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黒の魔王

くろのまおう

菱影代理氏のライトノベル。「小説家になろう」で連載されている。毎週金曜日に更新。ヤンデレハーレムの代表作品。
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概要編集

菱影代理による日本のライトノベル。

イラストは森野ヒロが担当している。KADOKAWAより、刊行し現在既刊7巻。コミックウォーカーでは漫画家:的場りょうが担当し連載が開始された。


小説家になろうで定番の異世界転移モノ。

ジャンルはダークファンタジーで魔法と剣で戦う王道の作品である。

しかしある点で異彩を放つ内容となっており、それは次々に登場するヒロインが病的なまでに主人公を愛する事。つまりは


ヤンデレハーレム


である。

主人公が仲間の為に戦う裏で、ヒロイン達は主人公を独占するべく暗躍する。


常に仲間内で騙し合い

恋敵を巧みにに嵌め

罵詈雑言で追い込み

最悪な状況を既成事実に利用する


殺し合いなど当たり前。

もはや昼ドラなんて生ぬるい。


傲慢な神が始めた戦争の片隅で主人公を巡る女の愛と欲望に塗れた血生臭い戦いが繰り広げられる。





そしてヒロイン達の重い愛に…主人公は自覚がない

(このお話は王道の英雄譚です)

物語編集

凶悪な容貌を持つ主人公、「黒乃真央」。

己の容姿を気にしつつも家族や理解者に恵まれ、平和に暮らしていた。ところが所属する文芸部の部室で異世界に召喚されてしまう。

そして謎の研究施設『白の秘蹟』で自由と名を奪われた真央は人体実験となり、ただの『49番』として絶望的な実験生活が始まる。薬品投与により魔法を覚え、肉体も強化され同胞や魔物を殺す稼働実験の日々。しかし、拘束から解き放たれた真央は研究者を殺し脱走する。

黒き神々を崇めるパンドラ大陸へと渡り、妖精『リリィ』と出会った真央は改めて『クロノ』と名乗り、冒険者として新たな生活を始める。仲間と過ごす平和で穏やかな日々に身も心も癒されていたが、白き神の命を受けた十字軍の侵略によってクロノの絶望が再び押し寄せる…。


登場人物編集

主要人物編集

本作の主人公。本名は「黒乃真央」。鋭い目つきと強面の長身で周囲から浮いているが、実はライトノベルを書くのが趣味の文芸部員。異世界転移後は過酷な実験により黒魔法を操る魔法使いになる。仲間と共に冒険者パーティ『エレメントマスター』を結成する。

作中の『ヤンデレ製造機』にして一級フラグ建築士。そして無自覚に女を狂わせる天才


半人半魔の妖精族。全裸。『エレメントマスター』のNO2。

特殊な出自から妖精族から孤立し、村で薬を売り生計を立てている。クロノと出会い、彼と行動するにつれて…。性格は無邪気ながら高潔。ヒロインの一人。


火魔法を得意とする魔女。『エレメントマスター』のNO3。

美味しいものを求めてパンドラの大陸へ渡り、クロノ達と出会う。魔法の威力を制御できない暴走娘。常に眠たそう。クロノに受け入れられた事で…。ヒロインの一人。


白髪紅眼のスレンダー体型の美少女。白魔法を操る槍士。

『白の秘蹟』を脱走するクロノを圧倒的な戦闘力で追い詰めるが、あえて見逃した。クロノの宿敵でもある。ヒロインの一人。実は…


  • ミア・エルロード

古代にパンドラ大陸を統一したエルロード帝国の皇帝。

『古の魔王』と現代に伝わるパンドラで最も有名な人物。見た目は黒髪赤眼の子供、性別は不明、本人曰く「見た目通り」らしい……。

学ランに似た黒の軍服と無限に広がる闇のマント、短杖を装備していることから魔術士クラスと推定される。真の加護を授ける為に期待を篭めてクロノに試練を課す。たまにいる


スパーダ国編集

王族編集

  • レオンハルト・トリスタン・スパーダ

『剣王』と称されるスパーダの現国王。赤髪金眼の大男。

王としての立場は弁えているが血気盛んで戦闘を好む。二男三女の父親。

妻と揃って脳筋。己の子供達の中で唯一、頭脳派にして聡明なウィルハルトを特に目にかけている。その一方でシャルロットの暴走に頭を抱えている。神殿の推薦でクロノとシャルロットの婚約を決めた。

