた人々の心を消し去る事でサムライワールドを争いに満ちた世界に変えてしまった。謂わば、今作品における全ての元凶と言うべき存在である。

こうした考えや行動についてを走輔から「自分の恐れや苦しみと戦わず、逃げただけ」と評され、彼や烈鷹を自身の妖術で圧倒するも、烈鷹の剣とレッドの渾身のロードサーベルの一撃を喰らい敗北。

だが、直後に烈鷹の炎神キャストを取り込んで巨大な魔忌の姿に変貌する。

魔忌

データ

身長：56.0m
体重：390t

概要

烈鷹の炎神キャストを取り込んだ魔姫の第二形態。黒い8本の百足の頭部を持った八岐大蛇と言うべき姿を持ち、各頭部から火炎を吐いて攻撃して来る。
無論、8本の首ならではの手数の多さも強みであり、劇中ではエンジンオー達をゴーオンジャー側の巨大戦力を悉く一蹴するも、走輔の捨て身の特攻によって烈鷹の炎神キャストを奪われた為に変身を維持出来なくなり、再び魔姫の姿に戻った。

魔鬼

データ

身長：58.5m
体重：330t

概要

魔姫の真の姿とされる巨大な妖怪。白い布と甲冑で全身を覆われた姿をしているが、頭部は炎の面で覆われ、背中の羽衣らしき部分にも炎の意匠が付いており、剣と炎の盾で武装している。
炎神キャストを奪われて弱体化こそすれ、戦闘力の高さは健在。

炎神大将軍と互角の戦いを繰り広げた末、ゴーオンソードで身体を城に縫い付けられて身動きを封じられてしまい、最期は炎神剣・轟音紅蓮斬りを止めに喰らい爆散した。