概要
松井文庫の『百鬼夜行絵巻』に名前と絵が掲載されているのみで、解説文が一切ない謎の妖怪。
絵巻では皿のような目玉に牙が並んだ口を持ち、黄色い肌をしているが首から下は描かれていない。
『化け物尽くし絵巻』に姿が酷似した「かすくらい」という妖怪が描かれたものがあるため、元になったと考えられているが、この妖怪にも解説はない。
名前に黄粉とつくことから、現在の創作物では食品のきな粉と関連付けられた設定をつけられている。
創作での扱い
初出は『桃太郎伝説2』で黄色い「のっぺらぼう」に目口がついた姿で登場。
『新桃太郎伝説』では難易度が高いダンジョンに出現したが、こらしめると攻撃した者の体力を回復してくれる救済キャラクターとして設定されていた。
これはバランス調整が間に合わなかったことによる苦肉の策であり、制作者のさくまあきらが黄粉好きであったためであるという。
バランス調整がなされたプレイステーションのリメイク版では、通常の敵として黄粉で目つぶしをしてくる。
- 陰陽師~平安妖絵巻~
光属性のボスのダメージを減らすことができる闇属性の妖怪。
歩き回るたびに黄粉を落とすため、部屋で呼び出さないほうがよいといわれている。