十字軍の襲撃ではアイゼンハルトの予期せぬ裏切りに遭い、行方不明となる。世間では死亡したとされるが実は生き延びて山奥で発見される。

加護は『剣祖ジークフリート』。


  • アイゼンハルト・トリスタン・スパーダ

スパーダ国の第一王子。第四隊『グラディエイター』の隊長。

父親と瓜二つの容姿を持つ。武の才能も受け継ぎ、学生時代はランク5の冒険者として活躍していた。妹とは違いウィルハルトの能力を認めている。

大らかな人柄で『ウイングロード』からは兄貴分として慕われている。第五次ガラハド戦争に参戦し生き残る。

しかし「アイ」の名前がついていた事で使徒アイの転生術で体を乗っ取られてしまい、十字軍を手引きしてスパーダを崩壊させた。当の本人の魂は消失したか不明。


  • ウィルハルト・トリスタン・スパーダ

スパーダの第二王子。幹部候補生2年。

『白き聖なる剣、黒き禁断の魔法、そして、全知たる灰色の頭脳を併せ持つ希代の英傑、古の魔王の再来』を自称する重度の中二病患者。父親譲りの赤髪金眼。

兄妹とは違い武の才能は全く受け継がれていない。王族の中でも知名度は低く評価も悪いが、非常に優れた頭脳を持つ策略家であり、高い記憶力も兼ね備えている。更に解決の為ならば自ら道化を演じる事を厭わない。クロノとシモンの友人。ネルの婚約者となってしまったが、命欲しさから彼女をクロノへ嫁入りさせる為に画策する。飛び級で学校を卒業後、軍に入隊する。


  • シャルロット・トリスタン・スパーダ

スパーダ国の第三王女。幹部候補生1年。

ランク5冒険者『ウイングロード』の一員でもある。雷魔法を得意とする。赤髪金眼。貧乳。

直情的かつヒステリックな性格の持ち主で典型亭な末っ子気質。兄のウィルハルトを毛嫌いしており、彼の能力に気づいていない。

己の実力を過信し、グリードゴア討伐では独断専行して失敗した。それでも反省しなかった為、父親に折檻を受けるが懲りずに第五次ガラハド戦争でも名を偽って参戦した。

学校を卒業後は「姫将軍」になるべく騎士となる。ネロの内定婚約者で、彼に好意を抱いていたが神殿の強い推薦によりクロノの婚約者となる。クロノを「変態触手男」と一方的に嫌っている。

ネロの使徒覚醒後は十字軍の戦争が始まり、使徒アイに乗っ取られた兄の予期せぬ裏切りによってスパーダは崩壊する。

クロノが公式で魔王と発表された事により考えを改め、ネロを倒すべく帝国軍に所属する。


臣下、貴族編集

  • カイ・エスト・ガルブレイズ

公爵家の長男。『ウイングロード』の一員でランク5の冒険者。

逆さだった金髪を含めれば2メートル近い巨漢の持ち主。魔力は下手だが剣術はネロを上回り、圧倒的な体力も併せ持つ。

性格は単純にして戦闘狂。そのシンプルな思考故にクロノに悪感情はなく、パーティメンバーの中ではネルに次いで友好的。一度はクロノと戦うも一発で敗れた。

第五次ガラハド戦争ではサリエルに胸を貫かれるが、加護により生還。終戦後はクロノの依頼を受け、神滅領域アヴァロン・ダンジョン攻略に協力した。

ネロの使徒覚醒後は十字軍によってスパーダが崩壊し、囚われの身となる。ネロからの誘いを拒否した結果、囚人奴隷として鉱山へ送られた。

クロノが率いる帝国軍によって解放され、ネロを倒すべく軍へ所属する。

『不滅闘士・スヴァルディアス』の加護を持つ。


  • サフィール・マーヤ・ハイドラ

公爵家の娘。『ウイングロード』の一員でランク5の冒険者。

屍を操る屍霊術士で、更に猛毒効果の魔眼を持つ。紫色のロングヘアで眼鏡をかけた知的な美少女。

パーティメンバーの中では頭脳派であり、性格は冷静沈着。しかし狡猾さは貴族の中でも上位であり、密かに恐れている者も多い。第五次ガラハド戦争では貢献し、伯爵の頭部を持って帰った。

初恋の相手である叔父の『紫晶眼』を持つクロノを密かに狙っている。

ネロの使徒覚醒後は仲間で唯一、彼側についた。


  • セリア

ウィルハルトの護衛、隠密、世話、ツッコミを一手に引き受ける万能メイド。

緑のポニーテールに水色の瞳を持つ。主のウィルハルトには辛辣な言葉を投げ込むときもあるが忠誠心は強い。


  • エメリア・フリードリヒ・バルディエル

スパーダ軍第二隊『テンペスト』の隊長。四大貴族バルディエル家の長女。

シモンの義理の姉。エルフの女性でありながらクロノを越える高身長でナイスバディ。

濃い目の金髪に碧眼のクールな美貌を持つ。シモンに弟以上の愛情を寄せており、過保護気味で彼の錬金術師の能力を認めていない。しかし第五次ガラハド戦争で戦果を挙げたシモンに謝罪する。第三、四次ガラハド戦争に参戦しており『嵐の戦乙女』という異名を持つ。

『雷冥龍・ジオ・エリザベス』の加護を持つ。


  • ゲイル・フリードリヒ・バルディエル

エメリアの実弟で次期当主。姉の補佐をしており、第五次ガラハド戦争に参戦した。

大弓を武器にしている。


  • ソフィア・シリウス・パーシファル

王立スパーダ神学校の理事長。ダークエルフ。氷の魔法を操る。

『吹雪の戦乙女』の異名を持つ元ランク5冒険者。リリィとは旧知の仲。

銀髪のロングポニーテールに青い瞳を持つ美女。シモンに好意を抱き、押しかけパートナーとして機関銃の実験に協力する。しかし冷却に失敗し次々に銃を破壊されたシモンからは解散宣言を受けた。第五次ガラハド戦争では参戦し、シモンの補佐をして戦果を挙げた。

戦後は理事長の仕事を丸投げした事により職務に戻っている。妖艶で自信家に見えるが内面は乙女で繊細な性格。


  • エリウッド

第一部隊『ブレイブハート』の副隊長。大柄なエルフの騎士。

第五次ガラハド戦争で参戦し、リィンフェルト戦で窮地に陥るがクロノの助太刀により生還する。実はエリナの父親であり、娘婿の査定に厳しく部下でも容赦がない。

クロノの実力に惚れこみ、強引に見合いを勧める。

スパーダ崩壊後は敗戦兵として部下共々十字軍に囚われ、ネオアヴァロンの奴隷として輸送されてしまう。しかしクロノが率いる帝国軍に救出され、一員として活動する。


冒険者・他編集

  • シモン・フリードリヒ・バルディエル

アルザス村を拠点にしていたランク1の冒険者。灰色の髪と緑の瞳をもつエルフ。

ソロで活動する錬金術師の幼い容姿の美少年。魔法も武技も使えないが独学で銃の開発に成功するなど、魔法工学に天才的な頭脳を持つ。クロノに見込まれ十字軍を迎え撃つべくアルザス防衛戦で射撃の才能も発揮した。

しかし第十一使徒ミサの襲撃でスースに庇われ、冒険者四人目の生還者となる。

実はスパーダ国の貴族バルディエル家の養子。帰国後は復学し、クロノの支援を受けて『銃』の武器開発を急ぐ。

第五次ガラハド戦争ではガルダンの協力でエンシェントゴーレムの再起動に成功し、後援として第七使徒サリエルを狙撃した。

戦後は銃を扱う冒険者パーティ『ガンスリンガー』を結成。リリィとは十字軍の非人道的な道具を解析し、量産する研究も行っている。

自分の実力を初めて評価し、時に命を救ってくれたクロノに恋愛感情に似た思いを寄せる。年上の女性に好かれる


  • エリナ

冒険者ギルド学園地区支部に勤める受付嬢。栗色のシニヨンヘアに空色の瞳のエルフ美人。眩い笑顔と懇切丁寧な対応で冒険者や学生に人気がある。腹の底では常に男を値踏みするエリートイーターであり、初対面のクロノに対しての評価は40点だったが、のちに飛びぬけて100点越えに訂正した。

クロノに恋してからは呪物剣闘大会に観戦し、凱旋パレードも見物し追っかけている。

しかし彼に告白するも断られた。エリウッドの愛娘であり、相手がクロノだと知らず父親の勧めでお見合いを受ける。


  • ヴァイン・ヴェルツ・モルドレット

スパーダ最大の武器屋でモルドレット武器商会の会長。種族はリッチ。

呪いの武器コレクターとしても有名であり、毎年呪物剣闘大会を主催している。

呪いの武器を使いこなす者を好み、クロノを気に入っている。時々詐欺もする。レギンとは懇意の仲で一度は自暴自棄となった彼を支えた。


  • レギン・ストラトス

ストラトス鍛冶工房の店主。ドワーフだが温和で髭がなく丸眼鏡をかけている。

呪いの武器を携わる数少ない凄腕職人で『魔刃打ち』の異名を持つ。シモンと懇意。元はアダマントリアで有名な鍛冶職人であるが強い武器に取り付かれた末にスパーダ国に渡り着いた。

そして野望を果たすべくスパーダ王家の王剣『クリムゾンスパーダ』を呪いの武器『魔剣・ベルセルク』に完成させたがレオンハルトが扱いきれず暗殺未遂として囚われる。温情で放免となるがけじめとして髭を剃り落とし、夢を諦めた。しかし今はクロノとの出会いで夢が再熱する。


  • カレン

スパーダで酒場件喫茶店兼情報屋『フェアリーテイル』を営む妖精。

ウェイトレスの格好をしているが、店長である。身長は30cmほどで、金髪翠眼の典型的な妖精の容姿をしている。


  • ジョート

ランク3冒険者。自信家な猫獣人の剣士。

ヴァルカンの大剣『牙剣・悪食』を購入するが呪いの効果を受け殺人鬼と化す。最後はクロノに敗れ、大剣は彼の手に渡る。


  • ザック

元ランク2冒険者のチンピラ。クロノに敗れた事により下っ端に見限られる。

通称ハゲのアニキ。クロノの勧めで足を洗ってからは冒険者に復帰する。知人の伝手で盗賊団の護衛を務めたがクロノと再会した事で自ら契約破棄に応じ、ギルドに証言した。

第五次ガラハド戦争に参戦し、シモンの銃に感銘を受ける。そして生還した後は自らシモンのパーティ『ガンスリンガー』に入った。迷信を信じている。魔法が使えない。


  • ニャーコ

ランク1の冒険者。治療術士。15歳。

後援として第五次ガラハド戦争で参戦し治療に当たる。戦後はザックに懐いて『ガンスリンガー』に入る。武器は『クロウライフ』で衛生兵になった。


  • ガルダン

冒険者ランクは不明。ゴーレム。

ザックと共に盗賊団の護衛を務めたが『エレメントマスター』に敗北する。

第五次ガラハド戦争ではエンシェントゴーレムの解析に貢献した事でシモンと意気投合する。戦後は『ガンスリンガー』の一員となる。粗暴な性格。


  • ファルキウス

剣闘士団『スターライトスパーダ』の筆頭剣闘士。アイゼンハルトとは親友同士。

金髪青眼で魅了魔法が宿る絶世の美貌を持つ青年。クロノに一目惚れてからは、彼に恋愛感情に似た想いを寄せる。元奴隷出身で意外と金銭感覚は手厳しい。

第五次ガラハド戦争では参戦した。戦後はクロノの依頼を嬉々として受け入れ神滅領域アヴァロン・ダンジョン攻略に参加した。

スパーダ崩壊後は囚人となり、鉱山に奴隷として送られる。魔王クロノが率いる帝国軍の救援で解放された後は軍に身を置く。

容姿故に色々と経験しており、過去が重かったりする。

『運命転輪フィーネ』の加護を持つ。


アヴァロン国編集

王族編集

  • ネロ・ユリウス・エルロード

第一王子。黒髪赤眼。魔王の特徴を継いだ先祖返り。甘い風貌の美青年。

『白き聖剣の魔法剣士』の異名を持ち、武器は国宝『霊刀・白王桜』を扱う。

文武両道の天才肌。妹と共にスパーダ国へ留学し、幹部コースに在籍している。ランク5の冒険者としての活動しており、『ウイングロード』のリーダーも勤めている。

基本的に冷静な性格で他人にはドライだが信頼した仲間に対する想いは深い。しかし感情的になると視野が狭く、人の話を聞かないなど物事の本質を理解しない短慮さがある。更にプライドが高く、己の非を認めない。

ガラハド戦争では名を偽って参戦し、敵将を討ち取る活躍を見せるが捕虜となったリィンフェルトの脱走を手引きし、自国のセントユリア修道院に送り込んだ。少年時代にリンという少女を失ってからは神を信じられなくなった過去を持つ。そのリンと瓜二つのリィンフェルトに面影を重ね、異常な執着を向けていく。

妹とウィルハルトの信頼を得たクロノを勘繰り、やがて実力は認めるも誤解が暴走し「邪神の加護を受けた国家転覆を企む大罪人」と決めつける。そして己の力量を超え、行く手を阻むクロノへの焦りが憎悪に変わり、リンを守る為にスパーダ国と同盟を破棄し、クーデターを起こしてアヴァロン国の王になろうと目論んだ。

ところがクロノに敗北し、力を求めた末に白き神の啓示を受け第十三番目の使徒として覚醒。

十二貴族と共にクーデターを起こし、国名をネオアヴァロンと改め自らを聖王と名乗り、人族以外の種族を弾圧。各地で侵略戦争を開始したものの、遠征中に魔王クロノが率いる帝国軍に攻められて建国間もなくして陥落した。

使徒覚醒後は力に溺れて傲慢(頭がお花畑)さが加速し、家族や仲間に見限られた事に気づいていない。

常にクロノを悪者にする程一方的に憎悪しているが、当の本人からは特に思われておらず「在りし日の思い出のままに戻れると思い込んでいる」と哀れられている。

余談であるが読者達に不人気なキャラで、登場すると決まってアンチコメが多い。だが仲間に激アマで他は冷淡なのは割となろう系にありがちな主人公だったりする


第一王女。黒髪青眼。清楚な容姿と天使の如く純白の翼を持つ美少女。

優しく純真な心を持つがドジっ娘で方向音痴。更に料理の腕は壊滅的。ある事がきっかけでクロノと友人になり…。ヒロインの一人。実はハーピーと人間の混血。


  • ミリアルド・ユリウス・エルロード

アヴァロンの国王。美男美女で天才気質の子供達とは違い、凡庸な人物。

レオンハルトとは学生時代からの親友。実子だけでなく民を気遣う優しい気質の持ち主で、国王としての分別も弁えている。しかしネロからは見下されている。

ネロの覚醒で十二貴族の裏切りと共に玉座を奪われ、妻と幽閉される。セリスに助け出された後は帝国軍に身を置いて人間以外の各貴族達に助力を求め、魔王であるクロノに娘を嫁がせる事を決意。解放戦でアヴァロンを取り戻し、アヴァロン州提督に任命された。


臣下、又は関係者編集


  • ベルクローゼン

火の社を管理する幼い巫女。正体は二百年以上を生きる黒竜。黒髪赤眼。

代々、王族に武術を指南している。『魔王の加護を持つ者』と結ばれる、という使命を受けており、待ち続けている。しかしクロノを一目見て強烈な恋心を抱くようになり、運命を悲観する。ネオアヴァロン建国後は使徒達に拘束されたが偶然にも解放戦でクロノに発見され、契約を結ぶ。以降はクロノを「主様」と呼び、甘えている。


  • ヘレン・アズラエル

ネル親衛隊の隊長。貴族の令嬢で王子王女と共にスパーダに留学した。

ネルを心から敬愛しているが故にクロノと交流するのを快く思わず、心を狂わせる要因となった彼を同郷の生徒と共に襲撃するが敗北する。それでも不義を働いて陥れる事に成功した。

開戦に伴いネルと帰国するが、「使えない女」と見限られてしまい左遷された。

ネオアヴァロン建国後は白き神に鞍替えし、ネルの監視役に抜擢されるが解放戦で拘束された。


  • セリス・アン・アークライト

侯爵家長女。ネロと同等の力を持つ魔法剣士。

質実剛健で騎士らしい実直な人物。普段から男装しており、クロノには男として未だに間違えられている。

帰国したネルと共にダンジョンに潜り鍛錬した。身分違いの婚約者リュートがいる。

貴族結婚として割り切っており、内心では男らしくない彼を見限っている。逆に男らしいクロノに惹かれていき、恋愛に夢中なネルに女として嫉妬と羨望を抱く。

実は使徒カインの子孫の一人。父の謀反後、一族を切り捨ててミリアルドを連れて逃亡。クロノ達に救援を求め、帝国軍に身を置く。ちなみに男装は辞めており、クロノを驚かせた。


  • リュート・エクスヴァルス

下級貴族の少年でセリスの婚約者。小柄で大人しい性格の持ち主。

セレスに好意を抱いているものの、意識されない。


使徒編集

  • 第二使徒アベル

『白の勇者』と称される存在。使徒のまとめ役でもある。銀髪に黒と青のオッドアイを持つハンサム系な美青年。使徒であるのにもかかわらず白き神に対する崇拝心は微妙。

神託で『魔王』を探すべく分身を使いスパーダ国の神学校に潜入した。ミアの直系の子孫であるネロを怪しむが一蹴し、ミアの出現により断念する。しかし一度はクロノと対面するがお互いに正体に気づかず別れた。教皇とは友人同士。


  • 第三使徒ミカエル

『聖女』と称される美貌の女性。スパーロングヘアの金髪に紫色の瞳を持つ。

行方不明のミサを探しに出かけて危うく遭難しかける天然タイプ。


  • 第四使徒ユダ

性別、年齢、容姿、能力、一切不明の使徒。


  • 第五使徒ヨハネス

『聖堂騎士団』の団長を務める白銀の騎士。

全身を覆う鎧のため、詳しい容姿は不明。


主要人物に記載。


  • 第八使徒アイ

金髪ツインテールに青い目を持つ美少女。

町娘同然の貧弱装備を身に着け、身分を隠し冒険者として活動している。「ミツキ」という使い魔をペットとして連れ歩いている。性格は奔放。

ダイダロス侵略では興味で『エレメントマスター』に挑み、自ら敗北する。

第五次ガラハド戦争では投降し、スパーダ城の地下深くに幽閉されている。実は転生術でアイゼンハルトの体を乗っ取っており、十字軍を招き入れスパーダ国を崩壊させた。


  • 第十一使徒ミサ

淡い桃色の髪に露出過多な改造法衣を着る17歳の美少女。異常に着飾っている。

グレゴリウス司教に依頼され、アルザスの戦いでは街道を通る魔族を殺戮した。

性格は高慢なツンデレ。サリエルを憎からず思っており、再会時は喜ぶが彼女が既にクロノから純潔を奪われた事を知ると激高し襲撃する。しかし実力不足により敗退し、かつて自分が殺したヴァルカンの怨念が宿る『「暴食牙剣「極悪食」』によって自慢の美貌を半分失い、治癒不可能の呪いを受けた。特殊能力は『精神魔法』。


  • 第十二使徒マリアベル

リュクロム大司教の弟。ストレートの金髪と碧眼の美少年。

サリエルに好意を抱いている。ミサと共に天空母艦で移動中に『エレメントマスター』と遭遇しサリエルと再会するが、純潔でない事を知ると衝撃を受け激高する。しかしリリィとフィオナの術中に見事なまでに嵌まり、敗北。しかもクロノの加護を淫魔系と騙されたままサリエルを救う事を決意し去っていった。

ネロ覚醒後、ネオアヴァロンに拠点を移しベルクローゼンを掌中に収めようと監禁する。

他の使徒達の留守中にアヴァロン解放戦で開始され、クロノ達に敗北して死亡した。

特殊能力は『召喚術』。


十字軍編集

  • ジュダス司教

『白の秘蹟』第三研究所の最高責任者。通称、爺(ジジイ)。

推定60歳越え、白髪碧眼で偉そうな白髭。老齢の研究者とは思えない逞しい肉体を誇る。クロノを召喚し改造実験を施した責任者。第四研究所設立のため、ついにパンドラ大陸へとやって来た。


  • グレゴリウス司教

『予言者』を名乗る、狡賢い狐のような細目の胡散臭い男。

メルセデス枢機卿の命を受け、パンドラ大陸に派遣された増援部隊の指揮官を務める。ノールズの上司にあたる。

加護の一つであるらしい『予言』に従い、第十一使徒ミサを動かし、十字軍内部で暗躍していたりする。パンドラ大陸ではアヴァロン国を掌握するべく使徒の末裔達に接近し、各協会と協力関係を結ぶ。そしてネロに保護されていたリィンフェルトを再び引き入れる事に成功した。


  • リュクロム・ユグノーシス大司教

ロングウェーブの金髪と碧眼の美青年。アルスの腹心。

第十二使徒マリアベルの兄。十字軍副司令官としてサリエルと共にパンドラ大陸へと渡る。


  • マクスウェル司祭長

ヴァージニアにおける教会の代表者。パンドラ大陸の最初の上陸者の一人。

初老の男性で、鍛え上げられた巨躯を誇る。サリエルに心酔する。


  • ノールズ司祭長

ダイダロス西部方面の占領を任務とする軍団の指揮官。大柄な中年男性、メイスを装備している僧兵(モンク)。


  • シスター・シルビア

ノールズの副官。だが、その正体は第八使徒アイ直属の部下。アイには心も体も許している。赤い髪と抜群のプロポーションを誇る美女。敬語だが口が悪い。


  • キプロス

キプロス傭兵団の団長。その正体は『白の秘蹟』の研究者。実験部隊を率いて魔族の捕獲任務を遂行。

優男だが、だらしない着こなしをしたヤンキー風。跳ねたブラウンのロン気。自称、神サマに愛された男。黒魔法を吸収する黒喰白蛇を扱う召喚士。性格は残虐非道。

異邦人や魔族を奴隷以下として見下しており、『白の秘蹟』に所属しているのも歪んだ欲望から。実験体の中で意思を保ち続けたクロノに執着し、優勢するも喉を食い破られ敗北。その後、リリィに拷問され因果応報の最期を迎える。


  • リィンフェルト・アリア・ヘルベチア・ベルグント

『ヘルベチアの聖少女』と謳われる黒髪黒眼の美少女。

使徒と同等の能力を持つ白魔法『聖堂結界』を持つ。元は「リン」という名の孤児で魔法に目を付けた伯爵家の養女となる。フィオナとはエリシオン魔法学院の同期であり、魔力量では当時の彼女を超えていた。

第五次ガラハド戦争で出陣し、スパーダ軍を苦しめるがクロノの参戦により捕虜となる。しかしネロの手引きでアヴァロン国へ逃れセントユリア修道院で隠遁生活を送る。やがてグレゴリオスに見つかり、寄付を対価に十字教の聖人として迎えらえた。

性格は明るく単純。嘘も下手でスラム育ちで逞しく子供好き。野心はなく平凡で平和な生活を望む。

クロノを恐れているが、実は男達に異常に好かれて自主的に護衛に回るので、体質が似ていると思われる。実は喫煙家にして飲酒家。


  • セバスチャン

リィンフェルトの護衛兼執事。普段は紳士らしいが猫かぶりで毒舌家。美青年。

彼女と常に行動しており、誰よりも苦難を共にした理解者である。第五次ガラハド戦争ではクロノからリィンフェルトを奪われてしまい、暴君と化した伯爵に殺された。

実はリィンフェルトの婚約者候補の一人で、普段は口には出さないが好意を抱いていた。


シンクレア共和国編集

  • アルス枢機卿

金髪碧眼の30代男性。古代の英雄を象った彫像のような整った顔立ち。過去にサリエルと面識があり、かなりの信頼を彼女へ寄せているらしい。


  • メルセデス枢機卿

ゴルドランの戦いの後、パンドラ大陸へ大々的に増援を送った人物。

ノールズ司祭長、グレゴリウス司教の上司にあたる。


スパーダ避難の緊急クエストを遂行するべく結成された冒険者同盟編集

  • ヴァルカン

ランク4の冒険者。『ヴァルカン・パワード』のリーダーを務める戦士。

灰色の毛並みを持つ大柄な狼獣人。『孤狼・ヴォルフガンド』の加護を持つ。

頭は弱いが勇猛果敢な性格。魔法を無効化させる剣『牙剣・悪食』を使う。

アルザスの戦いで使徒ミサにより操られ仲間を皆殺しにさせられ挙句、自身も殺された。ミサへの激しい憎悪により『牙剣・悪食』は呪いの武器と化す。スパーダ国で冒険者のジョートに渡るが呪いを受けてしまい、女を惨殺する殺人事件が勃発。クロノの手に渡ると『餓狼剣「悪食」』と銘が変わり、第四の試練では『暴食牙剣「極悪食」』に進化した。死しても怨念が戦友のクロノを支えている。


  • モズルン

ランク4の冒険者。ソロで活動する闇魔術士。通称モっさん。

黒衣を纏った骸骨の風貌を持つ、典型的なスケルトン族。クロノと仲が良かったが、アルザスの戦いで骨を粉々に砕かれて死亡した。


  • スース

ランク4の冒険者。ソロで活動する盗賊。通称スーさん。

完全な人間の姿になれる擬態能力を持つスライム。見た目は特徴の無い平凡な顔つきの女性、だが、好意を抱くシモンのために爆乳となる。

『影渡・ハンゾーマ』の加護を持つ。ミサ襲撃の際には、命を賭してシモンを守りきり、核は彼の手に渡った。


  • イリーナ

ランク3の冒険者。『三猟姫』のリーダーを務める射手。金髪碧眼に線の細い美人と典型的なエルフ族の特徴を持つ。後ろに縛った長い三つ編みヘア。三姉妹の長女。

アルザスの戦いでは三姉妹共に使徒ミサに首を切断され、串刺しとなった。


ダイダロス国編集

  • 竜王ガーヴィナル

ダイダロスの王。黒竜の一族。パンドラ大陸の統一を目指す野心家。ゴルドランの戦いで、サリエルに破れ戦死。


  • ナハド村長

クゥアル村の村長。人間の老人。ミサ襲撃により死亡したとみられる。


  • ナキム自警団長

クゥアル村自警団の団長。村長の息子。メタボ気味。ミサ襲撃を奇跡的に生き延びた。

クロノを「疫病神」として忌み嫌い、会う度に非難する。


  • ビーン

アルザス村のギルドマスター。ドワーフの老人。ミサ襲撃により死亡したとみられる。


イルズ村編集

  • シオネ村長

イルズ村の村長。エルフの老婆。十字軍の襲撃により死亡。


  • グリント

イルズ村の自警団団長。青い鱗のリザードマン。クレイドルの父親。十字軍の襲撃により死亡。


  • ヴァーツ

クロノがイルズで出会った第一村人。ゴブリンの農夫。妻と数人の子供に恵まれる。十字軍の襲撃により死亡。


  • ニャレコ

イルズ村冒険者ギルドの自称看板娘。三毛猫柄の猫獣人(ワーキャット)。十字軍の襲撃により死亡。


  • ピーネ

イルズ村冒険者ギルドの職員。ハーピィの女性、ハリーの姉。ニャレコの先輩でもある。十字軍の襲撃により死亡。


  • ニーノ

冒険者パーティ「イルズ・ブレイダー」のリーダー。剣士として前衛を勤める。ニャレコに熱い思いを寄せる猫獣人の少年。十字軍の襲撃により死亡。


  • アテン

冒険者パーティ「イルズ・ブレイダー」の紅一点。ラミアの少女。氷属性の魔法を得意とする魔術士。十字軍の襲撃により死亡。


  • ハリー

冒険者パーティ「イルズ・ブレイダー」のメンバー。頭脳労働と射手を勤める。ハーピィの少年。ピーネの弟。十字軍の襲撃により死亡。


  • クレイドル

冒険者パーティ「イルズ・ブレイダー」のメンバー。リザードマン。槍を使う戦士としてニーノと共に前衛を勤める。イルズ自警団長のグリントの息子。十字軍の襲撃により死亡。

日本編集

  • 黒乃(母)

黒髪ロングでスーパーモデル体型と若作りなママさん。クロノは母親似である。


  • 黒乃(父)

母と比べて尚、驚きの若さを保つ。短身痩躯で中性的な美少年フェイス。


  • 黒乃真奈

黒乃真央の姉で大学生にもかかわらず黒髪ツインテールの無表情系美少女。父親似である。


  • 雑賀陽太

クロノのクラスメイトで友人。フツメンのそこそこオタク。サッカー部に所属。


クロノと同じ文芸部に所属する女子高生。亜麻色の髪の美少女。

文才に溢れており、社交的な性格。クロノは二人で部室にいるときに異世界転移した。

実は…。


外部リンク編集

黒の魔王


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ヤンデレ

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